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【マイルCS】
京都コース1600mの特徴

2コーナー奥のポケットからスタートで最初のコーナーまで712もあり、枠順の有利不利は少なく、ペースも落ち着きやすい。今回の出走メンバーを見てもどうしても逃げたい馬がいないため、スローペースの前残りの展開には注意を払いたい。

2021年「マイルCS」出馬表

24/12/22 (日) マイルチャンピオンシップ(GⅠ)/京都/定量/1600m(右・芝)

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2021年「マイルCS」の前哨戦分析

今週は、フルゲート18頭に対して18頭ぴったりの出走登録馬があった秋のマイル王決定戦マイルチャンピオンシップ(2021年)の予想について解説する。

 

去年の覇者グランアレグリア(ルメール)が単勝1倍台の断然人気となりそうだが、天皇賞からの中二週を不安要素とする穴党ファンもいる。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、マイルチャンピオンシップの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

天皇賞秋組

3着のグランアレグリア(ルメール)が出走登録している。

 

グランアレグリア

 

天皇賞秋の3着という結果は、上位2頭が強すぎたこと、距離が長すぎただけであり、悲観すべき内容ではない。

 

また、天皇賞秋での解説でも触れたが、中長距離の王道路線よりも、マイル戦線はレベルが低く、マイルチャンピオンシップのメンバーに入れば、天皇賞3着は胸を張れる実績である。

 

更に、グランアレグリアは、マイルのG1を4勝もしている上に、敗れた安田記念も、直線で前が壁になって仕掛けが遅れただけであり、負けて強しの内容であった。

 

よって、マイルチャンピオンシップの予想においては、中2週で且つ断然人気であっても、グランアレグリアには本命級の高い評価を与えて、人気であっても逆らうべきでないと判断すべきである。

 

毎日王冠組

1着のシュネルマイスター(横山武)・9着のケイデンスコール(岩田康誠)の合計2頭が出走を予定している。

 

シュネルマイスター

 

毎日王冠の勝利という結果は、スタートで出遅れて後方からの競馬となってしまったが、上がり33秒0の脚で差し切っており、着差以上の強さを見せつけた。

 

なお、毎日王冠で差し切った相手は、安田記念馬ダノンキングリー(こちらも出遅れて能力を発揮していない部分もあるが)であり、着実に力をつけている。

 

ただし、シュネルマイスターは、安田記念において、スムーズな競馬ながらも、グランアレグリアに差し込まれており、この時点では、不利があったグランアレグリアとはかなりの力差があったことも事実である。

 

よって、マイルチャンピオンシップの予想においては、シュネルマイスターにも高い評価を与えるべきだが、グランアレグリアを逆転するためにはかなりの展開の助けが必要と判断すべきである。

 

ケイデンスコール

毎日王冠のレース内容は見どころがなかった。

 

よって、マイルチャンピオンシップの予想においては、ケイデンスコールに高い評価は不要である。

 

安田記念組

4着のインディチャンプ(福永祐一)・8着のサリオス(松山弘平)の合計2頭が出走登録している。

 

インディチャンプ

安田記念の4着という結果は、好位を追走し直線でも追い出しを我慢する余裕があったがいざ追い出されるとジリジリとしか伸びず、上位3頭に伸び負けた。

 

ただし、シュネルマイスターとは首差であった。

 

なお、インディチャンプは、最近多少の衰えを感じるものの、マイルチャンピオンシップ及び安田記念を制しており、実績的には上位である。

 

よって、マイルチャンピオンシップの予想においては、インディチャンプにも、グランアレグリアの相手候補の一頭の評価は与えるべきである。

 

サリオス

安田記念の8着という結果は、直線で前をカットされる不利を受けて力を発揮できなかったので度外視可能である。

 

なお、サリオスは、皐月賞及び日本ダービーで2着に好走しており、4歳世代ではコントレイルに次ぐ能力を秘めている。

 

ただし、今年の4歳世代はレベルが低く、3冠馬コントレイルですら古馬相手のレースでは勝ちきれていない。

 

よって、マイルチャンピオンシップの予想においては、サリオスの巻き返しにも注意を払うべきだが、過大評価は禁物である。

 

京成杯オータムハンデキャップ組

1着のカテドラル(戸崎圭太)・2着のグレナディアガーズ(池添謙一)が出走を予定している。

 

カテドラル

京成杯オータムハンデキャップの勝利という結果は、開幕週のイン有利の馬場において内で脚を溜める展開に恵まれたものである。

 

なお、カテドラルは、安田記念で12着に敗れており、一線級相手では力不足である。

 

よって、マイルチャンピオンシップの予想においては、カテドラルに高い評価は不要である。

 

グレナディアガーズ

京成杯オータムハンデキャップの2着という結果は、最内枠の発走ながらも早めに外に持ち出して大外から追い込んだが、開幕週の馬場で脚を余したものであり、負けて強しの内容であった。

 

なお、グレナディアガーズは、NHKマイルカップで1番人気を裏切って3着に敗れてしまったが、早めに動いてしまった分差されてしまっただけであり、力負けではない。

 

また、グレナディアガーズは、朝日杯フューチュリティステークス馬であり、3歳世代ではトップクラスのスピードを秘める。

 

よって、マイルチャンピオンシップの予想においては、グレナディアガーズの巻き返しにも注意を払うべきである。

 

富士ステークス組

サトノウィザードがマイルCSを回避

4着のダノンザキッド(川田将雅)・5着のダーリントンホール(和田竜二)の合計3頭が出走を予定している。

 

ダノンザキッド・ダーリントンホール

富士ステークスの敗戦は、上位2頭に離されており、見どころは少なかった。

 

よって、マイルチャンピオンシップの予想においては、さらなるメンバー強化を考慮すると、ダノンザキッド及びダーリントンホールに高い評価は不要である。

 

ただし、ダノンザキッドは、ホープフルステークス馬であることから、叩き2走目で能力さえ発揮できればもう少し走ってもおかしくない。

 

以上のように、競馬理論の予想では、マイルチャンピオンシップに出走を予定している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、マイルチャンピオンシップ(2021年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

ハンデ

2020

1

4

グランアレグリア

4

1

ルメ

55

2

8

インディチャンプ

5

3

福永祐

57

3

7

アドマイヤマーズ

4

5

川田将

57

2019

1

5

インディチャンプ

4

3

池添謙

57

2

14

ダノンプレミアム

4

1

川田将

57

3

7

ペルシアンナイト

5

6

マー

57

2018

1

1

ステルヴィオ

3

5

ビュ

56

2

2

ペルシアンナイト

4

3

デム

57

3

3

アルアイン

4

4

川田将

57

2017

1

18

ペルシアンナイト

3

4

デム

56

2

11

エアスピネル

4

2

ムー

57

3

4

サングレーザー

3

7

福永祐

56

2016

1

16

ミッキーアイル

5

3

浜中俊

57

2

8

イスラボニータ

5

2

ルメ

57

3

15

ネオリアリズム

5

7

ムー

57

2015

1

16

モーリス

4

4

ムー

57

2

10

フィエロ

6

2

デム

57

3

5

イスラボニータ

4

1

蛯名正

57

2014

1

12

ダノンシャーク

6

8

岩田康

57

2

8

フィエロ

5

3

福永祐

57

3

3

グランデッツァ

5

9

秋山真

57

2013

1

5

トーセンラー

5

2

武豊

57

2

4

ダイワマッジョーレ

4

3

蛯名正

57

3

13

ダノンシャーク

5

1

福永祐

57

2012

1

1

サダムパテック

4

4

武豊

57

2

7

グランプリボス

4

1

内田博

57

3

17

ドナウブルー

4

5

スミ

55

2011

1

5

エイシンアポロン

4

5

池添謙

57

2

1

フィフスペトル

5

11

横山典

57

3

13

サプレザ

6

4

ルメ

55

出走予定馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

グランアレグリア

5

天皇賞()(G1)3着

安田記念(G1)2

サトノウィザード

5

富士S(G2)2着

シュネルマイスター

3

毎日王冠(G2)1着

安田記念(G1)3

ホウオウアマゾン

3

スワンS(G2)3

インディチャンプ

6

安田記念(G1)4着

クリノプレミアム

4

長岡S(3勝ク)1着

サリオス

4

安田記念(G1)8

ケイデンスコール

5

毎日王冠(G2)9着

グレナディアガーズ

3

京成杯AH (G3)3着

ロータスランド

4

富士S(G2)10

カテドラル

5

京成杯AH (G3)1

ダーリントンホール

4

富士S(G2)5

ダノンザキッド

3

富士S(G2)4着

サウンドカナロア

5

道頓堀S(3勝ク)12

サウンドキアラ

6

スワンS(G2)2着

クリノガウディー

5

スワンS(G2)15

 

Q1:阪神芝1,600mの特徴

阪神芝1,600mの特徴を教えてください。去年に引き続き、京都ではなく阪神での 開催となりますが、注意するべき点がありましたら教えてください。

Q2:グランアレグリアの評価

天皇賞・秋で2番人気3着のグランアレグリアが出走予定です。グランアレグリアはいつもより前目で競馬をしましたが「ルメール騎手は上手く乗っていた。勝ちにいくならあの騎乗しかなかった」とマスターはライブ配信で言っていました。雨が降っていましたが、雨がなければ天皇賞秋の着順は入れ替わっていたと思いますか?また今回グランアレグリアは本命候補とみて間違いないでしょうか?

Q3:安田記念組の評価

安田記念から、1番人気2着のグランアレグリア、4番人気3着のシュネルマイスター、2番人気4着のインディチャンプ、3番人気8着のサリオス、5番人気10着のケイデンスコール、9番人気12着のカテドラルが出走予定です。グランアレグリアは直線でも馬混みの中にいて、よく真ん中を抜けてこれたなという印象です。シュネルマイスターは次走の毎日王冠で、安田記念勝ち馬のダノンキングリーを逆転しました。今回はまたマイルになりますが同じく距離短縮となるグランアレグリアとどちらを上位評価しますか?またサリオスは終始手応えが悪そうでしたが、マスターはどう思いましたか?

Q4:インディチャンプの評価

2019年春秋のマイル王となったインディチャンプですが、今年に入って高松宮記念3着、安田記念もあまり上位と差がない4着で、特に力が落ちたとは思わないのですが、今回は強い3歳馬も出てきます。マスターの評価を教えてください。

Q5:京成杯オータムH組の評価

京成杯オータムHから7番人気1着のカテドラル 、1番人気3着のグレナディアガーズが出走予定です。逃げたコントラチェックが勝って波乱となりました。グレナディアガーズは最終コーナーを大きく回っていましたが、よく追い込んでいたと思います。グレナディアガーズはNHKマイルカップでシュネルマイスターに2馬身以上離されましたが、逆転は難しいでしょうか?

Q6:富士S(G2)組の評価

富士Sから9番人気2着のサトノウィザード、2番人気4着のダノンザキッド、11番人気5着のダーリントンホール、3番人気10着のロータスランドが出走予定です。ダノンザキッドは大外を回り、直線は手応えよく見えましたが、大外からサトノウィザードに差し切られました。ダーリントンホールは人気薄でしたが、最後よく伸びていました。前に行った馬が壊滅しましたが、マスターは元々ロータスランドを相手に入れていませんでした。マスターはどの馬を上位評価しますか?

Q7:スワンS(G2)の評価

スワンSから5番人気2着のサウンドキアラ、3番人気3着のホウオウアマゾン、4番人気15着のクリノガウディーが出走予定です。サウンドキアラは中団から馬混みを抜け、ホウオウアマゾンは最初から積極的にハナを立ち最後も粘りました。クリノガウディーはスタートがあまりよくなく、後方のインを追走しましたが最後伸びませんでした。スワンS組は今回のメンバーでどうでしょうか?

Q8:矢作調教師の凄さとは?

先日のアメリカBCで、フィリー&メアターフでラヴズオンリーユーが勝ち、ディスタフでマルシュロレーヌが勝って2勝をあげた矢作調教師ですが、椎名さんからみて凄いと思うところを教えてください。

 

昨年の「マイルCS」レース結果

開催日:2023/11/19

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着順 馬番 馬名 MI 性別 馬齢 斤量 タイム KP BP AP TP
1 16 ナミュール 82 4 56 01:32.5 81 0
0
1
0
2 1 ソウルラッシュ 82 5 58 01:32.5 81 0
0
1
0
3 5 ジャスティンカフェ 81 5 58 01:32.6 80 0
0
1
0
4 7 エルトンバローズ 79 3 57 01:32.7 79 0
0
0
0
5 6 ダノンザキッド 79 5 58 01:32.8 78 0
0
1
0
6 15 イルーシヴパンサー 79 5 58 01:32.8 78 0
0
1
0
7 9 シュネルマイスター 79 5 58 01:32.9 77 0
0
2
0
8 11 セリフォス 78 4 58 01:32.9 77 0
0
1
0
9 12 レッドモンレーヴ 77 4 58 01:33.0 76 0
0
1
0
10 4 エエヤン 69 3 57 01:33.7 69 0
0
0
0
11 2 ビーアストニッシド 68 4 58 01:33.8 68 0
0
0
0
12 8 ソーヴァリアント 68 5 58 01:33.8 68 0
0
0
0
13 3 ダノンスコーピオン 66 4 58 01:34.0 66 0
0
0
0
14 10 マテンロウオリオン 64 4 58 01:34.2 64 0
0
0
0
15 14 バスラットレオン 60 5 58 01:34.6 60 0
0
0
0
16 13 セルバーグ 58 4 58 01:34.8 58 0
0
0
0

展開図

今週のトラックバイアス

12/21(土)阪神C12/22(日)有馬記念※更新をお待ちください

京都
フラット
ダート
フラット
先週と同じ想定
24/12/19 15:34 更新
中山
無料会員以上
※※※※※
ダート
※※※※※
※※※※※※※※※※※※※※※
24/12/19 15:34 更新
イン有利→ややイン有利→外回イン有利※→フラット→外有利 ※外を回り過ぎてインが有利の状態

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マイルCS
過去5年のトラックバイアス
2024
11/17(日)京都
フラット
芝は内を空けて走る
2023
11/19(日)京都
フラット
Bコース→Cコース替り
2022
11/20(日)阪神
フラット
2021
11/21(日)阪神
フラット
2020
11/22(日)阪神
フラット
2019
11/17(日)京都
フラット

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