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【阪神大賞典】
作成日: 2022/03/15 更新日: 2022/03/18

記事と併せて動画もご覧ください

  • 阪神大賞典の解説動画は枠順発表後に公開します。今しばらくお待ちください。
阪神コース3000mの特徴

阪神大賞典 1953年に4歳(現3歳)以上のハンデキャップの重賞競走、「阪神大賞典」として創設、第1回は現在とは違い12月に阪神競馬場の芝2000mで施行された。

1955年には負担重量を別定に変更、翌1957年からは11月初頭に施行時期を移し、施行距離を芝2200mに変更した。

1961年からは施行時期を12月下旬に変更、1956年から始まった中山グランプリ(有馬記念)と並ぶ中央競馬の冬の風物詩に定着する事になる。1965年からは施行距離を芝3100mに変更、1974年から現在の芝3000mに変更、1978年から混合競走に指定、外国産馬の出走が可能となり、1980年は京都競馬場の改修工事による振替開催より京都競馬場の芝外回り3000mで施行した。

1984年からはグレード制施行によりGIIに格付けされるとともに、開催週が早まり有馬記念の前哨戦と位置付けされたが、1987年からは施行時期を現在の3月下旬に、また出走資格を5歳(現4歳)以上に変更、天皇賞(春)の前哨戦として定着して行く事になる。

1991年は阪神競馬場の改修工事により中京競馬場の芝3000mで施行、1994年は京都競馬場の改修工事による振替開催により再び中京競馬場の芝2800mで施行、翌年には指定競走に指定、地方所属の競走馬も出走が可能になったが、阪神競馬場の阪神・淡路大震災の影響による復旧工事により京都競馬場の芝3000mで施行、2002年からは混合競走から国際競走に指定されると同時に国際グレードでGIIに格付け、外国調教馬も出走が可能になった。

天皇賞(春)の前哨戦として施行されているが、日経賞(芝2500m)、大阪杯(芝2000m)の2重賞(GII)競走と比べ、本競走は芝3000mの長距離で行われている。したがって、芝3200mの長距離で施行される天皇賞(春)の距離に一番近く、前哨戦の中でも最も重要視されている。

また第32回東京優駿(日本ダービー)優勝馬キーストンが最後の直線で左前第一指関節完全脱臼を発症し落馬、振り落とされた鞍上の山本正司に3本脚で寄り添ったり、不調だった1994年の年度代表馬ナリタブライアン(当時・牡5)と1995年の年度代表馬マヤノトップガン(当時・牡4)が名勝負を繰り広げたのも本競走である。ちなみに後者は関西テレビの競馬番組ドリーム競馬のオープニング映像に一時期用いられるほど、印象深いレースだった(1996年秋開催から使用)。この番組のオープニング映像にGII競走の映像が用いられたのは後にも先にも、これだけである。

馬券的には、1番人気馬は2000年から2004年まで5連勝、1994年から2007年まで14年連続1番人気馬が全て連に絡み、さらに1990年から2008年までは19年連続複勝圏を外さなかった。近年では非常に堅いレースとして知られている。

3000mの距離、さらにはGIを目指す一線級の馬がステップレースとしてこのレースに出走してくることも多いため、過去の優勝馬は全て牡馬である(セン馬の優勝も無い)。

なお地方馬に限られるが、上位2着までに限り天皇賞(春)の出走権(優先出走権ではない)が与えられるトライアル競走である。

現在の優勝レイの配色は、赤色地に黄色文字となっている。

出走資格は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬、地方所属の競走馬(2頭まで)と外国調教馬(8頭まで)。

負担重量は4歳は55kg、5歳以上は56kg、牝馬は2kg減を基本とし、

施行日当日から1年前の開催週以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増
施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
施行日当日から1年前の開催週より過去のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増

以上の条件で斤量が課せられる。ただし2歳時の成績を除く。

2022年「阪神大賞典」出馬表

24/11/24 (日) 阪神大賞典(GⅡ)/阪神/別定/3000m(右・芝)

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2024年「阪神大賞典」の前哨戦分析

今週は、フルゲート18頭に対して15頭の出走登録馬にとどまったジャパンカップ(2024年)の競馬予想について解説する。今年は、天皇賞秋を制したドウデュースと、2冠牝馬チェルヴィニアの対決が注目を集めるが、外国馬を含め他にも豪華メンバーが揃い、馬券的にも楽しみな一戦となった。そこで、競馬理論の競馬予想では、ジャパンカップの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

天皇賞秋組

ドウデュース

天皇賞秋の勝利は、8番人気のホウオウビスケッツが3着に逃げ残るスローペースの前残りの競馬を上がり32秒5の脚で差し切っており、着差以上に強い内容であった。また、ドウデュースは、道悪で能力を出し切れなかった宝塚記念でこそ惨敗してしまったが、去年の有馬記念でもスターズオンアース及びタイトルホルダーの先行2頭が2~3着に残る流れを差し切る強い内容で勝利を収めた。よって、ジャパンカップの予想においては、現役最強馬といっても言い過ぎでないドウデュースに本命級の高い評価を与えるべきである。

ジャスティンパレス

天皇賞の4着は、直線で前が壁になって仕掛けが遅れてのものであり、スムーズならば2着争いに加われたはずである。なお、ジャスティンパレスは、天皇賞(春)馬であるが、天皇賞(春)は、超一線級が揃わないメンバー構成に恵まれた感は否めない。また、ジャスティンパレスは、去年の有馬記念で前残りの展開の中4着まで追い込んだことは立派だが、ドウデュースには見劣る内容であった。よって、ジャパンカップの予想においては、差しが届く展開になるようであれば、ジャスティンパレスにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

ソールオリエンス

天皇賞秋の7着は、大きくは負けていないが、中団追走からジリジリとしか伸びておらず、上位とは力の差を感じた。なお、ソールオリエンスは、皐月賞を圧勝しているが、前潰れの展開に恵まれたものであり、着差ほど圧倒的だったわけでもない。さらに、今年の4歳世代はレベルも低い。よって、ジャパンカップの予想においては、ソールオリエンスに高い評価は不要である。

ダノンベルーガ

天皇賞秋の14着は、好位追走から伸びを欠いており、負け過ぎである。なお、ダノンベルーガは、イクイノックス及びドウデュース世代の日本ダービーの1番人気馬だが、国内のG1では馬券圏内にすら入れておらず、一線級相手では力不足である。よって、ジャパンカップの予想においては、ダノンベルーガにも高い評価は不要である。

秋華賞組

チェルヴィニア

秋華賞の勝利は、直線で狭いところをこじ開けて突き抜ける着差以上に強い内容であった。また、チェルヴィニアは、オークスでも大外からまとめて差し切っており、3歳牝馬の中ではナンバーワンと言っていい。チェルヴィニアにとっても課題は、古馬や牡馬相手でも通用するかどうかだが、これは3歳牝馬のレベル次第ではあるものの、3歳牝馬世代は、レベルが高いかどうかはまだわからないが、低いということはない。よって、ジャパンカップの予想においては、急激なメンバー強化であっても、チェルヴィニアにもかなり高い評価を与えるべきである。

ドバイシーマクラシック組

スターズオンアース

ドバイシーマクラシックの敗戦は、初の海外遠征であり度外視可能である。なお、スターズオンアースは、有馬記念でドウデュースにこそ差されてしまったものの、大外枠のスタートで2番手に出していきながらも、2着に残っている。また、スターズオンアースは、去年のジャパンカップにおいても3着に好走しており、ドウデュースに先着している。さらに、スターズオンアースは、不利があった秋華賞で敗れただけで、実力的には3冠馬とみることもできる。よって、ジャパンカップの予想においては、久しぶりの競馬であっても、スターズオンアースにかなり高い評価を与えるべきである。

凱旋門賞組

シンエンペラー

凱旋門賞の14着は、凱旋門賞馬の弟という血統的な背景から注目を集めたが、力負けであった。なお、シンエンペラーは、日本ダービーで前残りの展開の中3着まで追い込んだことは立派だが、ホープフルステークスや皐月賞を見ても、3歳世代でトップクラスであるものの、超トップというわけでもない。よって、ジャパンカップの予想においては、3歳世代のレベルがすごく高い場合にのみ、シンエンペラーも好走可能と判断すべきである。

宝塚記念組

シュトルーヴェ

宝塚記念の11着は、負け過ぎだが、道悪での最内枠で同情の余地がある。なお、シュトルーヴェは、日経賞及び目黒記念で着差以上の強さで制しており、G2レベルでは力が抜けていた。よって、ジャパンカップの予想においては、シュトルーヴェの巻き返しにも多少注意を払うべきである。

京都大賞典

ブローザホーン

京都大賞典の11着は、全く見せ場すらなく負け過ぎで、アクシデントがあったと思わせる内容であった。なお、ブローザホーンは、宝塚記念を制しているが、ドウデュースを除くと弱いメンバー構成と道悪適性に恵まれた。よって、ジャパンカップの予想においては、京都大賞典があまりに負け過ぎなので、ブローザホーンの巻き返しは厳しいとみるべきである。

英インターナショナルステークス

ドゥレッツァ

英インターナショナルステークスの敗戦は、上位から離されており残念な内容だが、海外遠征なので度外視可能である。なお、ドゥレッツァは、菊花賞を圧勝した実績があるが、楽に先行する展開とレベルの低い4歳世代限定のメンバー構成に恵まれた感が強い。これは、ドゥレッツァが金鯱賞でプログノーシスに離されてしまったことからもわかる。よって、ジャパンカップにおいては、楽に先行する展開に恵まれそうな場合に、ドゥレッツァに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

外国馬

オーギュストロダン

実績的には近年のジャパンカップに出走した馬の中で最強クラスで、日本の今のレベルの高さを考慮しても、通用しそうである。また、ディープインパクト産駒なので、日本の馬場にも適性が高そうでもある。よって、ジャパンカップにおいては、オーギュストロダンにも高い評価を与えるべきだが、血統背景で過剰に人気になるようであれば評価を下げるのも一つの手である。

ゴリアット

キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス馬であり、世界ランキング3位で、オーギュストロダンを上回る。ただし、日本の馬場が未知数ということもあり、実績ほど人気にはならなそうである。よって、ジャパンカップにおけるゴリアットの評価はかなり難しいが、人気にならないのであれば、思い切って狙ってみるのも一つの手である。

まとめ

以上、ジャパンカップに出走登録している有力各馬の能力を分析した。人気の2頭ドウデュースとチェルヴィニアは確かに強い。ただし、差し・追い込み脚質の馬がほとんどで何が逃げるかすらわからないメンバー構成を考えると、穴を狙うのであれば先行馬の残り目か。この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、ジャパンカップ(2024年)の最終的な予想を決断する。

昨年の「阪神大賞典」レース結果

開催日:2023/03/19

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着順 馬番 馬名 MI 性別 馬齢 斤量 タイム KP BP AP TP
1 3 ジャスティンパレス 81 4 57 03:06.1 83 -2
0
0
0
2 1 ボルドグフーシュ 76 4 56 03:06.4 80 -4
0
0
0
3 7 ブレークアップ 80 5 58 03:06.4 80 0
0
0
0
4 11 アフリカンゴールド 76 セン 8 57 03:06.5 79 -2
0
0
-1
5 13 ディープボンド 77 6 58 03:06.6 78 0
0
0
-1
6 4 サンレイポケット 75 8 57 03:06.7 77 -2
0
0
0
7 8 アイアンバローズ 68 6 57 03:07.4 70 -2
0
0
0
8 2 ユーキャンスマイル 67 8 57 03:07.6 68 -2
0
0
1
9 9 ゼーゲン 65 8 57 03:07.7 67 -2
0
0
0
10 14 アケルナルスター 63 4 56 03:07.8 66 -4
0
0
1
11 10 メロディーレーン 56 7 55 03:08.7 57 -2
0
0
1
12 12 シロニイ 55 9 57 03:08.7 57 -2
0
0
0
13 6 ノーチカルチャート 55 7 57 03:08.8 56 -2
0
0
1
14 5 メイショウテンゲン 48 7 57 03:09.5 49 -2
0
0
1

展開図

今週のトラックバイアス

11/23(土)京都2歳S11/24(日)ジャパンC・京阪杯※更新をお待ちください

京都
フラット
ダート
フラット
先週と同じ想定
24/11/22 09:05更新
東京
無料会員以上
※※※※※
ダート
※※※※※
※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※
イン有利→ややイン有利→外回イン有利※→フラット→外有利 ※外を回り過ぎてインが有利の状態

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阪神大賞典
過去5年のトラックバイアス
2024
3/17(日)阪神
ややイン有利
後半雨が降るも内有利が続く
2023
3/19(日)阪神
フラット
2022
3/20(日)阪神
フラット
2021
3/21(日)阪神
フラット
2020
3/22(日)阪神
ややイン有利
2019
3/17(日)阪神
フラット

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