今週は、フルゲート１８頭に対して２２頭もの出走登録馬があったアイビスサマーダッシュ（２０２０年）の予想について解説する。

 

アイビスサマーダッシュは、サマースプリントシリーズの第２戦であり、直線競馬唯一の重賞ということもあり、注目を集める

 

アイビスサマーダッシュでは、去年の覇者ライオンボス（鮫島）が断然人気となりそうだが、去年よりもメンバーが揃っており、混戦模様である。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、アイビスサマーダッシュサマーダッシュの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

韋駄天ステークス組

１着のライオンボス（鮫島駿）・２着のジョーカナチャン（菱田裕二）・３着のダイメイプリンセス（秋山真一郎）・５着のナランフレグ（丸田恭介）・６着のクールティアラ（石橋脩）・９着のカッパツハッチ（丸山元気）の合計６頭が出走登録している。

 

ライオンボス

韋駄天ステークスの勝利という結果は、５７．５キロのトップハンデでも押し切っており、着差以上の強さを見せつけた。

 

また、ライオンボスは、去年のアイビスサマーダッシュを含め、直線競馬では５戦４勝２着１回とほぼ完璧なレースを繰り返している。

 

よって、アイビスサマーダッシュの予想では、別定で斤量が有利になることを考慮すると、ライオンボスに本命級の高い評価を与えて当然である。

 

ジョーカナチャン

韋駄天ステークスの２着という結果は、ゴール寸前まで先頭で粘っており、直線競馬の適正を改めて示した。

 

よって、アイビスサマーダッシュの予想では、斤量を考慮すると、ライオンボスを逆転する可能性は低いが、ジョーカナチャンにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

ダイメイプリンセス

韋駄天ステークスの３着という結果は、直線で前が塞がってのものであり、スムーズならばもう少し際どかったはずである。

 

また、ダイメイプリンセスは、一昨年のアイビスサマーダッシュの覇者であり、直線競馬は得意な舞台である。

 

よって、アイビスサマーダッシュの予想では、牝馬で５６キロの斤量であっても、ダイメイプリンセスにかなり高い評価を与えるべきである。

 

ナランフレグ

アイビスサマーダッシュの５着という結果は、前がなかなか開かずに追い出しが遅れた割には、最後方追走からよく追い込んだ。

 

よって、アイビスサマーダッシュの予想では、スムーズな競馬さえできれば、ナランフレグが一変してもおかしくないと判断すべきである。

 

ただし、ナランフレグは追い込み一手なので、前が詰まる不利は常にあることも確かである。

 

クールティアラ・カッパツハッチ

アイビスサマーダッシュの敗戦は見所がなかった。

 

よって、アイビスサマーダッシュの予想では、高い評価は不要である。

 

ただし、カッパツハッチは、去年のアイビスサマーダッシュの２着馬なので、巻き返しには多少の注意が必要である。

 

CBC賞組

１着のラブカンプー（藤田菜七子）が出走を予定している。

 

ラブカンプー

CBC賞の勝利という結果は、復調気配を見せたが、５１キロの軽ハンデと追い込みが届きにくくなった馬場状態に恵まれたものでもある。

 

よって、アイビスサマーダッシュの予想では、ラブカンプーに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

テレビユー福島賞組

１着のアユツリオヤジ（柴田大知）が出走を予定している。

 

アユツリオヤジ

テレビユー福島賞の勝利という結果は、楽に先行する展開に恵まれたとは言えども、２着に５馬身もの差をつけており、芝適性の高さを示した。

 

よって、アイビスサマーダッシュの予想では、未知の魅力があるアユツリオヤジにも注意を払って当然である。

 

春雷ステークス組

１３着のレジーナフォルテ（三浦皇成）が出走登録している。

 

レジーナフォルテ

春雷ステークスの１３着という結果は、直線で不利を受けており度外視可能である。

 

なお、レジーナフォルテは、斤量差があったとは言えども、直線競馬で唯一ライオンボスに土をつけた。

 

よって、アイビスサマーダッシュの予想では、レジーナフォルテにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

以上、アイビスサマーダッシュに出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、アイビスサマーダッシュサマーダッシュ（２０２０年）の最終的な予想を決断する。