競馬は強い馬が人気薄の時のみ、馬券を買うべきである。
なぜなら、競馬の人気は競馬ファンがどれだけ馬券を購入したかで決まるものであり、必ずしも馬の強さとは比例しないからである。
事実、1番人気の馬券を買い続ければ回収率がマイナスになることは統計からも証明されている。
それでも、素人は1番人気の馬を過信して馬券を買う傾向にある。
これは人気を左右するマスコミ・新聞・雑誌が原因の一つであろう。
近走の着順が良かったり、時計が速かったなどの単純な理由で人気になっているだけなのに、根拠のないエピソードや関係者のコメントがあると、素人は薦められた人気馬を、本当に強いと勘違いしてしまう。
だから、何年競馬をやっても、穴馬を当てることができない。
例えば、このようなマスコミの捏造事例がある。
是非、ご覧頂きたい。
昔、後楽園の競馬予想屋廃止の原因は、朝日新聞の記事によるものだった。
朝日新聞によると、後楽園が暴力団に利益を供与しているとのことだった。
この記事の内容の大方は、正しい内容であったのだろう。
しかし、この記事によると、私たち競馬予想屋は暴力団組員である旨が記載されていた。
後楽園の競馬予想屋には、実際には一人も暴力団組員などいなかった。
根拠がなくても、朝日新聞が書けば世の中では事実として受け取られてしまう。
マスコミの怖さというのをこの時に認識した。 競馬の新聞もそうである。
競馬新聞に書かれていることの中には、根拠のない情報が多く含まれている。
しかし、新聞のような印刷物になると、素人は真実の情報として受け止めてしまう。
そして同じ馬券ばかりが売れるのだ。
1番人気は、素人によって作られる過剰人気である!
仮に一番強い場合も、1番人気の馬券を買ってはいけない。
競馬は非常に難解で、コース取り・馬場状態・展開などの影響で、最も実力がある強い馬であっても、全てのレースで1着になるとは限らないのだ。
これは誰もが本命にする圧倒的な人気馬でも同じこと。
単勝1.1倍であれば、勝率90%の馬でも回収率がマイナスになる。
前述したように、競馬は強ければ勝てるものでもなく、ディープインパクト・オルフェーブル・サトノダイヤモンドのような馬でも90%の確率はありえないのだ。
競馬は正しいレース分析ができれば、人気に関係なく強い馬を見つけられる。
だが、そのためには7日間で48~72レースという莫大な情報量を1レース1レース時間をかけて分析する必要があり、素人には不可能といってもいいだろう。
ゆえに、素人は根拠のない情報や人気に依存した予想にならざるを得ない。
ツールがどれだけ発展しようとも、1番人気の傾向が変わることはないだろう。
競馬理論では根拠のない情報を一切参考にしない。
あなたは、競馬新聞や競馬雑誌よりもこの私の競馬理論を信じていただきたい。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。