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最初のコーナーまで約950mある上に、最後の直線も日本最長649mということで、スローペースの瞬発力勝負となることが多い。基本的に枠順の有利不利はないが、新潟記念は、新潟の最終週に行われるので外差しが有利になることが多いのは頭に入れておきたい。
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今週のメインレースは、サマー2000シリーズ最終戦の第45回新潟記念である。第45回新潟記念の競馬予想は、長い直線の新潟外回りが舞台ということもあり、末脚自慢のメンバーが揃った。そこで、第45回新潟記念をステップレースごとに分析する。
小倉競馬場で行われた小倉記念組では、1着のダンスアジョイ(角田)、2着のホッコーパドゥシャ、5着のエリモハリアー(佐藤哲)、6着のマイネレーツェル(松岡)、9着のダイシンプラン(福永祐一)及び13着のダイシングロウが第45回新潟記念に出走を予定している。ダンスアジョイは、小倉記念を16番人気で制覇し、競馬理論に万馬券の的中をもたらしてくれた馬なので、第45回新潟記念でも高い評価を与えたい心情もある。しかしながら、ダンスアジョイの小倉記念の勝利は、内目を上手くさばいた角田騎手の好騎乗及びハイペースの展開に恵まれたものであり、人気になるのであれば過大評価は禁物である。 よって、第45回新潟記念、新潟向きの切れ味には高い評価を与えつつも、小倉記念の勝利でハンデが重くなり、且つ、人気となるダンスアジョイに押さえ程度の評価を与えれば十分と競馬理論では判断している。
一方、ホッコーパドゥシャの小倉記念の2着は、クラウンプリンセスに前を塞がれる不利を克服してのものであり、レース内容的にはダンスアジョイと互角以上である。 よって、第45回新潟記念、自在な脚質で競馬が上手なホッコーパドゥシャにそれなりの高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。
一方、エリモハリアーの小倉記念の5着は、57キロのハンデで且つ大外を回らされてのものであり、レース内容的には勝ったダンスアジョイをも上回る。よって、第45回新潟記念、9歳馬ということで人気にならないエリモハリアーにもダンスアジョイと同じ程度の注意は払うべきである。ただし、小倉記念で最も内容のよかったホッコーパドゥシャが七夕賞で3着、小倉記念で5着のエリモハリアーが七夕賞で13着ということを考えると、小倉記念組よりも七夕賞組のほうが上と見ることができる点を忘れてはならない。
なお、マイネレーツェル、ダイシンプラン及びのダイシングロウは、弱いメンバー構成であった小倉記念でも目立った内容を残せていないので、第45回新潟記念の競馬予想で通用する可能性は低い。この中で唯一注目するとしたら、前々走の博多ステークスが強かったダイシンプランの巻き返しだけである。
一方、福島競馬場で行われた七夕賞組からは、2着のアルコセニョーラ(武士沢)、3着のホッコーパドゥシャ、4着のトウショウシロッコ、5着のデストラメンテ(蛯名)、8着のイケトップガン(柴田善)及び12着のレオマイスターが第45回新潟記念に出走する。アルコセニョーラは、七夕賞において、いつものように後方で待機し、直線では馬群の真ん中を割る差し脚を披露して、2着に浮上した。アルコセニョーラの第七夕賞の2着は、直線でミヤビランベリに寄られる不利を克服してのものであり、レース内容的には勝ったミヤビランベリと互角である。 よって、去年の新潟記念の覇者である得意の舞台で行われる第45回新潟記念においても、アルコセニョーラには本命級のかなり高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。ただし、七夕賞の覇者のミヤビランベリが、次走の札幌記念で14着と惨敗しているので、七夕賞のレベルも低かった可能性があることには注意が必要である。
一方、トウショウシロッコは、七夕賞において、休み明けと馬場の悪いインに入ってしまったことが影響して、4着に敗れてしまった。しかしながら、トウショウシロッコにとっては、叩き2走目で去年3着の新潟記念が目標なのは明らかなので、要注目と競馬理論では判断している。
一方、デストラメンテ、イケトップガン(柴田善)及びレオマイスターは、七夕賞のレース内容及びこれまでの実績から、第45回新潟記念で好走する可能性は低い。
一方、別路線組では、エアシェイディ(後藤)、サンライズベガ(池添)、スノークラッシャー、スマートギア、マルカシェンク(柴山)及びメイショウレガーロ(武豊)が注目される。エアシェイディは、有馬記念でダイワスカーレットの3着に好走した実績が示すように、一線級相手でも差のない競馬をしている。 よって、低調なメンバー構成の第45回新潟記念、休み明けで58キロのトップハンデといえども、エアシェイディに高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。
一方、サンライズベガは、準オープン特別の日本海ステークスを快勝して、第45回新潟記念に臨む。しかしながら、サンライズベガの日本海ステークスの勝利は、1馬身以上の差をつけており、見た目的には快勝だが、スローペースの先行馬有利な展開に恵まれたものでもある。 また、サンライズベガは、前々走の阿武隈ステークスにおいて、七夕賞で12着のレオマイスターに敗れている。 これらのことから、第45回新潟記念の競馬予想は、実力以上に人気となる人気先行タイプのサンライズベガに高い評価を与えるべきではないと競馬理論では判断している。
一方、スノークラッシャー及びスマートギアは、準オープンクラスに所属する身だが、一線級不在の重賞であれば当然通用する。よって、第45回新潟記念、出走さえ叶えば、格上げ挑戦のスノークラッシャー及びスマートギアが好走してもおかしくないと競馬理論では判断している。
一方、マルカシェンクは、休み明けで出遅れた関谷記念でこそ16着に敗れてしまったが、去年の関谷記念を上がり31秒台の脚で差し切ったように、切れ味勝負の新潟は得意な舞台である。 よって、第45回新潟記念、叩き2走目となるマルカシェンクが一変してもおかしくないと競馬理論では判断している。
一方、メイショウレガーロは、函館記念で3着に粘り込んでいるように、マイペースで逃げる競馬ができれば非常にシブトイ。よって、新潟の外回りで先行馬が少ない第45回新潟記念の競馬予想は、メイショウレガーロの残り目には要注意と競馬理論では判断している。
以上のように、競馬理論は、第45回新潟記念に出走する有力各馬の能力を分析した。この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第45回新潟記念の最終的な予想を決断する。特に、第45回新潟記念はハンデ戦ということもあって大混戦が予想され、能力以外の要素が結果に大きな影響を与えそうであり、プロの腕の見せ所でもある。競馬理論のファンの方は、第45回新潟記念の予想をお楽しみに。
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開催日:2024/09/01
着順 | 馬番 | 馬名 | MI | 性別 | 馬齢 | 斤量 | タイム | 基 | KP | BP | AP | TP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | シンリョクカ | 76 | 牝 | 4 | 54 | 01:58.0 | -4 | 81 | 0
|
-1
|
0
|
2 | 7 | セレシオン | 78 | 牡 | 5 | 56 | 01:58.0 | -4 | 81 | 0
|
1
|
0
|
3 | 9 | キングズパレス | 78 | 牡 | 5 | 57 | 01:58.1 | -2 | 80 | 0
|
0
|
0
|
4 | 1 | ゴールドプリンセス | 72 | 牝 | 4 | 53 | 01:58.2 | -6 | 79 | 0
|
-1
|
0
|
5 | 12 | レッドラディエンス | 79 | 牡 | 5 | 59 | 01:58.3 | 1 | 78 | 0
|
0
|
0
|
6 | 5 | ファユエン | 73 | 牝 | 6 | 53 | 01:58.3 | -6 | 78 | 0
|
1
|
0
|
7 | 11 | エーデルブルーメ | 73 | 牝 | 5 | 54 | 01:58.4 | -4 | 77 | 0
|
0
|
0
|
8 | 10 | バラジ | 72 | セン | 5 | 56 | 01:58.5 | -4 | 76 | 0
|
0
|
0
|
9 | 3 | ジューンアヲニヨシ | 66 | 牡 | 4 | 55 | 01:58.9 | -6 | 72 | 0
|
0
|
0
|
10 | 8 | アリスヴェリテ | 61 | 牝 | 4 | 53 | 01:59.4 | -6 | 67 | 0
|
0
|
0
|
11 | 6 | アスクワイルドモア | 56 | 牡 | 5 | 56 | 02:00.0 | -4 | 61 | 0
|
-1
|
0
|
- | 2 | ライトバック | 0 | 牝 | 3 | 52 | 00:00.0 | -2 | 0 | 0
|
0
|
0
|
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3/1(土)オーシャンS3/2(日)中山記念・チューリップ賞※更新をお待ちください
過去5年のトラックバイアス
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9/1(日)新潟
台風の影響ほぼなし
9/3(日)新潟
最終週だが内も荒れていない
9/4(日)新潟
9/5(日)新潟
9/6(日)新潟
9/1(日)新潟
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25/2/22 19:04 更新