1→16,5,8,6,7,10
1は前走の勝ちっぷりならば格上げでも。8,10は能力的に底を見せていない。16は近2走だけ走れば。6はダート適性次第で好走可能。7は楽に先行できれば粘り込む。5は前走が強かったので

枠順の有利不利はそこまで大きくないが若干内枠有利。ペースが落ち着きやすい上に開幕週ので、逃げ先行馬の残り目と内枠にはいつも以上に注意が必要。

今週は、フルゲート18頭に対して10頭の出走登録馬があった金鯱賞(2025年)の予想について解説する。金鯱賞は、大阪杯を目指す馬が出走する注目の一戦であり、プログノーシス及びデシエルトが出走することもあり、例年以上に注目を集める。そこで、競馬理論の競馬予想では、金鯱賞の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
有馬記念組
プログノーシス
有馬記念の11着は、スローペースの前残りの展開で脚を余しただけで、度外視可能である。なお、プログノーシスは、去年の金鯱賞を圧勝している上に、香港のG1でも相手が悪すぎただけで2戦とも2着に好走している。よって、金鯱賞においては、極端な前残りやイン有利のトラックバイアスで脚を余さない限りは、プログノーシスが好走する可能性は高いと判断すべきである。
中日新聞杯
デシエルト
中日新聞杯の勝利は、若干イン有利のトラックバイアスで逃げる展開に恵まれたとは言えども、2着に2馬身差をつけたことは立派である。なお、中日新聞杯2着のロードデルレイが日経新春杯勝ち、3着のマテンロウレオが中山記念2着と、中日新聞杯組は、ローカルのG3にしてはかなりレベルが高かった。よって、金鯱賞においても、開幕週で単騎逃げが見込まれるデシエルトにかなり高い評価を与えて当然である。
日経新春杯組
キングズパレス
中日新聞杯の6着は、直線でそれなりの脚は使ったが、位置取りがさすがに後ろ過ぎた。なお、キングズパレスは、中日新聞杯でも同じような競馬で5着止まりであった。ただし、キングズパレスは、新潟大賞典、七夕賞及び新潟記念ではいい脚を使って馬券圏内に追い込んだ実績がある。よって、金鯱賞においては、外の差しが届く展開やトラックバイアスになりそうな場合にのみ、キングズパレスに高い評価を与えるべきである。
チャレンジカップ組
ラヴェル
チャレンジカップの勝利は、中団追走から抜け出して2着に2馬身近い差をつけており、力の違いを見せつけたが、弱いメンバー構成に恵まれた感も否めない。なお、ラヴェルは、エリザベス女王杯で2着に好走したが、2024年のエリザベス女王杯もG1にしてはかなり低調なメンバー構成であった。よって、金鯱賞においては、近2走の好走を認めても、ラヴェルに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
アメリカジョッキークラブ組
ライラック
アメリカジョッキークラブの5着は、内を突くロスのない展開に恵まれて掲示板を確保しただけで着順ほど価値はない。なお、ライラックは、エリザベス女王杯の2着のときのように、前崩れの展開になれば一線級相手でも通用するが、開幕週向きではない。よって、金鯱賞においては、ライラックに高い評価は不要である。
ディープモンスター
アメリカジョッキークラブの10着は、出遅れたにせよ見せ場は全くなかった。なお、ディープモンスターは、チャレンジカップで2着に好走しているが、勝ったラヴェルに離させてしまった。よって、金鯱賞においては、ディープモンスターに高い評価は不要である。
白富士ステークス組
マイネルモーント
白富士ステークスの2着は、楽に逃げたシュトラウスを捕らえきれなかっただけでもあるが、この馬自身もスローペースで先行する展開に恵まれた。また、マイネルモーントは、中山金杯でも2着に好走しているが、55キロの軽ハンデとG3にしては弱いメンバー構成に恵まれた。よって、金鯱賞においては、マイネルモーントに高い評価は不要である。
中山金杯組
ホウオウビスケッツ
中山金杯の9着は、59.5キロの斤量でハイペースに巻き込まれてしまったので、同情の余地がある。なお、ホウオウビスケッツは、いずれも楽に先行する展開に恵まれたとはいえ、函館記念1着、毎日王冠2着、天皇賞秋3着の実績があり、自分の競馬さえできれば一線級相手でも通用する能力を秘める。よって、金鯱賞においては、楽に先行する展開又はデシエルトの離れた2番手を追走する展開になれば、ホウオウビスケッツの巻き返しにも注意を払うべきである。
小倉牝馬ステークス組
クイーンズウォーク
小倉牝馬ステークスの6着は、重いハンデで前崩れの展開を早め先頭で差し込まれてしまったものであり、負けて強しの内容だったが、メンバー的には勝たなければいけない一戦でもあった。なお、クイーンズウォークは、重賞を2勝しているものの、G1では少し能力的には足りないレースを繰り返している。よって、金鯱賞においてクイーンズウォークが好走するためには、展開などの助けが必要と判断すべきである。
まとめ
3連覇を狙うプログノーシスと逃げて連勝中のデシエルトが中心だが、対極の脚質なので、展開やトラックバイアス次第ではどちらかが消えて波乱の可能性も。以上、金鯱賞に出走登録している有力各馬の能力を分析した。この分析結果に、展開、調教、枠順、ハンデ、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、金鯱賞(2024年)の最終的な予想を決断する。
※ 馬名をクリックすると濃く線が表示されます(複数選択可能)
開催日:2024/03/10
| 着順 ↕ | 馬番 ↕ | 馬名 ↕ | mi ↕ | 性齢 ↕ | 斤量 ↕ | タイム ↕ | 基 ↕ | KP ↕ | BP | AP | TP |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4 | プログノーシス | 86 | 牡6 | 58 | 01:57.6 | 88 | 0 | -1 | -1 | 0 |
| 2 | 3 | ドゥレッツァ | 83 | 牡4 | 59 | 01:58.4 | 80 | 2 | 0 | 1 | 0 |
| 3 | 6 | ヨーホーレイク | 76 | 牡6 | 57 | 01:58.5 | 79 | -2 | -1 | 0 | 0 |
| 4 | 12 | ハヤヤッコ | 75 | 牡8 | 57 | 01:58.7 | 77 | -2 | 0 | 0 | 0 |
| 5 | 10 | アラタ | 74 | 牡7 | 57 | 01:58.7 | 77 | -2 | -1 | 0 | 0 |
| 6 | 2 | ワイドエンペラー | 73 | 牡6 | 57 | 01:58.8 | 76 | -2 | -1 | 0 | 0 |
| 7 | 5 | ブレイヴロッカー | 73 | 牡4 | 57 | 01:58.9 | 75 | -2 | 0 | 0 | 0 |
| 8 | 11 | エアサージュ | 70 | 牡6 | 57 | 01:59.2 | 72 | -2 | 0 | 0 | 0 |
| 9 | 13 | レッドジェネシス | 67 | セ6 | 57 | 01:59.5 | 69 | -2 | 0 | 0 | 0 |
| 10 | 7 | ヤマニンサルバム | 62 | 牡5 | 57 | 02:00.0 | 64 | -2 | 0 | 0 | 0 |
| 11 | 8 | バラジ | 60 | 牡5 | 57 | 02:00.2 | 62 | -2 | 0 | 0 | 0 |
| 12 | 9 | ノッキングポイント | 59 | 牡4 | 57 | 02:00.3 | 61 | -2 | 0 | 0 | 0 |
| 13 | 1 | シーズンリッチ | 49 | 牡4 | 57 | 02:01.3 | 51 | -2 | 0 | 0 | 0 |

過去5年のトラックバイアス
3/16(日)中京
芝は重適性必要
3/10(日)中京
開幕週も芝はフラットに近づく
3/12(日)中京
開幕週
3/13(日)中京
開幕週
3/14(日)中京
開幕週
3/15(日)中京
芝Bコース替
3/10(日)中京
開幕週
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