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【天皇賞(春)】
作成日: 2023/04/25 更新日: 2023/04/27

記事と併せて動画もご覧ください

京都コース3200mの特徴

天皇賞・春 1938年に4歳(現3歳)以上の牡馬・牝馬(外国産馬含む)限定の定量の重賞競走帝室御賞典(春)として開催。春の競走としての第1回は鳴尾競馬場の土2700メートルで施行された。

1939年からは施行距離を芝3200メートルに出走資格を5歳(現4歳)以上に変更。1944年は太平洋戦争(戦時中)の影響により阪神競馬場が海軍に接収されたため、施行場を現在の京都競馬場の芝3200メートルの能力検定競走として施行。1945年は太平洋戦争の影響で開催中止となり1946年は開催されず1947年は宮内庁からの天皇賞の下賜の調整が遅れたことにより「平和賞」の名称で施行され、1948年から再び宮内庁から天皇賞を下賜された事により名称が「天皇賞(春)」に変更された。

1957年より当時の昭和天皇の誕生日である4月29日の開催となり、日曜日以外に行われることのある大レースとなり昭和天皇が崩御するまで続いた。ただし1989年は既に日程が決まっていた為にそのまま4月29日開催となり、翌1990年以後はゴールデンウィーク期間中の日曜日開催に変更された。但し1990年は4月29日が日曜日だった為、実質的には4月29日開催は1990年まで続いた。なお1972年は前年からの馬インフルエンザ騒動の余波で施行日程が大幅に順延となったこと、および1974年は厩務員ストライキで開催日程が順延となった関係でいずれも4月29日に開催されなかった。

1965・1970・1980・1994年は阪神競馬場の芝3200メートルで施行。1972年からは前年における活馬(生きている馬)の輸入自由化に伴い外国産馬が出走できなくなり、1981年から勝ち抜け制度が廃止され天皇賞に1度優勝した競走馬も再び出走が可能になり1984年からはグレード制施行によりGIに格付けされた。

1995年からは指定競走に指定され阪神大賞典・日経賞・大阪杯で2着以内に入賞した地方所属の競走馬にも出走資格が与えられ、2000年からは外国産馬の活躍による出走枠の見直しの一環により総収得金額順上位2頭(フルゲート18枠に満たない場合は4頭)まで出走可能になり2004年からは外国産馬の出走枠が4枠に拡大され2005年からは国際競走に指定、外国産馬の出走枠制限が撤廃され外国調教馬が5頭まで出走可能になった。

中央競馬で最も長い距離で施行される平地のGI競走で、日本競馬会時代から長年芝3200メートルで施行されてきた。だが近代競馬におけるスピード化に伴い本競走の施行距離を芝2400メートルにする短縮化の意見も日本中央競馬会(JRA)から出されたが[要出典]、当面は現行の距離で施行されている。有力古馬の中には本競走に出走せず鳴尾記念(2011年までは金鯱賞)や安田記念を経て宝塚記念を目指す場合や、海外遠征でドバイミーティング・チャンピオンズマイル・クイーンエリザベス2世カップ・シンガポール航空インターナショナルカップ等のアジアの国際GI競走へ出走する場合もある。

優勝馬には多くの名馬が名を連ねており、その殆どが当レース以外のGI(級)競走を勝利している。

2008年より騸馬は出走可能となっている。また、海外主要長距離GIとの連携の観点から2008年よりオーストラリア最大のレースであるGIメルボルンカップの前年度(オーストラリアは8月~7月を1シーズンとしているため、オーストラリアの基準では同一シーズン)の優勝馬を招待することを決定。これ以前にも2003・2004・2005年メルボルンカップ優勝馬のMakybe Divaが2005年に出走しているが、この時は招待馬ではなかった。また、このレースの優勝馬は同年のメルボルンカップへの優先出走権が与えられている。

現在の優勝レイは紫地に金文字である。配色自体は秋施行のものと同じだが、開催競馬場における発注業者の違いから春秋でデザインが大きく異なる。

2009年度における、当競走当日の京都競馬場の開門時刻は午前7時30分であった。

2023年「天皇賞(春)」出馬表

24/11/24 (日) 天皇賞(春)(GⅠ)/京都/定量/3200m(右・芝)

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2024年「天皇賞(春)」の前哨戦分析

今週は、フルゲート18頭に対して15頭の出走登録馬にとどまったジャパンカップ(2024年)の競馬予想について解説する。今年は、天皇賞秋を制したドウデュースと、2冠牝馬チェルヴィニアの対決が注目を集めるが、外国馬を含め他にも豪華メンバーが揃い、馬券的にも楽しみな一戦となった。そこで、競馬理論の競馬予想では、ジャパンカップの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

天皇賞秋組

ドウデュース

天皇賞秋の勝利は、8番人気のホウオウビスケッツが3着に逃げ残るスローペースの前残りの競馬を上がり32秒5の脚で差し切っており、着差以上に強い内容であった。また、ドウデュースは、道悪で能力を出し切れなかった宝塚記念でこそ惨敗してしまったが、去年の有馬記念でもスターズオンアース及びタイトルホルダーの先行2頭が2~3着に残る流れを差し切る強い内容で勝利を収めた。よって、ジャパンカップの予想においては、現役最強馬といっても言い過ぎでないドウデュースに本命級の高い評価を与えるべきである。

ジャスティンパレス

天皇賞の4着は、直線で前が壁になって仕掛けが遅れてのものであり、スムーズならば2着争いに加われたはずである。なお、ジャスティンパレスは、天皇賞(春)馬であるが、天皇賞(春)は、超一線級が揃わないメンバー構成に恵まれた感は否めない。また、ジャスティンパレスは、去年の有馬記念で前残りの展開の中4着まで追い込んだことは立派だが、ドウデュースには見劣る内容であった。よって、ジャパンカップの予想においては、差しが届く展開になるようであれば、ジャスティンパレスにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

ソールオリエンス

天皇賞秋の7着は、大きくは負けていないが、中団追走からジリジリとしか伸びておらず、上位とは力の差を感じた。なお、ソールオリエンスは、皐月賞を圧勝しているが、前潰れの展開に恵まれたものであり、着差ほど圧倒的だったわけでもない。さらに、今年の4歳世代はレベルも低い。よって、ジャパンカップの予想においては、ソールオリエンスに高い評価は不要である。

ダノンベルーガ

天皇賞秋の14着は、好位追走から伸びを欠いており、負け過ぎである。なお、ダノンベルーガは、イクイノックス及びドウデュース世代の日本ダービーの1番人気馬だが、国内のG1では馬券圏内にすら入れておらず、一線級相手では力不足である。よって、ジャパンカップの予想においては、ダノンベルーガにも高い評価は不要である。

秋華賞組

チェルヴィニア

秋華賞の勝利は、直線で狭いところをこじ開けて突き抜ける着差以上に強い内容であった。また、チェルヴィニアは、オークスでも大外からまとめて差し切っており、3歳牝馬の中ではナンバーワンと言っていい。チェルヴィニアにとっても課題は、古馬や牡馬相手でも通用するかどうかだが、これは3歳牝馬のレベル次第ではあるものの、3歳牝馬世代は、レベルが高いかどうかはまだわからないが、低いということはない。よって、ジャパンカップの予想においては、急激なメンバー強化であっても、チェルヴィニアにもかなり高い評価を与えるべきである。

ドバイシーマクラシック組

スターズオンアース

ドバイシーマクラシックの敗戦は、初の海外遠征であり度外視可能である。なお、スターズオンアースは、有馬記念でドウデュースにこそ差されてしまったものの、大外枠のスタートで2番手に出していきながらも、2着に残っている。また、スターズオンアースは、去年のジャパンカップにおいても3着に好走しており、ドウデュースに先着している。さらに、スターズオンアースは、不利があった秋華賞で敗れただけで、実力的には3冠馬とみることもできる。よって、ジャパンカップの予想においては、久しぶりの競馬であっても、スターズオンアースにかなり高い評価を与えるべきである。

凱旋門賞組

シンエンペラー

凱旋門賞の14着は、凱旋門賞馬の弟という血統的な背景から注目を集めたが、力負けであった。なお、シンエンペラーは、日本ダービーで前残りの展開の中3着まで追い込んだことは立派だが、ホープフルステークスや皐月賞を見ても、3歳世代でトップクラスであるものの、超トップというわけでもない。よって、ジャパンカップの予想においては、3歳世代のレベルがすごく高い場合にのみ、シンエンペラーも好走可能と判断すべきである。

宝塚記念組

シュトルーヴェ

宝塚記念の11着は、負け過ぎだが、道悪での最内枠で同情の余地がある。なお、シュトルーヴェは、日経賞及び目黒記念で着差以上の強さで制しており、G2レベルでは力が抜けていた。よって、ジャパンカップの予想においては、シュトルーヴェの巻き返しにも多少注意を払うべきである。

京都大賞典

ブローザホーン

京都大賞典の11着は、全く見せ場すらなく負け過ぎで、アクシデントがあったと思わせる内容であった。なお、ブローザホーンは、宝塚記念を制しているが、ドウデュースを除くと弱いメンバー構成と道悪適性に恵まれた。よって、ジャパンカップの予想においては、京都大賞典があまりに負け過ぎなので、ブローザホーンの巻き返しは厳しいとみるべきである。

英インターナショナルステークス

ドゥレッツァ

英インターナショナルステークスの敗戦は、上位から離されており残念な内容だが、海外遠征なので度外視可能である。なお、ドゥレッツァは、菊花賞を圧勝した実績があるが、楽に先行する展開とレベルの低い4歳世代限定のメンバー構成に恵まれた感が強い。これは、ドゥレッツァが金鯱賞でプログノーシスに離されてしまったことからもわかる。よって、ジャパンカップにおいては、楽に先行する展開に恵まれそうな場合に、ドゥレッツァに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

外国馬

オーギュストロダン

実績的には近年のジャパンカップに出走した馬の中で最強クラスで、日本の今のレベルの高さを考慮しても、通用しそうである。また、ディープインパクト産駒なので、日本の馬場にも適性が高そうでもある。よって、ジャパンカップにおいては、オーギュストロダンにも高い評価を与えるべきだが、血統背景で過剰に人気になるようであれば評価を下げるのも一つの手である。

ゴリアット

キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス馬であり、世界ランキング3位で、オーギュストロダンを上回る。ただし、日本の馬場が未知数ということもあり、実績ほど人気にはならなそうである。よって、ジャパンカップにおけるゴリアットの評価はかなり難しいが、人気にならないのであれば、思い切って狙ってみるのも一つの手である。

まとめ

以上、ジャパンカップに出走登録している有力各馬の能力を分析した。人気の2頭ドウデュースとチェルヴィニアは確かに強い。ただし、差し・追い込み脚質の馬がほとんどで何が逃げるかすらわからないメンバー構成を考えると、穴を狙うのであれば先行馬の残り目か。この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、ジャパンカップ(2024年)の最終的な予想を決断する。

昨年の「天皇賞(春)」レース結果

開催日:2023/04/30

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着順 馬番 馬名 MI 性別 馬齢 斤量 タイム KP BP AP TP
1 1 ジャスティンパレス 85 4 58 03:16.1 85 0
0
0
0
2 7 ディープボンド 81 6 58 03:16.5 81 0
0
0
0
3 16 シルヴァーソニック 80 7 58 03:16.7 79 0
1
0
0
4 12 ブレークアップ 77 5 58 03:16.9 77 0
0
0
0
5 14 マテンロウレオ 76 4 58 03:17.0 76 0
0
0
0
6 13 ボルドグフーシュ 74 4 58 03:17.3 73 0
1
0
0
7 15 エンドロール 71 4 58 03:17.4 72 0
-1
0
0
8 10 サンレイポケット 71 8 58 03:17.5 71 0
0
0
0
9 11 ディアスティマ 70 6 58 03:17.5 71 0
-1
0
0
10 9 ヒュミドール 69 セン 7 58 03:17.6 70 0
-1
0
0
11 6 アスクビクターモア 66 4 58 03:18.0 66 0
0
0
0
12 4 メロディーレーン 66 7 56 03:18.0 66 0
-1
0
1
13 5 アイアンバローズ 64 6 58 03:18.3 63 0
0
0
1
14 2 ディープモンスター 58 5 58 03:18.9 57 0
0
0
1
15 8 トーセンカンビーナ 0 7 58 03:26.7 -21 0
0
0
0

展開図

今週のトラックバイアス

11/23(土)京都2歳S11/24(日)ジャパンC・京阪杯※更新をお待ちください

京都
フラット
ダート
フラット
先週と同じ想定
24/11/22 09:05更新
東京
無料会員以上
※※※※※
ダート
※※※※※
※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※
イン有利→ややイン有利→外回イン有利※→フラット→外有利 ※外を回り過ぎてインが有利の状態

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天皇賞(春)
過去5年のトラックバイアス
2024
4/28(日)京都
フラット
芝はほんの少しだけイン有利
2023
4/30(日)京都
フラット
2022
5/1(日)阪神
イン有利
2021
5/2(日)阪神
ややイン有利
2020
5/3(日)京都
フラット
2019
4/28(日)京都
ややイン有利

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