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こんばんは!玉嶋です。
早速ですが、今週末の『東京新聞杯』予想のポイント、番付について、玉嶋の見解をお届けします。
必勝コラム ダイ 回収率118%
●自己紹介
はじめまして。ダイと申します。32歳会社員、競馬歴は2年です。ウマ娘のアプリがリリースされたのをキッカケに、リアル競馬の世界へ足を踏み入れました。2022年の回収率が75%だったのに対し、2023年は118%と一気にプラス収支に転じることができました。
●予想の根本
根本が変わった影響が収支の大幅改善になったと確信しています。2023年は、基本通り忠実に、能力比較とトラックバイアスを基軸に。大きく負けていた2022年は過去10年データ、調教時計、陣営コメント、フォトパドック、YouTube、Twitter。。。
2022年は、気の赴くままに、本当になんでもかんでも調べて予想に組み込んでいました。「先週当たったから、このデータを今週も重要視しよう」とか「この人がこう言っているから」とか。。。予想がブレブレでした。要は、2023年は、必要最低限の能力比較とトラックバイアスを基本にスリム化したということです。
ー玉嶋コメントー
能力比較とトラックバイアスは、予想の基本ですね。あとはそこへ枠順、隊列を加味。他のファクターは、競馬で稼ぐ観点では不要です。
ーつづきー
●予想のルーティン
2023年
・月曜~金曜
先週のOP、重賞の回顧をしてから、参戦する予定のレースの能力比較をしています。基本的に回顧したレースは、全てレース映像の重要と思われるところ(コーナー等)をスクショして編集し、スクショしたレース結果の画像に貼り付け、1枚の画像に仕上げて、1頭ずつ簡単に回顧を書いています。画像1枚を見れば大丈夫という状態にしており、このスタイルにしてからは能力比較にかかる時間が大幅に短くなりました。
能力比較に関しては、その馬の近走(レース間隔にもよるが、基準としては5走以内)の最大出力はどの程度か?を主に意識してみています。
・最大出力と思われるレースを決める。
・レース内容とそのレース出走馬からどの程度の能力がありそうか予想する。
例えば、今年の日経新春杯に登録していたハーツコンチェルトを例として挙げると、ダービーが最大出力だろう→そこでべラジオオペラより強い内容で先着している→そのべラジオオペラは次走のチャレンジカップでGⅡ、GⅢで好走を繰り返しているボッケリーニに先着している→ハーツコンチェルトはボッケリーニと同等かそれ以上の能力の可能性がある、という感じです。
他に負けたレースの内容(能力不足で負けたのか、不利等で度外視可能だったか)やレースで好走した時の内容(TBに恵まれていないか等)を気にして見ています。印は、X(旧Twitter)で玉嶋さんがポストしている『◎候補』『△候補』のように、大まかに印をつけています。
あとは、これらをなるべく言語化するようにしています。ある程度期間の空いてしまったレースの回顧をしていた時に、何故この馬を買ったのかを思い出すのに時間がかかったのがきっかけです。実際に言語化した方が覚えますし、忘れるということ自体が減りました。
・土曜~日曜
TB確認→本命選び→買える買い目があるかオッズのチェック、の流れです。時間の余裕があれば、鮮明に覚えている当日の内にレース回顧までするようにしています。
TBの確認については、自分で直前までのレースを見て判断します。Xで予想屋マスターがTBについての言及があれば、そちらの方を主に参考にします。
ー玉嶋コメントー
マスターや私とTB読みが食い違った場合、どちらを優先するかは個人の裁量ですが、自分の能力を過信しないことをオススメします。こちらは、業としての競馬なので、精度で敵わないはずです。
ーつづきー
本命選びについては、仮にTBがイン有利なら、その恩恵を受けそうな中で一番能力高そうなのから、フラットなら単純に一番能力が高そうなのから選んでいます。
オッズのチェックについては、単純に安すぎると思った買い目を自動的に消すようにしています。安すぎると思った買い目を消す選択肢を選べない時は、原則としてケンするようにしています。
イクイノックスがいた天皇賞秋やジャパンカップがいい例かと思います。直前までオッズとにらめっこ出来る時間があるときは、券種別にオッズのチェックを忘れないようにしています。2023年は馬連をよく買っていましたが、枠連と馬単の裏表とのオッズ見比べて、一番配当が高いものを選んで買っていました。
2022年
・月曜~日曜
レース当日の15時くらいまで様々なデータの収集、整理をしていたと思います。過去10年データの細分化、レースで好成績だった時の調教時計との比較や他の出走馬との比較、陣営コメントでネガティブなこと言っていないか、フォトパドックで毛艶のチェック、YouTubeで見ていた人たちの印の確認、Twitterで直近当てているような方の予想を参考、等々。。。
時間が足りない週がほとんどだったように思います。いろいろなところに情報がありすぎて調べ出したらキリがありませんでした。
ー玉嶋コメントー
闇が深そう。。。
ーつづきー
●予想の根本の意識が変わるきっかけ
2022年にYouTubeで色々な人の予想動画を探している時に予想屋マスターの動画を見つけました。TBという概念がなかったので、予想の参考になるかな?くらいの気持ちで見始めました。
その後、Twitterで競馬のことを調べていた時に玉嶋さんを見つけました。◎候補として複数頭上げてその理由を書いているのを見て参考になると思いフォローさせてもらいました。
お二方の発信されている情報が、それまで参考にしていたものと違いすぎて、正直戸惑いはありましたが、当時は競馬を上手になりたい一心で、ついていくことにしました。
色々なことを参考にしていた時期だったのもあり、とりあえずレースの回顧を始めることにしました。色々なことを参考にし過ぎて予想ブレブレだった当時が、レース回顧をすることによって他に調べる時間が大幅に減ったので、自然と他の予想に重きを置くのが難しくなってきていました。
それでも、始めてから約1年ではありますが、ずっと予想の根本に居続けた過去10年データに見切りをつけることはできなくて、レース回顧で能力を見つつ、過去10年データも合わせる中途半端な形で結局2022年が終了しました。
2023年の予想の仕方をどうしようか迷っている時に、変わるキッカケをくれたのが、今回私も参加させてもらった「必勝コラム」でした。私と同じくアマチュアで、誰一人として過去10年データを使わずに能力比較、TBの2本で回収率100%超えクリアしているというのは衝撃的で、意識を変えるキッカケとしては十分すぎました。
ー玉嶋コメントー
これまでやってきた何かを変える時って、『過去の自分への否定』ですから、物凄くエネルギーが要るんですよね。意外と、過去の自分のやり方から脱却できずに負け続けてしまう人が多いので、「なんとかしてあげたいな」と、『必勝コラム』で後押ししたいと思って立って始めた企画なので、狙い通りです。ありがとうございます。
ーつづきー
●2024年の計画
馬券に関しては、2023年のルールを継続する予定です。参戦しても週1R(重賞)、予算5000円。あとは、結果として去年よりもケンの数が増えていればいいなというのはあります。「予想したから」という理由で安い馬券を買ってしまい、無駄に買ったのが複数回あったので、それを無くすのは目標です。他に言語化しないまま参戦したレースもあるので、買うなら言語化するというのも徹底したいです。
ー玉嶋コメントー
「見送るレースを増やしたい」というのは、とても良い心掛けです。これは私の憶測ですが、2023年に念願のプラス収支を達成されて、逆に勝つことの難しさを肌で感じたと思います。競馬で勝つには、無駄な馬券を買わないことが、何よりも大事なんです。
ーつづきー
●おわりに
今回「必勝コラム」に声をかけて頂きましたが、去年の今頃「必勝コラム」を読んでいた時には、まったく想像もしていませんでした。変わるキッカケを与えてくれた「必勝コラム」に参加できたこと大変光栄です。
今年も2023年同様に回収率100%超えを目指して毎週毎週を積み重ねていきたいです。最後まで読んで頂いてありがとうございました。
東京新聞杯 番付(あいうえお順)
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横綱
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大関
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関脇
ウインカーネリアン
ジャスティンカフェ
つづく。。。
つづき フルオープン番付▼
https://twitter.com/keiba_tamashima/status/1752575553146921006?s=19
※応募条件は『スクショ2枚』です。ご注意ください。
番付の意味
1ランク差
→枠順、トラックバイアス、展開次第では逆転可能。
2ランク差
→枠順、トラックバイアス、展開に恵まれても逆転困難。
秘密兵器
→過去のレースから、番付上位と互角に渡り合える可能性を秘めた馬。
※番付は、過去のレースにおける最大出力を評価する指標であり、この序列の通り決着することを示すものではありません。
●スペシャル対談 マスクトディーヴァ
今週のメルマガでは、特別企画として、2月にリリース予定の『分析本』の中で登場するマスクトディーヴァ抜粋して配信いたします。
2023年 秋華賞 リバティアイランド
玉嶋亮
このレースは、リバティアイランドの強さだけが際立ちました。
予想屋マスター
強かったよね。横綱競馬で、自分から外目で一切の不利を受けないように、ロスを抱えながら勝ちに行って。だから、着差以上に自ら先頭をねじ伏せての勝利だったので、本当に強い内容かなっていう感じですね。
玉嶋亮
早めに3、4コーナーで外に持ち出して、自分からポジションを上げていたんで、それを含めて、かなり強くて。2着がマスクトディーヴァ。これも結構強かったですよ。3着以下には完勝でしたから。相手が悪すぎたとしか言いようがないです。ちょっと可哀想ではありますよね。
予想屋マスター
着差こそ1馬身だったけど、距離ロスがあったこと、3,4コーナーでの押し上げがあったことを考慮すると、まだまだ余裕もあったし。やはり、自分からの押し切りに行った競馬を見ると、着差以上に強い勝ちっぷりだったと見るのが正しいかな。
玉嶋亮
リバティアイランドがあれだけの競馬をしたんですけど。ハッキリ言って、格が違いすぎたので。。。マスクトディーヴァでさえ、大人と子供くらいの差がありました。マスクトディーヴァもね、実は強いじゃないですか?だって、後にエリザベス女王杯で快勝したブレイディヴェーグを相手に、ローズステークスで展開的に恵まれたとは言え、先に強烈な末脚でドンと抜け出して勝っている訳ですから。
予想屋マスター
リバティアイランドと、春のG1に出ていた馬の能力差って、6馬身差あるのよ。
玉嶋亮
暫定的な格付けですけど、夏までの時点で、リバティアイランドが古馬換算で『大関』。ハーパーとドゥーラあたりが『小結』レベルですね。6馬身差って、ガチンコならそれくらいです。
秋華賞みたいな安全運転でも押し切れるから、敢えて馬群の中に入れてリスクを背負う必要がありません。だからこそ、ロスを承知で安全運転に舵を切るのが、関係者や馬券を買っているファンが納得する最善策。川田騎手を以てしても、相当痺れたと思いますよ。
これだけの馬に、大舞台で三冠を懸けて乗ったことは、これまでなかったですから。まだまだ川田騎手の全盛期は続くとは思いますが、傍から見て「勝って当たり前」と言われるレースを完璧に乗っての完勝。。。
ある意味で、凄みのある騎乗でした。こういう局面って、騎手として一番難しいと思うんですよね。プレッシャーも半端じゃないでしょうし。
予想屋マスター
凄かったですよ。このレースは。ある意味で、断然人気を背負って勝つのって、物凄く大変なんだよねっていうのを、もっと競馬ファンは分かった方が良くて。
安全運転せざるを得ないじゃないですか?単勝1倍台を背負ったら。誰もが納得するというか。不利を受けて不発なんて、絶対許されないから。だから、分かりやすいくらいに安全運転に徹して、実はそこまで能力差がないから逆転なんて、平場だと日常茶飯事。
だから、ちょっと脱線すると、平場で断然人気の馬は買っちゃいけないんですよね。強いには強いけど、実はそんなに強くないから。簡単に逆転されちゃうというね。
玉嶋亮
うん。その通りです。平場やオープン特別の断然人気って、如何にも勝ちそうな局面が多いですけど、実は落とし穴が結構多いですからね。私も、基本的にはオススメはしません。
話を秋華賞に戻しましょう。先ほど言った『大関』『小結』の間に、古馬換算で『関脇』マスクトディーヴァが入ったとみています。そうすると、3着以下の馬はみんな団子で入っている構図。『大関』『小結』の間に、マスクトディーヴァが入ってきたイメージですよね。
予想屋マスター
うん、そう。
玉嶋亮
ですから、古馬換算で番付的な整理をすると、この時点では暫定的にリバティアイランドが大関。その後に関脇でマスクトディーヴァとブレイディヴェーグ。小結でハーパー、ドゥーラあたり。
予想屋マスター
ローズステークスの2頭が、『大関』『小結』の間に入り込んだという感じだよね。
玉嶋亮
非常に分かりやすい事例だったというか。その通りですね。
予想屋マスター
本当に能力通りに決着したのが秋華賞。3着以下は、春の勢力が離されたところに、更に2馬身離れたところにいたっていうのが秋華賞の結果だよね。ちゃんと考えると論理的な順番で入っているので。
秋華賞 結果▼
秋華賞|2023年10月15日 | 競馬データベース - netkeiba.com
秋華賞 レース映像▼
2023年 秋華賞(GⅠ) | リバティアイランド | JRA公式 (youtube.com)
以上を踏まえて、当日の枠順、馬場状態、オッズを確認して検討します。
メルマガ作成者:
玉嶋亮
メルマガ発行人:
予想屋マスター事務局
競馬の教科書シリーズ▼
30代半ば/本業:士業/大学から本格的に競馬を始める。予想屋マスターを知り、理論的な競馬の分析に目覚める。リトル予想屋マスターを目指し、予想法を徹底的にコピーした。時間の制約があるため、芝オープンのみにフィールドを限定している。凱旋門賞の単勝万馬券、AJCCの288万円等の的中実績あり。「単勝多点」「変則フォーメーション」等多彩な馬券術に定評がある。「競馬の教科書」は個人出版ながら異例のベストセラー。「別冊」は予想屋マスターとの共著で再びベストセラー。日本一の競馬作家になるのが夢。Twitter(keiba_tamashima)