今週のメインレースは、第109回京都記念である。
第109回京都記念は、2016年のG1戦線を目指す馬たちが出走してくるので、注目の一戦である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第109回京都記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

日経新春杯組からは、1着のレーヴミストラル（川田将雅）が第109回京都記念に出走する。
レーヴミストラルの日経新春杯の勝利という結果は、スローペースを最後方から差し切る着差以上に強い内容であった。
よって、第109回京都記念の競馬予想においては、極端な前残りの展開でなければ、レーヴミストラルの差し切りの可能性が高いと判断すべきである。

中山金杯組からは、1着のヤマカツエース（池添謙一）が第109回京都記念に出走する。
ヤマカツエースの中山金杯の勝利という結果は、スローペースで大逃げを打ったマイネルフロストを差しきってのものであり、充実ぶりを披露した。
よって、第109回京都記念の競馬予想においては、好位から競馬を進められるヤマカツエースが重賞3連勝を飾ってもおかしくないと判断すべきである。

有馬記念組からは、6着のトーセンレーヴ（フォーリ）、7着のアドマイヤデウス（岩田康誠）及び9着のワンアンドオンリー（内田博幸）が第109回京都記念に出走する。
トーセンレーヴの有馬記念の6着という結果は、スローペースの前残りの展開を上がりナンバーワンの脚で追い込んでおり、着順以上に強い内容であった。
よって、第109回京都記念の競馬予想においては、8歳馬ながらも衰えが見られないトーセンレーヴにも高い評価を与えるべきである。

アドマイヤデウス及びワンアンドオンリーの有馬記念の敗戦は、見所がなかったので、第109回京都記念の競馬予想において高い評価は不要である。
ただし、アドマイヤデウスは、G2で2勝の内容が悪くないので、メンバーが弱化した第109回京都記念では多少の注意を払う必要がある。

天皇賞組からは、17着のサトノクラウン（デムーロ）が第109回京都記念に出走する。
サトノクラウンの天皇賞の17着という結果は、休み明けで初の古馬相手だったとはいえども負け過ぎである。
ただし、サトノクラウンは、日本ダービーで強い内容の3着という実績がある。
よって、第109回京都記念の競馬予想においては、体調さえ戻ればサトノクラウンの巻き返しもあり得ると判断すべきである。

アメリカジョッキークラブカップ組からは、3着のショウナンバッハ（田辺裕信）、6着のスズカデヴィアス（藤岡康太）及び7着のマイネルディーン（国分恭介）が第109回京都記念に出走する。
ショウナンバッハのアメリカジョッキークラブカップの3着という結果は、コーナーワークでロスのない競馬をさせた戸崎圭太騎手の好騎乗に恵まれたものでもある。
よって、第109回京都記念の競馬予想においては、ショウナンバッハが好走するためには差しが届く展開などに恵まれる必要がある。

スズカデヴィアス及びマイネルディーンは、アメリカジョッキークラブカップの見所のない内容を見る限り、第109回京都記念の競馬予想において高い評価は不要である。
ただし、スズカデヴィアスは単騎逃げ濃厚なので、第109回京都記念がイン有利の馬場で行われる場合にのみ、スズカデヴィアスの逃げ粘りには注意を払うべきである。

エリザベス女王杯組からは、3着のタッチングスピーチが第109回京都記念に出走する。
タッチングスピーチのエリザベス女王杯の3着という結果は、4コーナーで包まれて仕掛けが遅れてしまった不利を受けてのものであり、負けて強しの内容であった。
よって、第109回京都記念の競馬予想においては、差しが届く展開になるようであれば、タッチングスピーチが牡馬相手でも好走可能と判断すべきである。

チャレンジカップ組からは、2着のヒストリカル（田中勝春）が第109回京都記念に出走する。
ヒストリカルのチャレンジカップの2着という結果は、 コース取りの差でフルーキーには敗れてしまったが、堅実にいい脚を使うところを示した。
よって、第109回京都記念の競馬予想においては、タッチングスピーチと同様に差しが届く展開になるようであれば、ヒストリカルにも注意を払うべきである。

以上のように、競馬理論の競馬予想では、第109回京都記念に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第109回京都記念の最終的な予想を決断する。

競馬理論のファンの方は、第109回京都記念の予想をお楽しみに。