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【日経新春杯】
作成日: 2022/01/11 更新日: 2022/01/15

記事と併せて動画もご覧ください

  • 日経新春杯の解説動画は枠順発表後に公開します。今しばらくお待ちください。
京都コース2400mの特徴

日経新春杯 1954年に京都競馬場の芝外回り2400mの重賞として日本経済新春杯の競走名(「新聞」は題名に入らなかった)で創設された。1979年に日経新春杯に改称、1984年にはGIIに格付けされ、1987年からは芝外回り2200mに距離短縮されたが、1995年からは創設当初の現行距離に変更されている。ただし1980年と1994年は阪神競馬場で施行され、1984年はダート2600mに馬場変更された。2006年から国際競走となった。

年明け後に関西圏で最初に迎える芝のGII競走で春季の中・長距離路線を見据えた馬が一つの起点とする競走となっているが、同時期開催のアメリカジョッキークラブカップや京都競馬の次開催の京都記念が別定重量であるのに対し、当競走はハンデキャップ競走と差別化が図られている。

また1978年の第25回に海外遠征の壮行レースとして負担重量66.5キロで出走した有馬記念優勝馬のテンポイントが馬体に故障を生じて競走中止となったことで知られる競走である。同馬は同年3月に死亡したが、その優秀な戦績と故障後に闘病生活を送った悲劇性から年を経た現在でも語り継がれており、「日経新春杯といえばテンポイント」のように結び付ける往年の競馬ファンも少なくない。

現在の優勝レイの配色は紫色の地に黄色文字となっている。

出走資格はサラ系4歳(旧5歳)以上で、施行日当日の1週前から過去1年前までの期間内に1回以上出走のJRA所属の競走馬、外国調教馬(8頭)である。

負担重量はハンデキャップである。

2022年「日経新春杯」出馬表

24/11/24 (日) 日経新春杯(GⅡ)/京都/ハンデ/2400m(左・芝)

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2024年「日経新春杯」の前哨戦分析

今週は、フルゲート18頭に対して15頭の出走登録馬にとどまったジャパンカップ(2024年)の競馬予想について解説する。今年は、天皇賞秋を制したドウデュースと、2冠牝馬チェルヴィニアの対決が注目を集めるが、外国馬を含め他にも豪華メンバーが揃い、馬券的にも楽しみな一戦となった。そこで、競馬理論の競馬予想では、ジャパンカップの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

天皇賞秋組

ドウデュース

天皇賞秋の勝利は、8番人気のホウオウビスケッツが3着に逃げ残るスローペースの前残りの競馬を上がり32秒5の脚で差し切っており、着差以上に強い内容であった。また、ドウデュースは、道悪で能力を出し切れなかった宝塚記念でこそ惨敗してしまったが、去年の有馬記念でもスターズオンアース及びタイトルホルダーの先行2頭が2~3着に残る流れを差し切る強い内容で勝利を収めた。よって、ジャパンカップの予想においては、現役最強馬といっても言い過ぎでないドウデュースに本命級の高い評価を与えるべきである。

ジャスティンパレス

天皇賞の4着は、直線で前が壁になって仕掛けが遅れてのものであり、スムーズならば2着争いに加われたはずである。なお、ジャスティンパレスは、天皇賞(春)馬であるが、天皇賞(春)は、超一線級が揃わないメンバー構成に恵まれた感は否めない。また、ジャスティンパレスは、去年の有馬記念で前残りの展開の中4着まで追い込んだことは立派だが、ドウデュースには見劣る内容であった。よって、ジャパンカップの予想においては、差しが届く展開になるようであれば、ジャスティンパレスにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

ソールオリエンス

天皇賞秋の7着は、大きくは負けていないが、中団追走からジリジリとしか伸びておらず、上位とは力の差を感じた。なお、ソールオリエンスは、皐月賞を圧勝しているが、前潰れの展開に恵まれたものであり、着差ほど圧倒的だったわけでもない。さらに、今年の4歳世代はレベルも低い。よって、ジャパンカップの予想においては、ソールオリエンスに高い評価は不要である。

ダノンベルーガ

天皇賞秋の14着は、好位追走から伸びを欠いており、負け過ぎである。なお、ダノンベルーガは、イクイノックス及びドウデュース世代の日本ダービーの1番人気馬だが、国内のG1では馬券圏内にすら入れておらず、一線級相手では力不足である。よって、ジャパンカップの予想においては、ダノンベルーガにも高い評価は不要である。

秋華賞組

チェルヴィニア

秋華賞の勝利は、直線で狭いところをこじ開けて突き抜ける着差以上に強い内容であった。また、チェルヴィニアは、オークスでも大外からまとめて差し切っており、3歳牝馬の中ではナンバーワンと言っていい。チェルヴィニアにとっても課題は、古馬や牡馬相手でも通用するかどうかだが、これは3歳牝馬のレベル次第ではあるものの、3歳牝馬世代は、レベルが高いかどうかはまだわからないが、低いということはない。よって、ジャパンカップの予想においては、急激なメンバー強化であっても、チェルヴィニアにもかなり高い評価を与えるべきである。

ドバイシーマクラシック組

スターズオンアース

ドバイシーマクラシックの敗戦は、初の海外遠征であり度外視可能である。なお、スターズオンアースは、有馬記念でドウデュースにこそ差されてしまったものの、大外枠のスタートで2番手に出していきながらも、2着に残っている。また、スターズオンアースは、去年のジャパンカップにおいても3着に好走しており、ドウデュースに先着している。さらに、スターズオンアースは、不利があった秋華賞で敗れただけで、実力的には3冠馬とみることもできる。よって、ジャパンカップの予想においては、久しぶりの競馬であっても、スターズオンアースにかなり高い評価を与えるべきである。

凱旋門賞組

シンエンペラー

凱旋門賞の14着は、凱旋門賞馬の弟という血統的な背景から注目を集めたが、力負けであった。なお、シンエンペラーは、日本ダービーで前残りの展開の中3着まで追い込んだことは立派だが、ホープフルステークスや皐月賞を見ても、3歳世代でトップクラスであるものの、超トップというわけでもない。よって、ジャパンカップの予想においては、3歳世代のレベルがすごく高い場合にのみ、シンエンペラーも好走可能と判断すべきである。

宝塚記念組

シュトルーヴェ

宝塚記念の11着は、負け過ぎだが、道悪での最内枠で同情の余地がある。なお、シュトルーヴェは、日経賞及び目黒記念で着差以上の強さで制しており、G2レベルでは力が抜けていた。よって、ジャパンカップの予想においては、シュトルーヴェの巻き返しにも多少注意を払うべきである。

京都大賞典

ブローザホーン

京都大賞典の11着は、全く見せ場すらなく負け過ぎで、アクシデントがあったと思わせる内容であった。なお、ブローザホーンは、宝塚記念を制しているが、ドウデュースを除くと弱いメンバー構成と道悪適性に恵まれた。よって、ジャパンカップの予想においては、京都大賞典があまりに負け過ぎなので、ブローザホーンの巻き返しは厳しいとみるべきである。

英インターナショナルステークス

ドゥレッツァ

英インターナショナルステークスの敗戦は、上位から離されており残念な内容だが、海外遠征なので度外視可能である。なお、ドゥレッツァは、菊花賞を圧勝した実績があるが、楽に先行する展開とレベルの低い4歳世代限定のメンバー構成に恵まれた感が強い。これは、ドゥレッツァが金鯱賞でプログノーシスに離されてしまったことからもわかる。よって、ジャパンカップにおいては、楽に先行する展開に恵まれそうな場合に、ドゥレッツァに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

外国馬

オーギュストロダン

実績的には近年のジャパンカップに出走した馬の中で最強クラスで、日本の今のレベルの高さを考慮しても、通用しそうである。また、ディープインパクト産駒なので、日本の馬場にも適性が高そうでもある。よって、ジャパンカップにおいては、オーギュストロダンにも高い評価を与えるべきだが、血統背景で過剰に人気になるようであれば評価を下げるのも一つの手である。

ゴリアット

キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス馬であり、世界ランキング3位で、オーギュストロダンを上回る。ただし、日本の馬場が未知数ということもあり、実績ほど人気にはならなそうである。よって、ジャパンカップにおけるゴリアットの評価はかなり難しいが、人気にならないのであれば、思い切って狙ってみるのも一つの手である。

まとめ

以上、ジャパンカップに出走登録している有力各馬の能力を分析した。人気の2頭ドウデュースとチェルヴィニアは確かに強い。ただし、差し・追い込み脚質の馬がほとんどで何が逃げるかすらわからないメンバー構成を考えると、穴を狙うのであれば先行馬の残り目か。この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、ジャパンカップ(2024年)の最終的な予想を決断する。

昨年の「日経新春杯」レース結果

開催日:2023/01/15

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着順 馬番 馬名 MI 性別 馬齢 斤量 タイム KP BP AP TP
1 2 ヴェルトライゼンデ 81 6 59 02:14.2 80 2
-1
0
0
2 10 キングオブドラゴン 71 6 55 02:14.3 79 -6
-1
0
-1
3 12 プラダリア 78 4 56 02:14.3 79 -2
1
0
0
4 1 ヤマニンゼスト 73 4 55 02:14.4 78 -4
-1
0
0
5 3 ロバートソンキー 74 6 57 02:14.6 76 -2
0
0
0
6 4 ハヤヤッコ 76 7 58.5 02:14.7 75 1
0
0
0
7 6 ダンディズム 68 セン 7 55 02:14.9 73 -6
-1
1
1
8 7 プライドランド 65 7 54 02:14.9 73 -8
0
0
0
9 13 アフリカンゴールド 71 セン 8 58 02:15.0 72 0
0
0
-1
10 14 サンレイポケット 74 8 58 02:15.0 72 0
1
0
1
11 8 ヴェローナシチー 64 4 54 02:15.1 71 -6
0
0
-1
12 9 プリマヴィスタ 65 6 54 02:15.1 71 -8
1
0
1
13 11 イクスプロージョン 69 5 57 02:15.2 70 -2
1
0
0
14 5 モズナガレボシ 0 6 55 02:22.2 0 -6
-1
1
1

展開図

今週のトラックバイアス

11/23(土)京都2歳S11/24(日)ジャパンC・京阪杯※更新をお待ちください

京都
フラット
ダート
フラット
先週と同じ想定
24/11/22 09:05更新
東京
無料会員以上
※※※※※
ダート
※※※※※
※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※
イン有利→ややイン有利→外回イン有利※→フラット→外有利 ※外を回り過ぎてインが有利の状態

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日経新春杯
過去5年のトラックバイアス
2024
1/14(日)京都
ややイン有利
芝のイン有利が復活
2023
1/15(日)中京
外回イン有利
2022
1/16(日)中京
フラット
2021
1/17(日)中京
フラット
2020
1/19(日)京都
ややイン有利
2019
1/13(日)京都
フラット

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