「だいたいヨ・ソ・ウってえものは、逆さから読めばウ・ソ・ヨなんだ。だから競馬で当たる奴がいるはずがない!」
この言葉は、私(予想屋マスター)が東京後楽園にある場外馬券場(ウインズ)の予想屋時代に、ある人気のない先輩プロ馬券師さん(ここでは敢えて敬意をこめてプロ馬券師とよぶ)が人気のある私を妬んで言い放ったセリフである。
ちなみに、この先輩プロ馬券師さんは、この場外馬券場(offt後楽園/ウインズ)で予想屋歴40年を超えるベテランだった。
しかも、自らの競馬必勝法をいつも自慢げに力説する。
当時水道橋の後楽園で、私の周りには常にたくさんのお客さんが次のレース展開や私の独自競馬理論を聞きたくて人で溢れてたから、彼は悔しい気持ちでいっぱいに違いない。
多くのベテラン予想屋は嘘をついて予想を一枚でも多く売ろうとする。
嘘やデタラメを並べて予想を売るのだから、何年やっても常連客ができるはずがない。
まずレース終了後、その結果に適合する出目本(出目PCソフト)にハンコを押して作る。
そしてお客を集めてこの出目本どおりに馬券を買えば全部当たると説明する。
その巧妙な話のテクニックと言ったら凄いことなんの。
彼らはこのインチキ出目本を1冊2万円くらいで売りさばいてしまうのだ。
と、ここで皆さんはひとつの疑問が生まれるはず。
それは、私の予想こそ、ウ・ソ・ヨじゃないのか?と。
結論としては、この世の中で私より優良な予想は他に存在しないと自負している。
そして、私の配信する予想を深く分析することより、競馬理論をしっかりと学べる教材は他に存在しないと考える。
周知のように競馬は売上げ25%が控除されて残り部分が配当である。
だから、競馬で稼ぐには現実的にはかなり困難であることが想像つく。
私の予想手法は、至ってオーソドックスなスタイルであるが、これが一番面倒なのである。
特に週始めに行う前週のレース結果のVTR検証。
展開・位置取り・馬場状態等全ての検証は、大変な時間と労力を要する作業である。
大概の予想屋は、この作業があまりに面倒なので安直な予想スタイルに逃げてしまう。
だから、この手の出目本やインサイダー情報などの殆どの競馬予想は「ヨソウはウソヨの世界」となるのである。
注釈:
馬券師 競馬の予想屋のこと。
予想屋よりプロ馬券師と言ったほうが響きがいい。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。