8→9,4,5,13,7,11
8は堅実に追い込むので東京コースならば。4,9はダート適性次第。5,7,13は距離短縮でメンバーレベル弱化。11は差しが届く展開になれば8と一緒に追い込む。


向こう正面のポケットからのスタートで2コーナーまでの距離が短いので内枠が若干有利。直線が長い東京コースが意識されるため、スローペースになることが多い上に、2週目の馬場でインが有利になりやすいトラックバイアスを考慮すると、内枠・先行馬の残り目には注意を払いたい。

馬番 | 馬名 | MI | 予想オッズ |
1 | アドマイヤマツリ | 78 | 3.8 (1人気) |
2 | アンゴラブラック | 75 | 12.2 (6人気) |
3 | キャットファイト | 62 | 96.4 (14人気) |
4 | フィールシンパシー | 74 | 111.6 (15人気) |
5 | リラボニート | 73 | 26.5 (8人気) |
6 | セフィロ | 72 | 54.0 (11人気) |
7 | カナテープ | 79 | 5.1 (4人気) |
8 | ボンドガール | 81 | 4.6 (2人気) |
9 | ピースオブザライフ | 58 | 253.1 (16人気) |
10 | ライラック | 77 | 41.0 (10人気) |
11 | セキトバイースト | 80 | 5.0 (3人気) |
12 | ドゥアイズ | 79 | 60.9 (12人気) |
13 | サフィラ | 73 | 21.0 (7人気) |
14 | ホウオウラスカーズ | 71 | 37.3 (9人気) |
15 | ラヴァンダ | 78 | 11.9 (5人気) |
16 | アンリーロード | 73 | 75.0 (13人気) |

今週は、フルゲート18頭に対して17頭の出走登録があったアイルランドトロフィー(2025年)の予想について解説する。アイルランドトロフィーは、府中牝馬ステークスからの名称変更であり、一線級の牝馬が出走していることもあり、秋の牝馬G1戦線を占う意味でも注目を集める。アイルランドトロフィーでは、アドマイヤマツリが1番人気となりそうだが、ヴィクトリアマイルの敗戦に見所がなく、波乱もあり得る。そこで、競馬理論の競馬予想では、アイルランドトロフィーの出走予定馬の能力を直近のレースごとに分析する。
関屋記念組
カナテープ(77)
関屋記念の勝利は、後方馬群の中で脚をため直線では大外から差し切る強い内容であった。なお、カナテープは、府中牝馬ステークスでも2着に好走しており、今年に入って力をつけている。よって、アイルランドトロフィーにおいては、カナテープにそれなりの高い評価を与えて当然である。
ボンドガール(81)
関屋記念の2着は、馬群を縫うように脚を使ったが、カナテープには伸び負けた。ただし、斤量差が2キロもあったことを考慮すると、負けて強しの内容でもあった。なお、ボンドガールは、勝ちきれないが、6度も重賞2着があり、その中には秋華賞2着も含み、重賞をいつ勝っても不思議のない能力を秘める。よって、アイルランドトロフィーにおいては、ボンドガールがカナテープを逆転する可能性は高いと判断すべきである。
府中牝馬ステークス組
セキトバイースト(80)
府中牝馬ステークスの勝利は、55.5キロのハンデで早め先頭から押し切る強い内容であった。なお、セキトバイーストは、以前はマイペースで逃げないと重賞では通用しないレースを繰り返していたが、ハイペースを好位の外目追走で押し切った都大路ステークスからレース内容が一変している。よって、アイルランドトロフィーにおいては、包まれずに気分よく走れるようであれば、セキトバイーストにもかなり高い評価を与えるべきである。
仲秋ステークス組
ラヴァンダ(74)
仲秋ステークスの勝利は、ゴール前で2着馬がヨレてきたにもかかわらずきっちりと差し切っており着差以上に強い内容であった。また、ラヴァンダは、阪神牝馬ステークス及び府中牝馬ステークスにおいても、前残りの展開の中で追い込んでおり、上位馬と能力差はない。よって、アイルランドトロフィーにおいては、差しが届く展開になるようであれば、ラヴァンダにも高い評価を与えるべきである。
ヴィクトリアマイル組
アドマイヤマツリ(75)
ヴィクトリアマイルの7着は、逃げ馬から離れた2番手追走から伸びを欠いており、力負けであった。なお、アドマイヤマツリは、イン有利のトラックバイアスで好位のインを追走する展開に恵まれたにせよ、府中牝馬ステークスを2馬身差で圧勝している。よって、アイルランドトロフィーにおいては、先行力を生かしてロスのない競馬ができるようであれば、アドマイヤマツリの巻き返しにも注意を払うべきだが、人気ほどの信頼感はない。
サフィラ(72)
ヴィクトリアマイルの13着は、好位追走から伸びを欠いており、力負けであった。なお、サフィラは、阪神牝馬ステークスを制しているが、スローペースを楽に先行する展開に恵まれた。よって、アイルランドトロフィーにおいては、サフィラに高い評価は不要である。
バーデンバーデンカップ組
アンゴラブラック
バーデンバーデンカップの勝利は、開幕週のイン有利のトラックバイアスで好位のインから抜け出したものであり、レース内容の価値は高くない。なお、アンゴラブラックは、3連勝中だが、いずれも弱いメンバー構成に恵まれた。よって、アイルランドトロフィーにおいては、上り馬の未知の魅力を考慮しても、アンゴラブラックに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
クイーンステークス組
ライラック(75)
クイーンステークスの4着は、上位3頭とは差があったが、外を回らされた割にはいい脚を使った。なお、ライラックは、エリザベス女王杯2着など、展開がハマれば好走できる能力を秘める。よって、アイルランドトロフィーにおいては、差しが届く展開になるようであれば、ライラックにも注意を払うべきである。
フィールシンパシー(60)
クイーンステークスの14着は、先行馬に苦しい展開ではあったが負け過ぎでもある。なお、フィールシンパシーは、府中牝馬ステークス3着の実績があるが、イン有利のトラックバイアスにおいて内で脚をためる展開に恵まれた。よって、アイルランドトロフィーにおいては、フィールシンパシーに高い評価は不要である。
京成杯オータムハンデ組
ホウオウラスカーズ(71)
京成杯オータムハンデの勝利は、軽ハンデ且つ開幕週の馬場を内で脚をためる展開に恵まれたものである。なお、ホウオウラスカーズは、それ以前はオープン特別でも惨敗してしまっている。よって、アイルランドトロフィーにおいては、ホウオウラスカーズに高い評価は不要である。
日高ステークス組
リラボニート
日高ステークスの勝利は、好位追走から抜け出したが、かなり弱いメンバー構成に恵まれた。なお、リラボニートは、2勝クラスを勝ちあがるまでかなり時間を要しており、重賞では荷が重い。よって、アイルランドトロフィーにおいては、リラボニートに高い評価は不要である。
まとめ
アドマイヤマツリが1番人気に推されそうだが、ヴィクトリアマイルの内容を見ると、絶対視は危険。差し競馬になればカナテープやボンドガールの差し切りになりそうだが、2週目の馬場で脚を余す可能性も。このような場合には波乱の可能性も。以上、毎日王冠に出走登録している有力各馬の能力を分析した。この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、アイルランドトロフィー(2025年)の最終的な予想を決断する。

着順 | 馬番 | 馬名 | MI | 性別 | 馬齢 | 斤量 | タイム | 基 | KP | BP | AP | TP |
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25/10/12 07:31 更新
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25/10/12 07:31 更新