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【宝塚記念】
作成日: 2022/06/21 更新日: 2022/06/26

記事と併せて動画もご覧ください

  • 宝塚記念の解説動画は枠順発表後に公開します。今しばらくお待ちください。
京都コース2200mの特徴

宝塚記念 上半期の日本競馬のグランプリと位置づけられている。

かつて関西地区(阪神競馬場)の阪神大賞典は年末の大一番だったが、その成功を受けて関東地区(中山競馬場)に創設(1956年)され定着した有馬記念にその役目を譲った。また春季もクラシック競走やそのトライアルレースが続く関東地区に比べて関西地区の大競走は桜花賞と天皇賞しかなく盛り上がりに欠けていた。そこで「有馬記念に匹敵する大競走を春に開催したい」との関西地区の意向もあり、有馬記念同様にファン投票によって出走馬を決めることを前提に4歳(現3歳)以上の混合の定量の重賞競走・宝塚記念として1960年に創設された。

第1回は阪神競馬場の芝1800mで施行され、翌1961年と1967年に200mずつ延長され現在の芝2200mでの施行となっている。このレースの創設に伴い、宝塚杯(旧・阪神記念)は競走名を阪急杯に変更されている。なお宝塚記念は創設以来、改修や地震災害等の理由から京都競馬場や中京競馬場で代替開催となった事が多くJRAGI(グレード制導入以前も含む)の中では最も代替開催の回数が多いレースとして知られる。

馬が近年では競馬の国際化の流れに乗りフランスの凱旋門賞(G1)をはじめ海外の国際競走への遠征を見据えた試金石としてこの競走に挑む例が増え、上半期のグランプリであると同時に海外の国際競走のステップレースとしても捉えられている。春季の4歳以上の馬にとって香港のクイーンエリザベス2世カップ(G1)等へ出走する馬も増えてきているが国内では出走可能な唯一の中長距離のGIレースであり、近年春の天皇賞の価値が下がってきていることも影響して以前よりも価値が高くなっている。かつては勝ち抜け制度であった天皇賞の勝ち馬や、天皇賞及びクラシック競走に出走権がなかった外国産馬やせん馬にとって特に大きな目標となっていた。また、力をつけてきた馬がステップレースの目黒記念や鳴尾記念(2011年までは金鯱賞)を勝ちあがってきて試金石の意味で使う例もある。さらに2011年からは本競走の勝馬に対し当該年のブリーダーズカップ・ターフへの優先出走権と出走登録料・輸送費用の一部負担の特権が付与されるブリーダーズカップ・チャレンジ指定競走になることが発表されている。

宝塚記念では年に一度、本競走でしか演奏されない専用のファンファーレ(JRAの一般公募によって最優秀賞に選出された早川太海の作曲)が使用されている。専用のファンファーレが用意される競走は中央競馬では他に名鉄杯(特別競走)があるのみ。現在の優勝レイの配色は紺色地に金色文字となっている。

上半期のGI戦線を締めくくる中長距離競走でその年を締めくくる有馬記念を「グランプリ」と呼ぶことになぞらえ、宝塚記念は「春のグランプリ」または「夏のグランプリ(サマーグランプリ)」と呼ばれる

2022年「宝塚記念」出馬表

24/11/24 (日) 宝塚記念(GⅠ)/京都/定量/2200m(右・芝)

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2024年「宝塚記念」の前哨戦分析

今週は、フルゲート18頭に対して15頭の出走登録馬にとどまったジャパンカップ(2024年)の競馬予想について解説する。今年は、天皇賞秋を制したドウデュースと、2冠牝馬チェルヴィニアの対決が注目を集めるが、外国馬を含め他にも豪華メンバーが揃い、馬券的にも楽しみな一戦となった。そこで、競馬理論の競馬予想では、ジャパンカップの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

天皇賞秋組

ドウデュース

天皇賞秋の勝利は、8番人気のホウオウビスケッツが3着に逃げ残るスローペースの前残りの競馬を上がり32秒5の脚で差し切っており、着差以上に強い内容であった。また、ドウデュースは、道悪で能力を出し切れなかった宝塚記念でこそ惨敗してしまったが、去年の有馬記念でもスターズオンアース及びタイトルホルダーの先行2頭が2~3着に残る流れを差し切る強い内容で勝利を収めた。よって、ジャパンカップの予想においては、現役最強馬といっても言い過ぎでないドウデュースに本命級の高い評価を与えるべきである。

ジャスティンパレス

天皇賞の4着は、直線で前が壁になって仕掛けが遅れてのものであり、スムーズならば2着争いに加われたはずである。なお、ジャスティンパレスは、天皇賞(春)馬であるが、天皇賞(春)は、超一線級が揃わないメンバー構成に恵まれた感は否めない。また、ジャスティンパレスは、去年の有馬記念で前残りの展開の中4着まで追い込んだことは立派だが、ドウデュースには見劣る内容であった。よって、ジャパンカップの予想においては、差しが届く展開になるようであれば、ジャスティンパレスにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

ソールオリエンス

天皇賞秋の7着は、大きくは負けていないが、中団追走からジリジリとしか伸びておらず、上位とは力の差を感じた。なお、ソールオリエンスは、皐月賞を圧勝しているが、前潰れの展開に恵まれたものであり、着差ほど圧倒的だったわけでもない。さらに、今年の4歳世代はレベルも低い。よって、ジャパンカップの予想においては、ソールオリエンスに高い評価は不要である。

ダノンベルーガ

天皇賞秋の14着は、好位追走から伸びを欠いており、負け過ぎである。なお、ダノンベルーガは、イクイノックス及びドウデュース世代の日本ダービーの1番人気馬だが、国内のG1では馬券圏内にすら入れておらず、一線級相手では力不足である。よって、ジャパンカップの予想においては、ダノンベルーガにも高い評価は不要である。

秋華賞組

チェルヴィニア

秋華賞の勝利は、直線で狭いところをこじ開けて突き抜ける着差以上に強い内容であった。また、チェルヴィニアは、オークスでも大外からまとめて差し切っており、3歳牝馬の中ではナンバーワンと言っていい。チェルヴィニアにとっても課題は、古馬や牡馬相手でも通用するかどうかだが、これは3歳牝馬のレベル次第ではあるものの、3歳牝馬世代は、レベルが高いかどうかはまだわからないが、低いということはない。よって、ジャパンカップの予想においては、急激なメンバー強化であっても、チェルヴィニアにもかなり高い評価を与えるべきである。

ドバイシーマクラシック組

スターズオンアース

ドバイシーマクラシックの敗戦は、初の海外遠征であり度外視可能である。なお、スターズオンアースは、有馬記念でドウデュースにこそ差されてしまったものの、大外枠のスタートで2番手に出していきながらも、2着に残っている。また、スターズオンアースは、去年のジャパンカップにおいても3着に好走しており、ドウデュースに先着している。さらに、スターズオンアースは、不利があった秋華賞で敗れただけで、実力的には3冠馬とみることもできる。よって、ジャパンカップの予想においては、久しぶりの競馬であっても、スターズオンアースにかなり高い評価を与えるべきである。

凱旋門賞組

シンエンペラー

凱旋門賞の14着は、凱旋門賞馬の弟という血統的な背景から注目を集めたが、力負けであった。なお、シンエンペラーは、日本ダービーで前残りの展開の中3着まで追い込んだことは立派だが、ホープフルステークスや皐月賞を見ても、3歳世代でトップクラスであるものの、超トップというわけでもない。よって、ジャパンカップの予想においては、3歳世代のレベルがすごく高い場合にのみ、シンエンペラーも好走可能と判断すべきである。

宝塚記念組

シュトルーヴェ

宝塚記念の11着は、負け過ぎだが、道悪での最内枠で同情の余地がある。なお、シュトルーヴェは、日経賞及び目黒記念で着差以上の強さで制しており、G2レベルでは力が抜けていた。よって、ジャパンカップの予想においては、シュトルーヴェの巻き返しにも多少注意を払うべきである。

京都大賞典

ブローザホーン

京都大賞典の11着は、全く見せ場すらなく負け過ぎで、アクシデントがあったと思わせる内容であった。なお、ブローザホーンは、宝塚記念を制しているが、ドウデュースを除くと弱いメンバー構成と道悪適性に恵まれた。よって、ジャパンカップの予想においては、京都大賞典があまりに負け過ぎなので、ブローザホーンの巻き返しは厳しいとみるべきである。

英インターナショナルステークス

ドゥレッツァ

英インターナショナルステークスの敗戦は、上位から離されており残念な内容だが、海外遠征なので度外視可能である。なお、ドゥレッツァは、菊花賞を圧勝した実績があるが、楽に先行する展開とレベルの低い4歳世代限定のメンバー構成に恵まれた感が強い。これは、ドゥレッツァが金鯱賞でプログノーシスに離されてしまったことからもわかる。よって、ジャパンカップにおいては、楽に先行する展開に恵まれそうな場合に、ドゥレッツァに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

外国馬

オーギュストロダン

実績的には近年のジャパンカップに出走した馬の中で最強クラスで、日本の今のレベルの高さを考慮しても、通用しそうである。また、ディープインパクト産駒なので、日本の馬場にも適性が高そうでもある。よって、ジャパンカップにおいては、オーギュストロダンにも高い評価を与えるべきだが、血統背景で過剰に人気になるようであれば評価を下げるのも一つの手である。

ゴリアット

キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス馬であり、世界ランキング3位で、オーギュストロダンを上回る。ただし、日本の馬場が未知数ということもあり、実績ほど人気にはならなそうである。よって、ジャパンカップにおけるゴリアットの評価はかなり難しいが、人気にならないのであれば、思い切って狙ってみるのも一つの手である。

まとめ

以上、ジャパンカップに出走登録している有力各馬の能力を分析した。人気の2頭ドウデュースとチェルヴィニアは確かに強い。ただし、差し・追い込み脚質の馬がほとんどで何が逃げるかすらわからないメンバー構成を考えると、穴を狙うのであれば先行馬の残り目か。この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、ジャパンカップ(2024年)の最終的な予想を決断する。

昨年の「宝塚記念」レース結果

開催日:2023/06/25

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着順 馬番 馬名 MI 性別 馬齢 斤量 タイム KP BP AP TP
1 5 イクイノックス 85 4 58 02:11.2 85 0
0
1
-1
2 6 スルーセブンシーズ 85 5 56 02:11.2 85 0
0
1
-1
3 9 ジャスティンパレス 82 4 58 02:11.4 83 0
0
0
-1
4 11 ジェラルディーナ 82 5 56 02:11.4 83 0
0
0
-1
5 10 ディープボンド 81 6 58 02:11.6 81 0
0
0
0
6 7 プラダリア 81 4 58 02:11.6 81 0
0
0
0
7 4 ボッケリーニ 79 7 58 02:11.7 80 0
0
0
-1
8 8 ヴェラアズール 77 6 58 02:11.9 78 0
0
0
-1
9 13 ジオグリフ 79 4 58 02:11.9 78 0
0
1
0
10 17 ドゥラエレーデ 74 3 53 02:12.3 74 0
0
0
0
11 12 アスクビクターモア 74 4 58 02:12.3 74 0
0
0
0
12 14 ブレークアップ 74 5 58 02:12.3 74 0
0
0
0
13 3 ダノンザキッド 71 5 58 02:12.6 71 0
0
0
0
14 16 モズベッロ 72 7 58 02:12.6 71 0
0
1
0
15 15 ユニコーンライオン 71 7 58 02:12.6 71 0
0
0
0
16 2 カラテ 71 7 58 02:12.6 71 0
0
0
0
17 1 ライラック 70 4 56 02:12.7 70 0
0
0
0

展開図

今週のトラックバイアス

11/23(土)京都2歳S11/24(日)ジャパンC・京阪杯※更新をお待ちください

京都
※※※※※
ダート
※※※※※
※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※
福島
フラット
ダート
フラット
昨日と同じ想定
24/11/17 09:41更新
東京
無料会員以上
※※※※※
ダート
※※※※※
※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※
イン有利→ややイン有利→外回イン有利※→フラット→外有利 ※外を回り過ぎてインが有利の状態

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宝塚記念
過去5年のトラックバイアス
2024
6/23(日)京都
フラット
重適性が必要な位の道悪
2023
6/25(日)阪神
フラット
宝塚記念は先行馬総崩れ
2022
6/26(日)阪神
イン有利
2021
6/27(日)阪神
フラット
2020
6/28(日)阪神
ややイン有利
芝Bコース替
2019
6/23(日)阪神
フラット

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