

京都2000m:最初のコーナーまでが300mくらいしかないため、内枠が若干有利。また、条件級ではそうでもないが、秋華賞は先行争いが激しくなることもあり、メンバー次第ではハイペースの前崩れの展開にも注意が必要。


今週は、フルゲート16頭に対して22頭もの出走登録馬があった牝馬クラシック最終関門秋華賞(2025年)の予想について解説する。オークス着カムニャックが断然人気となりそうだが、前哨戦のローズステークスが着差以上に強い内容で、相手探しの一戦となりそうである。そこで、競馬理論の競馬予想では、秋華賞の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
ローズステークス組
カムニャック(82)
ローズステークスの勝利は、終始外を回らされた上に4コーナーでは内からぶつけられながらも2着に1馬身半もの差をつけており、力の違いを見せつけた。なお、カムニャックは、オークスでもアロマヴェローチェをきっちりと差し切っており、3歳牝馬ではナンバーワンの実力馬である。よって、秋華賞においては、断然人気であっても、カムニャックに本命級の高い評価を与えて当然である。
テレサ(78)
ローズステークスの2着は、好位追走からしぶとく粘り込み混戦の2着争いを制したが、カムニャックとは着差以上の能力差を感じさせた。なお、テレサは、3勝とも逃げる競馬であったが、逃げないでも競馬ができるようになったことは評価に値する。よって、秋華賞においては、テレサに、カムニャックの相手候補程度の評価を与えれば十分である。
セナスタイル(76)
ローズステークスの3着は、キャリア2戦を考えると立派だが、馬群から離れた後方を気分よく追走して、直線でも内を突く展開に恵まれた。なお、セナスタイルは、2戦2勝であったが、いずれも条件級の弱いメンバー構成に恵まれていた。よって、秋華賞においては、能力的に底を見せていない点を評価しつつも、セナスタイルに高い評価は不要である。
ビップデイジー(78)
ローズステークスの4着は、外枠から終始外を回らされた上に、4コーナーで外に張られれる不利を受けており、スムーズならば2着に加わっていた可能性が高い。ただし、ビップデイジーは、春の競馬を見ると、G1では少し荷が重い。よって、秋華賞においては、ビップデイジーに高い評価は不要である。
パラディレーヌ(75)
ローズステークスの8着は、スムーズな競馬でも上位争いができたかは疑問が残るが、出遅れ且つ直線での不利など同情の余地はある。なお、パラディレーヌは、フラワーカップで負けて強しの2着やオークス4着の実績があり、能力的にはG1でも大きな差がない。よって、秋華賞においては、パラディレーヌの巻き返しにも注意を払うべきである。
ヴーレヴー(75)
ローズステークスのレース内容は見どころがなかった。また、これらの馬は、それ以前でもG1で通用するような走りをしていない。よって、秋華賞においては、ヴーレヴ―に高い評価は不要である。
ルージュソリテール(74)
ローズステークスのレース内容は見どころがなかった。また、これらの馬は、それ以前でもG1で通用するような走りをしていない。よって、秋華賞においては、ルージュソリテールに高い評価は不要である。
ランフォーヴァウ(57)
ローズステークスのレース内容は見どころがなかった。また、これらの馬は、それ以前でもG1で通用するような走りをしていない。よって、秋華賞においては、ランフォーヴァウに高い評価は不要である。
オークス組
エンブロイダリー(65)
オークスの9着は、負け過ぎだが、道中折り合いを欠いていたように距離も長すぎた。なお、エンブロイダリーは、モレイラ騎手の好騎乗に助けられたとはいえ、アルマヴェローチェを破って桜花賞を制している。よって、秋華賞においては、距離短縮で折り合いがつくようであれば、桜花賞馬エンブロイダリーの巻き返しもあり得る。
京成杯オータムハンデ組
エリカエクスプレス(75)
京成杯オータムハンデの11着は、激しい先行争いに巻き込まれて自分の競馬ができなかったため度外視可能である。なお、エリカエクスプレスは、フェアリーステークスを圧勝したものの、桜花賞では楽に先手を取りながらも止まってしまった。よって、秋華賞においてエリカエクスプレスが好走するためには、イン有利のトラックバイアスで楽に先行するなどかなりの助けが必要である。
紫苑ステークス組
ケリフレッドアスク(74)
紫苑ステークスの勝利は、開幕週の馬場で楽に逃げる展開に恵まれた。なお、ケリフレッドアスクは、春の走りを見る限り、G1では荷が重い。よって、秋華賞においては、逃げを打てない可能性が高い点も考慮すると、ケリフレッドアスクに高い評価は不要である。
ジョスラン(76)
紫苑ステークスの2着は、コース取りの差を考慮すると、一番強い内容であった。なお、ジョスランは、キャリアも浅く上がり目もありそうである。よって、秋華賞においては、ジョスランに紫苑ステークス組で最も高い評価を与えるべきである。
ダノンフェアレディ(71)
紫苑ステークスの3着は、逃げ争いから離れた3番手を気分よく追走する展開に恵まれながらも、伸びを欠いた。よって、秋華賞においては、ダノンフェアレディに高い評価は不要である。
テリオスララ(73)
紫苑ステークスの7着は見どころがなかった。よって、秋華賞においては、テリオスララに高い評価は不要である。
中京記念組
マピュース(75)
中京記念の勝利は、逃げ馬と行ったきりの競馬を2番手追走から抜け出しただけであり、斤量や展開。トラックバイアスなどすべてに恵まれた。よって、秋華賞においては、マピュースに高い評価は不要である。
夕月特別組
グローリーリンク(59)
夕月特別の勝利は、着差以上に強い内容であったが、弱いメンバー構成と離れた2番手を気分よく追走する展開に恵まれた。なお、グローリーリンクは、1勝クラスも力の違いを見せつけた。よって、秋華賞においては、未知の魅力があるグローリーリンクにも注目すべきだが、急激なメンバー強化なので過大評価も禁物である。
まとめ
以上、秋華賞に出走登録している有力各馬の能力を分析した。この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、秋華賞(2024年)の最終的な予想を決断する。

開催日:2024/10/13
着順 | 馬番 | 馬名 | MI | 性別 | 馬齢 | 斤量 | タイム | 基 | KP | BP | AP | TP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | チェルヴィニア | 82 | 牝馬 | 3 | 55 | 01:57.1 | 82 | 0 | 0
|
0
|
0
|
2 | 10 | ボンドガール | 79 | 牝馬 | 3 | 55 | 01:57.4 | 79 | 0 | 0
|
0
|
0
|
3 | 14 | ステレンボッシュ | 80 | 牝馬 | 3 | 55 | 01:57.5 | 78 | 0 | 0
|
2
|
0
|
4 | 12 | ラヴァンダ | 77 | 牝馬 | 3 | 55 | 01:57.6 | 77 | 0 | 0
|
0
|
0
|
5 | 13 | クリスマスパレード | 77 | 牝馬 | 3 | 55 | 01:57.6 | 77 | 0 | 0
|
0
|
0
|
6 | 2 | ミアネーロ | 76 | 牝馬 | 3 | 55 | 01:57.7 | 76 | 0 | 0
|
0
|
0
|
7 | 4 | タガノエルピーダ | 76 | 牝馬 | 3 | 55 | 01:57.7 | 76 | 0 | 0
|
0
|
0
|
8 | 7 | チルカーノ | 73 | 牝馬 | 3 | 55 | 01:57.9 | 74 | 0 | 0
|
-1
|
0
|
9 | 8 | コガネノソラ | 73 | 牝馬 | 3 | 55 | 01:58.0 | 73 | 0 | 0
|
0
|
0
|
10 | 1 | ホーエリート | 73 | 牝馬 | 3 | 55 | 01:58.0 | 73 | 0 | 0
|
0
|
0
|
11 | 6 | ラビットアイ | 69 | 牝馬 | 3 | 55 | 01:58.3 | 70 | 0 | 0
|
-1
|
0
|
12 | 9 | アドマイヤベル | 68 | 牝馬 | 3 | 55 | 01:58.5 | 68 | 0 | 0
|
0
|
0
|
13 | 15 | セキトバイースト | 69 | 牝馬 | 3 | 55 | 01:58.5 | 68 | 0 | 0
|
0
|
1
|
14 | 11 | ランスオブクイーン | 67 | 牝馬 | 3 | 55 | 01:58.6 | 67 | 0 | 0
|
0
|
0
|
15 | 3 | クイーンズウォーク | 57 | 牝馬 | 3 | 55 | 01:59.6 | 57 | 0 | 0
|
0
|
0
|

25/10/12 07:31 更新
過去5年のトラックバイアス

10/13(日)京都
芝は高速馬場
10/15(日)京都
雨の影響あり
10/16(日)阪神
10/17(日)阪神
10/18(日)京都
10/13(日)京都
以下のフォームから新規メルマガ会員登録すると、毎週のトラックバイアス情報やマスター指数(MI)に関する情報が閲覧できます。

メルマガ会員登録するにはメールアドレスを入力して、「メールを受け取る」ボタンを押してください
25/10/12 07:31 更新