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『京都記念』予想ポイント、番付、必勝コラム わさこ氏(回収率110%)。東京新聞杯雑感~玉嶋亮の競馬予想コラム Vol.85

2024/02/12 更新

※こちらは玉嶋亮連載メルマガのバックナンバーです。メルマガ登録をすると最新の記事がメールで届きます。

 

こんばんは!玉嶋です。

 

早速ですが、今週末の『京都記念』予想のポイント、番付について、玉嶋の見解をお届けします。

 

必勝コラム わさこ 回収率110%

●自己紹介

わさこと申します。年齢は33歳です。2022年のヴィクトリアマイルから競馬を始めました。直近2年の成績は、以下の通りです。

 

・2022年の成績

回収率:91%/購入R数:40R/的中率:35%

 

・2023年の成績

回収率:110%/購入R数:62R/的中率:27%

 

2023年は、経験不足を感じていたので、トレーニングと思い、数を打つために夏競馬にも敢えて可能な限り参加しました。惨敗も繰り返しましたが、結果的には2022年よりも成績を伸ばすことができました。

 

●競馬を見る姿勢の変化

最初は、とにかく情報を集めて整理すればレースが見えてくるのでは?漠然と盲信していました。出走馬に関して、根拠に乏しい分析や、過去10年間の統計、フォトパドック評価などを積極的に取り入れ、実際は予想になっていなかったと反省しています。

 

無策に情報を集めても、レースがクリアに見えてくることはなく、競馬予想の上達には繋がっていなかったように思います。その中で、「競馬の教科書」に出会い、競馬の見方がガラリと変わりました。

 

まず、「トラックバイアス」と「能力比較」に重きを置くことで、星の数ほどある情報に優先順位をつけることができました。その結果、思考整理がクリアになりました。

 

さらに、以前と違って、支離滅裂な予想にならなくなったように思います。また、明確な判断基準を持って、レース映像を見る際に、どこがポイントか?どのように分析すれば良いか?が分かるようになってきました。つまり、予想で「何をどこからどこまでやれば良いか?」の解像度が上がり、モヤがかかっていた世界が少しずつクリアになっていったということです。

 

ー玉嶋コメントー

『能力比較』『トラックバイアス』『隊列(展開)』『ポツン』等の主要ファクターで、予想はほぼ完結します。そこへ、『デキ』『仕上がり』『馬体』『パドック』『追い切り』。。。枝葉にもならない余計な情報を取り入れて、しかも主要ファクターと同列に扱えば、精度の高い予想ができなくて当然です。

 

競馬ファンの多くが、情報があればあるほど良いと勘違いしていますが、それは大きな間違いです。余計な情報を取り入れれば取り入れるほど、余計な仕事が増える上に、予想精度が低下します。

 

ーつづきー

 

●週中予想(馬番発表前)

予想対象は、芝重賞レースのみです。また、芝重賞レースであっても、能力比較が難しく、伸び代が予想しづらい2歳戦やクラシック前の3歳戦はやりません。

 

思考が分散してしまうので、同じ週に重賞が複数ある場合は、条件が良さそうな方だけに絞って予想するようにしています。予想を最後まで詰めないレースについては、どのようなレースだったのかを回顧は欠かさないようににしています。

 

「競馬の教科書」を読んだ上で、能力比較において留意している点は、好走時と凡走時(主に近5走以内)それぞれで、何故その結果になったのかを考察することです。何故それが大事かというと、一面的な見方や論理を展開したり、結論ありきで偏った見方をしたりすることの抑止力になっています。人間なので、完全に中立的であることは無理なのですが、起きている事象を「誰が見ても、そうだよね」と説明がつくような見解を持てるよう心掛けています。

 

その視点を忘れずに、トラックバイアスとレース展開(ペース)の恩恵を受けたのか、片方のみの恩恵を受けたのか、どちらの恩恵も受けなかったのかも含めて整理します。また、出走メンバーの横の比較の為に、その過去レースのメンバーレベルの確認も欠かせないです。複数の競馬情報コンテンツを活用していますが、論理の組立ての過程が明確なもののみを利用し、情報の優先順位は、競馬の教科書に準拠するようにしています。

 

●当日やること

当日のトラックバイアス、時計の確認をします。この作業の目的は、仮で印を打った馬が能力を発揮できる条件かどうかのチェックすることです。

 

この工程が非常に大事なので、やり切るのが難しい日は、馬券を購入しないようにしています。

 

ー玉嶋コメントー

やるべきことができないのなら、いっそのこと見送ってしまうのは、とても良いことだと思います。例えば、ウチでは関係ないですが、パドックをファクターにしているのに、パドックに関係ない予想で買い目を出したり、「用事があるから」とパドックを見ないで馬券を買ったりするのは、いかがなものかな?とは思います。

 

「そんなに大事じゃないなら、ハナからファクターにしない方が良くね?」という意味で。。。中途半端なのが一番良くありません。大事なことなら、用事があろうとなかろうと絶対にやり切るべきと、私は思います。一方で、見なくても予想できるならば(必要ないなら)、一切見ない。仕事と同じで、当たり前のことを当たり前に。。。凡事徹底。

 

ーつづきー

 

トラックバイアスは、自分の目で判断できるようになるのが理想ですが、今は予想屋マスターのトラックバイアス表に頼り切っています。

 

時計は、平均タイムとの差を大まかに見ています。例えば、2023年京阪杯の日はタフ馬場=時計がかかると思い込んでいました。実際は、地力が必要なタフな状態ではあったのですが、馬場が乾燥したせいか時計はやや速めになっていました。

 

これはほんの一例ではありますが、事前確認が可能なところは確認をし、思い込みを取り払う工程を重ねることで、予想の方向が大きくズレるのを防げると実感しています。

 

馬券構築は、漠然と馬券内に入りそうな馬を選ぶのではなく、1着候補、2着候補、3着候補という枠組みを決めた方が当たり馬券に繋がることがわかりました。券種は、絞れそうなレースなら単系、紛れが起こりそうなら連系、3着候補があまりにも多数の場合は2連系、2〜3着候補にオッズの旨みのある馬がいる場合は3連係などレースによって臨機応変に組んでいます。

 

●今後

玉嶋さんの設計回収率130%には届かず、力不足を感じています。

競馬を長く楽しみたいという想いもあるので、長い目で見た資金管理と予想精度、馬券構築の向上をしていきたいと思います。

 

この度は、経験の浅い中で、私なりにどのように競馬予想に向き合ってきたのかの要点を書かせて頂きました。最後まで読んで頂いた皆様、ありがとうございました。

 

ー玉嶋コメントー

2024年初めに、全6回で配信した必勝コラムは、これでおしまいです。貴重な経験談を寄稿してくださった6名の方々へ、深く御礼申し上げます。また、お読みになってくださった皆様におかれましては、今回の企画が回収率向上の一助になれば幸いです。

 

ーおしまいー

 

京都記念 番付(あいうえお順)

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横綱

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大関

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関脇

ベラジオオペラ

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小結

ルージュエヴァイユ

 

つづき フルオープン番付▼

https://twitter.com/keiba_tamashima/status/1754789015851880580?s=19

 

番付の意味

 

1ランク差

→枠順、トラックバイアス、展開次第では逆転可能。

 

2ランク差

→枠順、トラックバイアス、展開に恵まれても逆転困難。

 

秘密兵器

→過去のレースから、番付上位と互角に渡り合える可能性を秘めた馬。

 

※番付は、過去のレースにおける最大出力を評価する指標であり、この序列の通り決着することを示すものではありません。

 

ーーー

 

以上を踏まえて、当日の枠順、馬場状態、オッズを確認して検討します。

 

●雑談 東京新聞杯

 

玉嶋

反響が大きかったので、東京新聞杯の話を少しだけ『雑談』という形で配信したいと思います。

 

まず、トラックバイアスについてですが、土曜日マスターが配信したTB表では『パターンB』だったんですけど。。。日曜日とは、ちょっと差があるように見えましたが、いかがですか(日曜日も『パターンB』)?

 

予想屋マスター

日曜日の方が、若干インが有利になったよね。

 

玉嶋

やはり、そうですよね?実を言うと、土曜日の競馬を見た時点で、「明日は見送りかな?」と思ったんです。

 

予想屋マスター

何故ですか?

 

玉嶋

いや、迷ったんですよ。日曜日の最終予想の通り、ウインカーネリアンで前残り決着で穴を狙う選択肢もあったので。でも、土曜日くらいの、トラックバイアスだと、マスクトディーヴァが外から追い込んでくる画がどうしても払拭できなくて。「多分、馬券を買うのは無理だろうな」と、日曜日のTBを見ました。そしたら、土曜日よりも若干インが有利で。

 

予想屋マスター

ああ、これだよね。

 

東京新聞杯 トラックバイアス▼

https://twitter.com/yosoyamaster/status/1754772111758123341?s=19

 

玉嶋

そう、これです。土曜日の時点では迷っていたんですけど、日曜日の競馬は、イン前を通った馬が穴をあけるシーンが多くて。これなら前残りの可能性が結構あるから、オッズを考慮してもいけるなと(外すリスクを負える)。マスクトディーヴァは強いのは分かっていたので「好走されたら仕方ない」と、腹を括りました。

 

東京新聞杯 参考馬券▼

https://twitter.com/keiba_tamashima/status/1754037656349221355?s=19

 

このレースでファンの皆様へ伝えたいのは。。。週中予想でアクセルを踏み込みすぎないでね、ということです。

 

予想屋マスター

どういうこと?

 

玉嶋

いや、マスターの場合は、週中はずっと回顧しかしていないから、枠順出るまでは予想に着手しないじゃないですか?

 

予想屋マスター

だって、枠順も出てないのに、予想なんかできる訳ないじゃん笑。

 

玉嶋

そう。そうなんです。当たり前なんですよ?だから、今日のスペシャル対談で、改めてそれを伝えたくて。

 

予想屋マスター

まあ、確かに、僕も玉嶋さんも、YouTubeなりTwitterなりで、各馬の個別見解を話しているからね。それを見て、早め早めに予想を固めてしまいたい気持ちは分からなくもないんだけど。

 

玉嶋

だから、気を付けていただきたいのは、マスターも私も、口を揃えて「マスクトディーヴァが強い」というハナシはしたんですけど、この馬はリバティアイランドとかイクイノックスじゃないし。そのレベルだったら、TBとか枠順、展開に関係なく、アッサリ◎として決まるじゃないですか?

 

予想屋マスター

マスクトディーヴァは、強いには強いよ。でも、TBや展開を無視して簡単に勝てるほど、今の日本競馬のレベルは甘くないです。今となっては、出遅れちゃったから、マトモにスタート決めていれば外からまとめて差しきっていたかも知れないけど、まあ分からないよね。ただ、さすがに日曜日のトラックバイアスとオッズで軸に据えるのは、ちょっとやりすぎだよね。

 

玉嶋

Twitterでも書いたんですけど、最終予想って、ギリギリまで決めないのが結構大事で。前日に考えるマスターには、関係ないと思いますが。

 

https://twitter.com/keiba_tamashima/status/1755348898141659355?s=19

 

予想屋マスター

東京新聞杯は、トラックバイアスと展開に寄せて高配当を獲れる典型的なレースだったと思います。TB表や番付を使って、ファンの方々がチャンスを掴んでくれれば良いですね。

 

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メルマガ作成者:

玉嶋亮

メルマガ発行人:

予想屋マスター事務局

 

玉嶋亮 公式HP 全6タイトル▼

https://tamashimaryo.wixsite.com/my-site

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この記事を書いた人
玉嶋亮

30代半ば/本業:士業/大学から本格的に競馬を始める。予想屋マスターを知り、理論的な競馬の分析に目覚める。リトル予想屋マスターを目指し、予想法を徹底的にコピーした。時間の制約があるため、芝オープンのみにフィールドを限定している。凱旋門賞の単勝万馬券、AJCCの288万円等の的中実績あり。「単勝多点」「変則フォーメーション」等多彩な馬券術に定評がある。「競馬の教科書」は個人出版ながら異例のベストセラー。「別冊」は予想屋マスターとの共著で再びベストセラー。日本一の競馬作家になるのが夢。Twitter(keiba_tamashima)

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