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【玉嶋亮メルマガ特典】資金管理シート
こんばんは!玉嶋です。
高回収 事例紹介 あばば氏
2022年に回収率110%を記録したあばば氏をゲストに迎えて、その事例を紹介したいと思います。
◆自己紹介
はじめまして。あばばと申します。29歳サラリーマンで一児の父。今年の日本ダービーで的中し競馬にハマるも、その後マイナス収支に転落しました。心機一転を期して『競馬の教科書』を購入し、今に至ります。競馬歴は半年程度です。
◆ルール設定
まず、競馬の教科書(以下、教科書)を参考にして、以下のルールを定めました。
① 1R/週。(基本は重賞)
② 3000円/Rが上限。
③ 勝っても負けても、予定以外のレースには手を出さない。
④ 回収できそうにないレースは見送る。
『競馬の教科書』で推奨しているオーソドックスなルール設定ですね。
◆ルール設定(つづき)
上記①~④のルールを決める前は、予算もルールも決めずダラダラと買い続けていましたが、これが良くないと思い至り、改善しました。それ以来、無駄馬券を買うことを徹底的に避けるようにしました。また、予想屋マスターのツイートを見て 、ハッとしました。
https://twitter.com/yosoyamaster/status/1553715232878448642?t=620YT0fCHh-weURO7Wxj8A&s=19
引用元のツイートって、実は凄く深くて、馬券の期待値は、実はゲートが開く前に確定しているんです。だから、「期待値が低い」と判断したレースで馬券の購入を見送って、その買い目が「買えば当たっていた」としても「買えば良かった」とはならないんです。理由は単純で、期待値の低いその買い目を買い続ければ、負けると分かっているから。
◆ルール設定(つづき)
4つのルールを定めたことで精神的余裕が生まれました。この効果が想像以上に大きく、穴馬にも躊躇なく張れるようになりました。例としては新潟記念のカラテ、福島記念のユニコーンライオン。予算内でそれぞれ単勝2000円を買いました。
1回当たれば収支は大きく改善されるため、基準値以上の回収できそうなレースのみ参戦します。予想したからといって必ず参戦する必要はないですし、予想屋マスターや、玉嶋さん、第1回コラムのColumbiaさんが言っていた通り、無闇やたらと人気のない馬を狙うのは「絶対にやっちゃいけない」と肝に銘じているつもりです。
◆1週間のルーティン
・月曜から木曜 〜分析〜
JRA-VANを利用し、能力比較等、分析を行っています。単勝メインなので、分析では1着候補を探すことに注力しています。単勝メインの理由は、2着候補まで考える余裕が無いのと、1着候補を見抜けない限り、他の券種で勝てないと思ったからです。
私は初心者であり、まずはしっかり1着を見抜けるようになろうと考えました。他の券種に手を出すのは、それからでも遅くないと考え、それを始めて1年も経っていませんが、結果を出せたことで少しずつ自信を持てるようになってきました。また、単勝目線で『最大出力が高い馬はどれか?』を考えるようになって、予想にまとまりが出て来たように感じています。
「初心者だから、単勝」は、『競馬の教科書』でも推奨しているように、非常に賢明だと思います。いつも言っていますが、単勝で勝てるようになれば、どの券種を使っても勝てますし、逆に単勝で勝てないなら何をやっても勝てません。シンプルに、「1着の期待値が高い馬は、どれ?」を考えるのは、良いOJTです。(私も、初心者の時は単勝しか買いませんでした。)
・金曜 〜見解の摺り合わせ〜
Paddock LabさんのMTP、予想屋マスターの解説動画、玉嶋さんのTwitterを見て、自分の見解と摺り合わせを行います。注意点としては、自分の考えを必ず持って「擦り合わせ」をすることだと思っています。
情報が多いということは両刃の剣であり、それだけ他人の意見に流されやすくなってしまいます。場面に応じて柔軟に印を打ち替えることは大切ですが、これは確たる考えがあってこそです。
MTPや解説動画は、週始めに見ても良いとは思いますが、私は分析がまだまだ初心者の域を出ていません。だからこそ、有識者の見解の流されてしまいそうなので、上達のために敢えて金曜日に見て「答え合わせ」をするようにしています。答え合わせを繰り返していくうちに、少しずつ精度が上がってきた気がしますが、やはりまだまだです。
特に、マスターと玉嶋さんの見解は再現率が高く(見解が非常に似ている)、私だけ違う見解であることが多々あります。ここで放置せず、何故違うのだろう?と、答え合わせの後にもう一度検証して、違った理由を徹底的に考え、次回の予想で改善できるよう、次に備えます。
答え合わせの後に「なぜ違ったか?」を検証するのは良いことだと思います。「レース回顧をロクにやらないと、予想精度が永遠に上がらない」のと同じで、間違いを放置したままにすれば、予想力は永遠に上がりません。「本当かよ?」とよく訊かれますが、本当です。勉強せずに、何度も同じ試験を受けたって、成績は上がらないでしょう?それと同じことです。
・土曜、日曜 〜トラックバイアスの確認、馬券購入〜
トラックバイアスを確認して、1着候補の中から期待値の高い馬を探します。上記のユニコーンライオンは能力上位かつ、馬場状態の条件が揃ったと考えた結果の的中でした。また、マイルCSではダノンザキッドに◎を打ちました(単勝3000円)。理由は、あまりにも人気が無かったことから期待値は十分に取れると考えたからです。結果は2着でハズレ。マスターも推していたことを後日知って、少し自信になりました。
◆2022年の成績(参戦レース数、的中率、回収率、生活や心境の変化)
参戦64R、的中率8%、回収率110%
日本ダービーが5月で、競馬の教科書を購入したのが8月。恥ずかしながらこの3ヶ月の間で50R強も馬券を購入し、的中は日本ダービーだけでした。
予想屋マスターや玉嶋さんを知って、能力比較、馬場読み、資金管理、無駄馬券を絶対に買わない等、普通のことを普通にやり続けることがいかに大切かを学び、なんとか持ち堪えることができました。ただ、勝てたという実感や手応えはそれほどでもないのが正直なところです。毎週毎週、ついていくので精一杯。でも、少しずつレベルアップできている実感はあるので、それで良いと思っています。
私の尊敬しているイチロー氏の言葉を借ります。「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」。予想屋マスターも私も、先々のことも考えていますが、それ以上に毎週の単調な積み重ねが大事だと思っています。マスターの26年間は、単調な1週間を長く積み重ねた結果だし、私もマスターから見ればヒヨッコですが、同じスタンスでやってきています。だから、毎週必死にこなすのは、とても良いことです。1,2,3年と積み重ねていく間に確かな実力が付いていくと思います。あばばさんはそんな人ではないと思いますが、手応えを掴んだ時に「俺は何でも知っている」みたいな人にはならないで欲しいな、と強く思っています。
◆今年の計画、目標
・年間予算12万円
・参戦予定数48R(上限2500円/R)
・芝、重賞メイン(2歳戦除く)
・単勝の精度を上げる
◆おわりに
昨年の回収率110%は、僅か半年間の集計であり、まだまだ有意な数字であるとは言えません。私がやれることは、これまでと同じく基本に忠実に、試行錯誤しながら粛々と毎週を過ごしていくことです。皆様の貴重なお時間を割いて読んでいただき、ありがとうございました。
真冬の馬場読み
今日のテーマは『真冬の馬場読み』でいきたいと思います。今回、何故このテーマにしようと思ったかというと、京都金杯の日に「開幕週だから前残り」のツイートが目立ちました。そこで、真冬の馬場読みについて解説しておこうと思い立ちました。よろしくお願いします。
まあ、夏だろうと冬だろうと、やることは変わらないけどね笑。内が有利か?外が有利か?それ以上突っ込むのは、あくまでもオマケで。オマケに傾倒しすぎると、予想がグチャグチャになるよ。騎手心理やら、ラップやらと同じだよね。
仰る通りです。京都金杯の日は、開幕週らしい若干内が有利なトラックバイアスでしたが、差しが決まりイルーシヴパンサーとエアロロノアがワンツーでした。
逃げ先行勢があまり強くなかった、というのもあるんですが、真冬の馬場だと逃げ先行がそう簡単にバシっと決まりません。中山金杯も同じでしたが。
馬場管理技術は上がっているんですけどね。簡単に逃げが決まらないという点は同意です。CBC賞のテイエムスパーダなんかが、惰性だけで押し切ってしまう典型的なパターンですね。
あと、真冬のレースって、あまりハイペースにならないじゃないですか?これって馬場状態と深い関係があって、騎手も馬鹿じゃないから、テンからガンガン飛ばして、みたいな競馬にはなりにくいです。やりすぎると、垂れちゃうから。そうならないよう、騎手はギリギリを狙うというか。東西金杯とも、先に行った方が厳しくなって、ズバッと。
見極めは難しいけどね。例えば、今は開催ないけど、京都だと前残りが決まることは少なくない。
その通りです。結局は、レース映像をしっかり見て、毎週毎週、馬場状態を把握していくしかないんですが。。。ただ、いくら馬場管理技術が進歩したところで、芝は寒さに弱い植物なので。。。
冬の馬場読みをする上で、頭の片隅に以下の2点は入れておかないと、とは思っています。
【結論】
①真冬は芝の根付きが悪く、内が有利だろうと、外が有利だろうと、そう簡単に早め先頭で押し切る競馬になりにくく、暖かい時期よりも差しが決まりやすい傾向があり、逃げ残りの難易度が上がる。
②真冬は芝の根付きが悪く、夏競馬の野芝開催よりも馬場が荒れやすい。レース映像を見ても、キックバックが多いのは明らかで、夏開催以上に「馬場は荒らされていないか?」を慎重に見極める必要がある。
日経新春杯 番付
関脇
ヴェルトライゼンデ
ーーー
小結
アフリカンゴールド
サンレイポケット
ロバートソンキー
ーーー
前頭
イクスプロージョン
キングオブドラゴン
ハヤヤッコ
ヤマニンゼスト
ーーー
十両以下
その他
ーーー
日経新春杯 展望
ジャパンカップ3着のヴェルトライゼンデが1歩リード。トラックバイアスにも依るが、加速力があり、差し損ねるようなタイプではない。恐らく一番人気だが、無理に嫌って他の馬を軸にするのは、あまりオススメしない。ヴェルトライゼンデに好走されたら詰む上に、軸精度の問題を抱えることになる。オーソドックスに馬連ながし or 三連複ながしが妥当か?複勝チャレンジは、、、厳しそう。オッズを見て、期待値の買い目だけを買っておけば良いレースになると想定。
愛知杯 番付
小結
アンドヴァラナウト
サトノセシル
マリアエレーナ
ーーー
前頭
アートハウス
アイコンテーラー
アブレイズ
リアアメリア
ルージュエヴァイユ
ルビーカサブランカ
ーーー
十両
エリカヴィータ
サンテローズ
ホウオウイクセル
フィオリキアリ
愛知杯 展望
番付で示す通り、混戦。オッズが歪めば、オッズが高いところへ張るレース。マリアエレーナ、アートハウスが人気を背負いそうだが、磐石ではない。極端に人気を背負うなら強い割り切りを入れて買い目を決める。
※番付の意味
1ランク差
→枠順、トラックバイアス、展開次第では逆転可能。
2ランク差
→枠順、トラックバイアス、展開に恵まれても逆転困難。
※番付は、過去のレースにおける最大出力を評価する指標であり、この序列の通り決着することを示すものではありません。
メルマガ作成者:
玉嶋亮
メルマガ発行人:
予想屋マスター事務局
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30代半ば/本業:士業/大学から本格的に競馬を始める。予想屋マスターを知り、理論的な競馬の分析に目覚める。リトル予想屋マスターを目指し、予想法を徹底的にコピーした。時間の制約があるため、芝オープンのみにフィールドを限定している。凱旋門賞の単勝万馬券、AJCCの288万円等の的中実績あり。「単勝多点」「変則フォーメーション」等多彩な馬券術に定評がある。「競馬の教科書」は個人出版ながら異例のベストセラー。「別冊」は予想屋マスターとの共著で再びベストセラー。日本一の競馬作家になるのが夢。Twitter(keiba_tamashima)