20周年
TOP > 重賞コラム > 26/9/27 (日) 天皇賞(秋)
【天皇賞(秋)】
作成日: 2023/10/24 更新日: 2024/02/29

記事と併せて動画もご覧ください

東京コース2000mの特徴

東京2000m 最初のコーナーまでの距離が短く外枠が不利なコース。一方、最初のコーナーで内に殺到するので、行き脚がつかない馬は内枠すぎると位置がとりにくいコースでもある。それ以外は、東京コースらしく、脚質的にも有利不利もないフラットなコースで、瞬発力勝負となることが多い。

2023年「天皇賞(秋)」出馬表
26/9/27 (日) 天皇賞(秋)(GⅠ)/東京/定量/2000m(左・芝)
スクロール→

閲覧するにはログインまたはメルマガ登録が必要になります。

今週は、フルゲート18頭に対して13頭の出走登録馬にとどまった天皇賞秋が行われる。

 

登録馬こそ13頭と少ないが、古馬の一線級が勢揃いで、見ごたえのある一戦となりそうである。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、天皇賞秋の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

宝塚記念組

1着のイクイノックス(ルメール)・3着のジャスティンパレス(横山武史)の合計2頭が出走登録している。

 

イクイノックス

宝塚記念の勝利という結果は、後方にいた馬が上位を独占する前崩れの展開で最後方から差し切る展開に恵まれたにもかかわらず着差がクビ差だったことを考えると、単勝1.3倍の断然人気の割には残念なレース内容であった。

 

ただし、イクイノックスは、初の海外遠征帰りであったことを考慮すると、宝塚記念を勝ちきったこと自体が立派と見ることもできる。

 

また、イクイノックスは、去年の天皇賞秋でも、パンサラッサの大逃げで後続が仕掛けにくい展開にもかかわらず、上がり32秒7の脚できっちりと差し切っており、着差以上に強い内容であった。

 

更に、イクイノックスは、その後の有馬記念でも2馬身半もの差をつけて、楽勝している。

 

よって、天皇賞秋の予想においては、人気であっても、イクイノックスの連覇の可能性が高いと判断すべきである。

 

ジャスティンパレス

宝塚記念の3着という結果は、イクイノックスの仕掛けを待って動いたにもかかわらず外から差されてしまったが、1馬身差の3着は確保した。

 

また、ジャスティンパレスは、天皇賞春を2馬身半差で制しているが、長距離G1の弱いメンバーに恵まれた感が強い。

 

実際に、ジャスティンパレスは、皐月賞、日本ダービー及び有馬記念のいずれにおいても、イクイノックスに大きな差をつけられて敗れている。

 

よって、天皇賞秋の予想においては、ジャスティンパレスに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

京都記念組

1着のドウデュース(武豊)が出走を予定している。

 

ドウデュース

京都記念の勝利という結果は、一線級不在のメンバー構成といえども、開幕週の馬場を大外から差し切って3馬身半もの差をつけており、力の違いを見せつけた。

 

なお、ドウデュースは、海外遠征でこそ力を発揮できていないが、イクイノックスの追い上げを凌ぎ切って、日本ダービーを制している。

 

その日本ダービーは、ハイペースの展開を、ドウデュース及びイクイノックスのいずれもが、後方で馬群に包まれない位置を気分良く追走しており、レース内容としてはほぼ互角であった。

 

よって、天皇賞秋の予想においては、ドウデュースにイクイノックスと互角の評価を与えるべきである。

 

札幌記念組

1着のプログノーシス(川田将雅)・4着のダノンベルーガ(モレイラ)・5着のヒシイグアス(松山弘平)・6着のジャックドール(藤岡祐介)の合計4頭が出走登録している。

 

プログノーシス

札幌記念の勝利という結果は、G1級のメンバー相手に4馬身差は立派だが、前崩れの展開と他の実力馬が道悪で能力を発揮できなかった感も否めない。

 

なお、プログノーシスは、金鯱賞では、一線級不在の弱いメンバー構成で1馬身弱の差と考えれば価値はないが、スローペースでも差し切ったことは立派である。

 

また、プログノーシスは、カシオペアステークス及び中日新聞杯と1番人気を裏切ってしまったが、いずれも前残りの展開で脚を余してしまった。

 

よって、天皇賞秋の予想においては、差しが届く展開になるようであれば、プログノーシスにも高い評価を与えるべきだが、イクイノックスやドウデュースなど急激なメンバー強化である点は頭に入れて評価を下すべきである。

 

ダノンベルーガ

札幌記念の4着という結果は、スタート後の不利を加味しても走らなすぎで残念な内容だったが、道悪だったので度外視することもできる。

 

なお、ダノンベルーガは、日本ダービーにおいて、4着に敗れたが、ドウデュース及びイクイノックスを抑えて1番人気に推された素質馬である。

 

また、ダノンベルーガは、共同通信杯において、のちの皐月賞馬ジオグリフを楽に差し切った実績がある。

 

よって、天皇賞秋の予想においては、ダノンベルーガにも高い評価を与えるべきだが、多少人気先行の感も強いので、イクイノックスやドウデュースより少し劣ることは頭に入れておくべきである。

 

ヒシイグアス

札幌記念の5着という結果は、道悪で能力を発揮できなかったと見ても、後方ポツン一頭で気分良く追走してバテた馬を交わして掲示板を確保しただけである。

 

また、ヒシイグアスは、大阪杯においても、ジャックドールが逃げ切る展開の中で好位追走から伸びを欠いた。

 

更に、ヒシイグアスは、宝塚記念2着の実績はあるが、このときはレーン騎手がイン有利のトラックバイアスを最大限に生かしたものであり、レース内容としての価値は高くない。

 

よって、天皇賞秋の予想においては、メンバー強化を考慮すると、ヒシイグアスに高い評価は不要である。

 

ジャックドール

札幌記念の6着という結果は、逃げられない競馬で度外視可能とみることもできるが、レースを振り返ると、激しい逃げ争いから離れた4番手を気分良く追走しており、実質単騎逃げのような状態であり、見所はなかった。

 

なお、ジャックドールは、大阪杯を制しているが、同じG1でも今回の天皇賞秋よりはかなり低調なメンバー構成で、且つ楽に逃げる展開に恵まれたものである。

 

また、ジャックドールは、去年の天皇賞秋の4着馬で、イクイノックスと0秒3差と見れば悪くないが、逃げたパンサラッサを交わせなかったことは残念である。

 

よって、天皇賞秋においてジャックドールが好走するためには、イン有利の馬場で楽に先行するなど展開やトラックバイアスの助けが必要と判断すべきである。

 

ヴィクトリアマイル組

3着のスターズオンアース(ミルコ・デムーロ)が出走を予定している。

 

スターズオンアース

ヴィクトリアマイルの3着という結果は、今のマイル戦線のレベルが高いとはいえ、好位のイン追走から上位2頭には伸び負けた。

 

なお、スターズオンアースは、大阪杯で2着だが、先行馬が掲示板を独占する中で唯一後方から追い込んでおり、レース内容としては一番強かったが、今となっては大阪杯はG1にしては弱いメンバーに恵まれた感も否めない。

 

一方で、スターズオンアースは、出遅れて脚を余した秋華賞で3着に敗れているが、実質3冠と言える内容であった。

 

よって、天皇賞秋の予想においては、スターズオンアースにもそれなりの高い評価を与えるべきだが、大阪杯よりはかなりメンバーが強化していることを考慮して、評価を下すべきである。

 

オールカマー組

5着のガイアフォース(西村淳)・7着のノーズブリッジ(岩田康誠)・11着のエヒト・14着のアサマノイタズラの合計4頭が出走登録している。

 

ガイアフォース

オールカマーの5着という結果は、直線で早めに先頭に並びかけたものの伸び負けてしまい、力負けであった。

 

なお、ガイアフォースは、最強メンバーが揃った安田記念で4着と、ジャックドールに先着しているが、天皇賞秋の方が更にメンバーが強い。

 

また、ガイアフォースは、のちの菊花賞馬アスクビクターモアを破ってセントライト記念勝ちを収めて、菊花賞では1番人気に推された実力馬だが、去年の菊花賞はイクイノックス及びドウデュースが不在の弱いメンバー構成であった。

 

よって、天皇賞秋の予想においては、ガイアフォースに高い評価は不要である。

 

ノースブリッジ・エヒト・アサマノイタズラ

オールカマーの敗戦は見所がなかった。

 

よって、天皇賞秋の予想においては、エヒト及びアサマノイタズラに高い評価は不要である。

 

毎日王冠組

4着のアドマイヤハダルが出走を予定している。

 

アドマイヤハダル

毎日王冠の4着という結果は、着差こそ0秒1差だが、ソングライン及びシュネルマイスターが内で詰まって能力を発揮できなかったことに恵まれたものであり、レース内容としての価値は高くない。

 

また、アドマイヤハダルは、OP特別でも勝ちきれない競馬を繰り返している。

 

よって、天皇賞秋の予想においては、アドマイヤハダルに高い評価は不要である。

 

以上、天皇賞秋に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、天皇賞秋(2023年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

着

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2022

1

7

イクイノックス

牡3

1

Cルメ

2

3

パンサラッサ

牡5

7

吉田豊

3

5

ダノンベルーガ

牡3

4

川田将

2021

1

5

エフフォーリア

牡3

3

横山武

2

1

コントレイル

牡4

1

福永祐

3

9

グランアレグリア

牝5

2

Cルメ

2020

1

9

アーモンドアイ

牝5

1

Cルメ

2

6

フィエールマン

牡5

5

福永祐

3

7

クロノジェネシス

牝4

2

北村友

2019

1

2

アーモンドアイ

牝4

1

Cルメ

2

9

ダノンプレミアム

牡4

3

川田将

3

5

アエロリット

牝5

6

戸崎圭

2018

1

4

レイデオロ

牡4

2

Cルメ

2

9

サングレーザー

牡4

4

Jモレ

3

10

キセキ

牡4

6

川田将

2017

1

7

キタサンブラック

牡5

1

武豊

2

2

サトノクラウン

牡5

2

Mデム

3

8

レインボーライン

牡4

13

岩田康

2016

1

8

モーリス

牡5

1

Rムー

2

12

リアルスティール

牡4

7

Mデム

3

14

ステファノス

牡5

6

川田将

2015

1

8

ラブリーデイ

牡5

1

浜中俊

2

14

ステファノス

牡4

10

戸崎圭

3

16

イスラボニータ

牡4

6

蛯名正

2014

1

4

スピルバーグ

牡5

5

北村宏

2

1

ジェンティルドンナ

牝5

2

戸崎圭

3

15

イスラボニータ

牡3

1

Cルメ

2013

1

7

ジャスタウェイ

牡4

5

福永祐

2

9

ジェンティルドンナ

牝4

1

岩田康

3

6

エイシンフラッシュ

牡6

3

Mデム

 

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

イクイノックス

牡5

宝塚記念(G1)1着

ガイアフォース

牡4

オールカマー(G2)5着

ドウデュース

牡4

京都記念(G2)1着

アドマイヤハダル

牡5

毎日王冠(G2)4着

プログノーシス

牡5

札幌記念(G2)1着

ヒシイグアス

牡7

札幌記念(G2)5着

スターズオンアース

牝4

ヴィクトリアマイル(G1)3着

ノースブリッジ

牡5

オールカマー(G2)7着

ダノンベルーガ

牡4

札幌記念(G2)4着

エヒト

牡6

オールカマー(G2)11着

ジャスティンパレス

牡4

宝塚記念(G1)3着

アサマノイタズラ

牡5

オールカマー(G2)14着

ジャックドール

牡5

札幌記念(G2)6着

     

 

マスターと椎名友希が『天皇賞秋』の質問に答えます

Q1:東京芝2,000mの特徴

東京芝2,000mの特徴を教えてください。昨年はパンサラッサが大逃げをしましたが、後続はスローでイクイノックスが差し切り勝ちました。今年は先行馬が少なそうですがジャックドールが逃げるでしょうか?

Q2:宝塚記念(G1)組の評価

宝塚記念から1着のイクイノックス、3着のジャスティンパレスが出走予定です。イクイノックスは前走のドバイシーマCでは逃げて快勝でしたが、宝塚記念は最後方から差し切り勝ち、ジャスティンパレスも後方から伸びました。2着も追い込んだスルーセブンシーズで、ハイペースで前にいった馬は不利な展開だったと思います。イクイノックスはかなり人気になりそうですが、マスターの評価を教えてください。

Q3:ドウデュースの評価

日本ダービー馬のドウデュースについて。皐月賞は後ろから届かず3着でしたが、日本ダービーで巻き返しました。今年の京都記念では圧勝し力の違いを見せつけました。海外を使っているのでイクイノックスとは日本ダービー以来の再戦となりますが、どう比較しますか?京都記念3着のプラダリア(0.6秒差)は宝塚記念6着で、京都大賞典勝ち馬になりましたが、比較材料になりますか?(2着のマテンロウレオは夏以降惨敗続きですが・・・

Q4:札幌記念(G2)組の評価

札幌記念から1着のプログノーシス、4着のダノンベルーガ、5着のヒシイグアス、6着のジャックドールが出走予定です。雨の稍重馬場で、ハイペースとなり、道悪適正が出たレースだったと思います。プログノーシスは後方内目から徐々に位置を上げながら伸びて快勝で、ダノンベルーガはスタート後直線で馬に挟まれ後退する不利があり、ヒシイグアスは後方から外を回り、ジャックドールは4番手からの競馬で外を回って伸びきれませんでした。マスターの評価を教えてください。

Q5:スターズオンアースの評価

ヴィクトリアマイル3着、大阪杯2着、秋華賞 3着のスターズオンアースが出走予定です。ヴィクトリアマイルではマイルを意識してか、いつもより前目の競馬で伸びきれず、大阪杯は出遅れて後方から進路がなくなりながらも追い込み、逃げたジャックドールと僅差でした。秋華賞も出遅れて後方内目から直線は馬群を割って追い込みましたが3着で、あと少しで3冠馬でした。今年の大阪杯のレベルは低かったとマスターは言っていましたが、今回マスターはどう評価しますか?

Q6:安田記念(G1)組の評価

安田記念から4着のガイアフォース、5着のジャックドールが出走予定です。ガイアフォースは中団馬群から進路を探しながら追い込み、ジャックドールは2番手から伸びきれませんでした。ガイアフォースは次走のオールカマーでスタート後の直線で挟まれた後、先行して早めに抜け出しましたが最終コーナーでは外に膨らんでしまいました。セントライト記念では中団外目から押し切って勝ちましたが、セントライト記念のような競馬が出来れば、今回のメンバーでも通用するでしょうか?

Q7:アドマイヤハダルの評価

毎日王冠4着のアドマイヤハダルが出走予定です。後方の周りに馬がいない位置を追走し、直線は伸びて3着かと思いましたが後方からシュネルマイスターに差されました。(何度見てもシュネルマイスターは何であの位置から届くのか分かりません・・・)皐月賞では1枠でインを追走し2着のタイトルホルダーと0.1秒差の4着で、競馬が上手なイメージがあります。今回のメンバーでは内枠を引いても厳しいでしょうか?

出走予定馬のマスター指数推移(MI)

※ 馬名をクリックすると濃く線が表示されます(複数選択可能)

昨年の「天皇賞(秋)」レース結果

開催日:2025/11/02

スクロール→
着順 ↕ 馬番 ↕ 馬名 ↕ mi ↕ 性齢 ↕ 斤量 ↕ タイム ↕ 基 ↕ KP ↕ BP AP TP
1 7 マスカレードボール 86 牡3 56 01:58.6 84 0 0 0 2
2 9 ミュージアムマイル 85 牡3 56 01:58.7 83 0 0 0 2
3 3 ジャスティンパレス 82 牡6 58 01:58.8 82 0 0 0 0
4 11 シランケド 83 牝5 56 01:58.8 82 0 0 0 1
5 2 アーバンシック 83 牡4 58 01:58.8 82 0 0 0 1
6 13 メイショウタバル 80 牡4 58 01:58.8 82 0 0 0 -2
7 12 セイウンハーデス 81 牡6 58 01:59.0 80 0 0 0 1
8 5 タスティエーラ 80 牡5 58 01:59.0 80 0 0 0 0
9 14 クイーンズウォーク 80 牝4 56 01:59.0 80 0 0 0 0
10 6 ブレイディヴェーグ 80 牝5 56 01:59.1 79 0 0 0 1
11 10 エコロヴァルツ 77 牡4 58 01:59.2 78 0 0 0 -1
12 1 コスモキュランダ 77 牡4 58 01:59.2 78 0 0 0 -1
13 8 ホウオウビスケッツ 76 牡5 58 01:59.2 78 0 0 0 -2
14 4 ソールオリエンス 77 牡5 58 01:59.3 77 0 0 0 0
展開図
今週のトラックバイアス
中山
芝
ややイン有利
ダート
フラット
雨の影響ありそう 14時間前
阪神
芝
フラット
ダート
フラット
先週と同じ想定 14時間前
天皇賞(秋)
過去5年のトラックバイアス
2025
11/2(日)東京
芝
フラット
ダートは道悪残るも芝は影響なし
2024
10/27(日)東京
芝
フラット
コース替りも芝はフラット
2023
10/29(日)東京
芝
フラット
コース替りでも芝はフラット
2022
10/30(日)東京
芝
ややイン有利
芝Bコース替
2021
10/31(日)東京
芝
フラット
芝Bコース替

以下のフォームから新規メルマガ会員登録すると、毎週のトラックバイアス情報やマスター指数(MI)に関する情報が閲覧できます。

メルマガ会員登録するにはメールアドレスを入力して、「メールを受け取る」ボタンを押してください

※迷惑メールに紛れていないかご確認ください