根岸ステークス 東京競馬場のダート1400mの4歳(現3歳)以上の混合の別定のオープン特別競走「根岸ステークス」として施行されたのが始まり。
1987年に重賞に昇格すると共にGIIIに格付けされる。重賞競走になると当時の中央競馬においてサラ系の古馬のダート重賞は4競走(他にフェブラリーハンデキャップ・札幌記念・ウインターステークス)しかなかったため、当競走はダート重賞でも古い部類の重賞であり、また当時は中央競馬・地方競馬間の交流が活発で無かったことから中央所属のダート適性馬にとっては貴重な舞台であった。
1990年からは1200mに距離が短縮された。当初は11月に施行されていたが、2001年より距離が再び1400mに戻されるとともに施行時期が1月末 – 2月始めに移り、フェブラリーステークスの前哨戦として位置付けられた。
1994年から2000年まで中日新聞東京本社から社杯が提供され、「東京中日スポーツ杯根岸ステークス」として施行されていた(2001年より東京中日スポーツ杯は武蔵野ステークスに移された)。
出走資格はサラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬、地方所属の競走馬(4頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)。
負担重量は4歳は55kg、5歳以上は56kg(開催日が2月2日以降の場合は4歳以上56kg[1])、牝馬は2kg減を基本とし、
施行日当日から1年前の開催週以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は3kg増
施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増
施行日当日から1年前の開催週より過去のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増
施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GII競走またはGIII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
施行日当日から1年前の開催週より過去の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
以上のように斤量が課せられる。ただし2歳時の成績を除く。
^ 1,600m以下の競走のアローワンス([1]のアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量についての項目参照)が1月は1kg、2月は0kgとなっている。開催日(天災地変その他やむを得ない事由により開催日の日取りを変更した場合における変更後の開催日を除く。)が2日以上連続する場合において、それらの開催日の最初の日とその他の日におけるアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量が当該表に定めるところにより変更されることとなる場合については、当該最初の日現在における当該表による重量をもってそれらの開催日におけるアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量とする。より、開催日が2月1日(2009年はこれに該当する)の場合でも前日の土曜日が1月31日と1月なのでアローワンスは1kg
25/1/19 (日) 根岸ステークス(GⅢ)/東京/別定/1400m(左・ダート)
今週は、フルゲート16頭に対して27頭もの出走登録馬があった根岸ステークス(2021年)の予想について解説する。
根岸ステークスは、同じ東京コースで行われるフェブラリーステークスにも直結しており、今後のダート戦線を占う意味でも注目を集める。
マイルチャンピオンシップ南部杯を制したアルクトスが人気となりそうだが、チャンピオンズカップで惨敗しており、混戦模様である。また、出走馬も確定していないため、現時点では展開も読みにくい。
そこで、競馬理論の競馬予想では、根岸ステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
チャンピオンズカップ組
8着のタイムフライヤー(ルメール)・9着のアルクトス(田辺裕信)の合計2頭が出走登録している。
タイムフライヤー
チャンピオンズカップの8着という結果は、中団のインで脚をためたが伸びなかったため、力負けである。
ただし、チャンピオンズカップは、ダートの一線級がほぼ揃っていたため、かなりレベルの高い一戦であった。
また、タイムフライヤーは、夏のエルムステークスを圧勝しており、根岸ステークスのメンバーに入れば実績的にも上である。
よって、根岸ステークスの予想では、ルメールで人気になりすぎる心配はあるが、タイムフライヤーの巻き返しに注目して当然である。
アルクトス
チャンピオンズカップの9着という結果は、好位の馬群の中で脚をためて勝ちにいく競馬をしたが、ゴール前で止まってしまった。
ただし、アルクトスは、マイルチャンピオンシップ南部杯を先行して押し切って、G1制覇を果たしている。
よって、根岸ステークスの予想では、59キロの斤量を考慮しても、実績断然で且つ距離短縮がプラスに働くアルクトスに高い評価を与えるべきである。
カペラステークス組
2着のレッドルゼル(川田将雅)・8着のサブノジュニア(森泰斗)の合計2頭が出走を予定している。
レッドルゼル
カペラステークスの2着という結果は、前を捕らえきれなかっただけと見ることもできるが、馬群が切れたとこを気分良く走っていたことを考慮すると、差し切って欲しかった。
よって、根岸ステークスの予想では、レッドルゼルにも高い評価を与えるべきだが、どちらかというと人気先行タイプなので過大評価は禁物である。
サブノジュニア
カペラステークスのレース内容は見所がなかった。
よって、根岸ステークスの予想では、サブノジュニアに高い評価は不要である。
武蔵野ステークス組
4着のワンダーリーデル(田中勝春)が出走登録している。
ワンダーリーデル
武蔵野ステークスの4着という結果は、前崩れの展開に恵まれたものだが、かなり強いメンバー相手だった割には頑張った。
なお、ワンダーリーデルは、フェブラリーステークスでも4着に好走した実績がある。
よって、根岸ステークスの予想では、前崩れの展開になるようであれば、ワンダーリーデルの追い込みにも注意を払うべきである。
阪神カップ組
12着のステルヴィオ(横山武)が出走を予定している。
ステルヴィオ
阪神カップの12着という結果は、芝なので度外視可能である。
なお、ステルヴィオは、ダートよりレベルの高い芝のG1マイルチャンピオンシップを制しており、実績的には一番である
よって、根岸ステークスの予想では、ダート適性次第では、ステルヴィオの圧勝まであり得るが、惨敗もあり得る。
霜月ステークス組
1着のヘリオス(北村宏司)が出走登録している。
ヘリオス
霜月ステークスの勝利という結果は、気分よく先行できれば、重賞でも通用する能力を示した。
なお、霜月ステークスで逃げて3着に敗れたテイエムサウスダンは、後のすばるステークスを制している。
よって、根岸ステークスの予想では、ヘリオスが包まれずに気分良く先行できるようであれば残り目に注意を払うべきである。
すばるステークス組
1着のテイエムサウスダン(石橋脩)・2着のアヴァンティスト・4着のブルベアイリーデ(大野拓朗)・5着のスリーグランド(津村明秀)・7着のテーオーヘリオスの合計5頭が出走を予定している。
テイエムサウスダン
すばるステークスの勝利という結果は、好位置から抜け出して、2着のアヴァンティストに2馬身もの差をつけており、力の違いを見せつけた。
ただし、テイエムサウスダンは、霜月ステークスでヘリオスに差されてしまっており、すばるステークスのメンバーが弱かった感も否めない。
よって、根岸ステークスの予想では、テイエムサウスダンに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
アヴァンティスト・ブルベアイリーデ・スリーグランド・テーオーヘリオス
すばるステークスのレース内容は見所がなかった。
よって、根岸ステークスの予想では、さらなるメンバー強化を考慮すると、アヴァンティスト、ブルベアイリーデ、スリーグランド及びテーオーヘリオスに高い評価は不要である。
ギャラクシーステークス組
1着のデザートストーム(三浦皇成)・2着のスマートダンディー(内田博幸)・3着のスマートセラヴィー(戸崎圭太)・9着のドリュウ・15着のメイショウテンスイ(蛯名正義)の合計5頭が出走登録している。
デザートストーム
ギャラクシーステークスの勝利という結果は、外を回って一気に抜け出し、オープンでも通用する能力を示した。
よって、根岸ステークスの予想では、差しが届く展開になるようであれば、デザートストームに押さえ程度の評価は与えるべきである。
スマートダンディー
ギャラクシーステークスの2着という結果は、デザートストームと2キロの斤量差があった上に、4コーナーで外から被されて仕掛けが遅れてしまったものであり、負けて強しの内容であった。
よって、根岸ステークスの予想では、スマートダンディーがデザートストームを逆転する可能性が高いと判断すべきである。
スマートセラヴィー・ドリュウ・メイショウテンスイ
ギャラクシーステークスのレース内容は見所がなかった。
よって、根岸ステークスの予想では、スマートセラヴィー、ドリュウ及びメイショウテンスイに高い評価は不要である。
以上、根岸ステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、根岸ステークス(2021年)の最終的な予想を決断する。
開催日:2024/01/28
着順 | 馬番 | 馬名 | MI | 性別 | 馬齢 | 斤量 | タイム | 基 | KP | BP | AP | TP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | エンペラーワケア | 81 | 牡 | 4 | 56 | 01:24.1 | 83 | -2 | 0
|
0
|
0
|
2 | 16 | アームズレイン | 77 | 牡 | 4 | 56 | 01:24.5 | 79 | -2 | 0
|
1
|
-1
|
3 | 10 | サンライズフレイム | 76 | 牡 | 4 | 56 | 01:24.6 | 78 | -2 | 0
|
0
|
0
|
4 | 2 | ヘリオス | 74 | セン | 8 | 57 | 01:24.7 | 77 | -2 | 0
|
0
|
-1
|
5 | 3 | フルム | 74 | 牡 | 5 | 57 | 01:24.8 | 76 | -2 | 0
|
0
|
0
|
6 | 5 | ベルダーイメル | 73 | 牡 | 7 | 57 | 01:24.9 | 75 | -2 | 0
|
0
|
0
|
7 | 6 | シャマル | 71 | 牡 | 6 | 57 | 01:25.0 | 74 | -2 | 0
|
0
|
-1
|
8 | 14 | アルファマム | 73 | 牝 | 5 | 55 | 01:25.0 | 74 | -2 | 0
|
0
|
1
|
9 | 11 | パライバトルマリン | 71 | 牝 | 4 | 54 | 01:25.1 | 73 | -2 | 0
|
0
|
0
|
10 | 4 | ライラボンド | 68 | 牡 | 5 | 57 | 01:25.4 | 70 | -2 | 0
|
0
|
0
|
11 | 1 | アイオライト | 66 | 牡 | 7 | 57 | 01:25.6 | 68 | -2 | 0
|
0
|
0
|
12 | 13 | オマツリオトコ | 67 | 牡 | 4 | 56 | 01:25.6 | 68 | -2 | 0
|
1
|
0
|
13 | 12 | タガノビューティー | 68 | 牡 | 7 | 57 | 01:25.6 | 68 | -2 | 0
|
1
|
1
|
14 | 8 | ピアシック | 66 | 牡 | 8 | 57 | 01:25.7 | 67 | -2 | 0
|
0
|
1
|
15 | 9 | エクロジャイト | 61 | 牡 | 4 | 56 | 01:26.2 | 62 | -2 | 0
|
0
|
1
|
16 | 15 | ケンシンコウ | 58 | 牡 | 7 | 57 | 01:26.5 | 59 | -2 | 0
|
0
|
1
|
1/18(土)1/19(日)京成杯・日経新春杯※更新をお待ちください
25/1/13 08:08 更新
過去5年のトラックバイアス
1/28(日)東京
開幕週でイン有利
1/29(日)東京
開幕週
1/30(日)東京
開幕週
1/31(日)東京
開幕週
2/2(日)東京
開幕週
1/27(日)東京
開幕週
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25/1/13 08:08 更新