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こんばんは!玉嶋です。
早速ですが、今週末の『菊花賞』予想のポイント、番付について、玉嶋の見解をお届けします。
●雑談
先週も、マスターの予想を使わせてもらいました。土日で買い目70点ほど(均等買い)で、土曜阪神9R:馬連26.1倍、土曜新潟11R:馬連58.6倍、日曜新潟9R:35.6倍を取れましたので、磐石でした。
いつもありがとうございます。高配当を上手く取れました。
私事なんですけど、妻に粘り強く交渉して、私の馬券予算と別枠で、予算枠をもらえました笑。
それって夏くらいの話じゃないっけ笑?
そうです。妻も例外ではなく、競馬予想屋=詐欺みたいな先入観を持っていて、なかなかOKが出なくて。。。でも、粘り強く交渉して、最後は説き伏せました。
そうなんだ笑。でも、よく詐欺みたいに思われているところから挽回しましたね?
何年もちゃんと競馬で結果を残しているのを、定期的に妻へ報告していますので笑。「予想屋マスターを徹底的にコピーしたのが、俺の予想だ」と説明し、納得してもらいました。
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●高回収の馬券戦略『レース選定』
【質問】
ダービーでも秋華賞でも、人気を背負っている馬を玉嶋さんは高評価されていました。今までの玉嶋さんを見ていて、秋華賞はケン(見送り)だろうと思っていましたが、参戦されていて驚きました。ダービーを見送って、秋華賞で参戦した理由は何でしょうか?また、菊花賞の方針も併せて教えてください。
確かに、質問の通りです。ダービーは四強の能力が傑出していて、その下の筆頭がアスクビクターモア。結構な力差がありました。出した結論は、馬連ボックス(6点)でした。こんなんじゃ戦えないから、当然見送りです。※予想の結果は的中も、7.3倍。6点では。。。
大関→四強(4頭とも◎)
関脇→不在
小結以下→アスクビクターモア他
【結論】馬連4頭ボックス
これねー。先週のメルマガの秋華賞番付を見て、多分玉嶋さんここは勝負に行くだろうな、と思いました。ポイントはアートハウスでしょ?
やっぱり、分かりますよね笑。週中に出した番付(週中予想)は、以下の通りでした。
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関脇
①スターズオンアース
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小結
②スタニングローズ
③ナミュール
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十両
④アートハウス
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【最終予想】※オッズ、TB考慮
◎ ②(1着候補 Aランク)
▲ ①③(1着候補 Bランク)
消 ④
結果論ではなく、①②③は結構悩みました。でも、④はオッズ(6.7倍)を見て買い目から即消しました。「来ない」とは思っていませんでしたが、期待値を考えると買えるオッズじゃない。先週のメルマガで言及しましたが、10倍つくなら、迷っていたと思います。15倍付いていたら、印を回していました。負けた馬に、敢えてこんなこと言う人間は、あまりいないと思いますが。マスターも同じじゃないですか?
オークス見たら、誰が見たってそうでしょ?道中で同じような位置を走っていたのに、スタニングローズとは内容、着順ともに雲泥の差がありましたからね。オッズが同じくらいなら、迷わずスタニングローズ。同感です。
ここから本題ですが、秋華賞で勝負したのは、アートハウスがいたからです。理路整然と買い目から消せる人気馬を消せれば、控除率突破のハードルが一気に下がります。だから、勝負しました。シンプルにそれだけ。
こういうのって、馬券で儲けるために大事な考え方だよね。今週は菊花賞があります。去年の菊花賞は、どう判断しましたか?
レッドジェネシスのことですか笑?春のクラシック、神戸新聞杯から、ステラヴェローチェ>レッドジェネシス、タイトルホルダー>レッドジェネシスでした。レース内容を考えると、当然こうなります。過去の予想を拝見しましたが、マスターも大筋同じでしたよね?
そうですね。これって、ステラヴェローチェとタイトルホルダーのどちらを上に取るか?っていう話なら全然分かるんだけど、ダービーで惨敗して、前哨戦でもステラヴェローチェに負けているレッドジェネシスを上に取る理由って、何もないんですよ。さっきのアートハウスと同じで、オッズ差が極端にあるなら、割り切りを入れるとかなら分かるんだけど。さっき玉嶋さんが言っていたように、裏目を引く時は引くんだけど、確率の低い裏目に期待し続けたら、競馬で一生勝てないよ。
以下同文です(小声)。
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●2021年『菊花賞』番付【参考】
横綱
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大関
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関脇
△ステラヴェローチェ 5.4倍 4着
○タイトルホルダー 8.0倍 1着
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小結
消オーソクレース 4.1倍 2着
▲ディバインラヴ 17.3倍 3着
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前頭
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十両以下
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秘密兵器
●長距離戦トラックバイアス重要性
長距離戦のトラックバイアスについて、どう考えるか?質問をいただきました。考え方としては、中距離のレースよりも、「あまり神経質になる必要はない」です。
理由としては、長距離戦の場合は、馬群がバラけやすい(去年の菊花賞、今年の天皇賞(春)を確認してください)ため、内で脚を溜めていた馬でも比較的簡単に好きな進路を選べます。去年の菊花賞、今年の天皇賞(春)では、内前有利のトラックバイアスであったため、勝ったタイトルホルダーは前目からラチ沿いの進路を取りましたが、外有利のトラックバイアスだったとしても、外に進路を取れる余裕はありました。したがって、仮に外差し有利のトラックバイアスにシフトしたとしても、先行する馬に対して、それほど神経質になる必要はありません。(内に閉じ込められて、撃沈ということが起きにくいから)
●菊花賞 有力馬
まず、中心はアスクビクターモア。能力的にはセントライト記念で先着を許したガイアフォースと能力的には互角です。適性に目を向けると、アスクビクターモアは馬なりで先行できる点、勝負どころで徐々にスピードアップできる点、後方からプレッシャーをかけられてもそう簡単に垂れないメンタルの強靭さがある点を考慮すると、若干有利と考えます。
ガイアフォースでも悪くはないのですが、アスクビクターモアは皐月賞、ダービーで一旦見せ場を作ってから強いメンバーに揉まれた経験がある一方で、ガイアフォースはこれまでのレースを振り返ると、自分のタイミングで仕掛けるレースしか経験がなく、3,4コーナーで被されたり蓋をされたりした場合に、どうなるか分からない怖さがあります。ちょっと不透明。
そういう意味では、この2頭を天秤にかけた場合は、連軸向きならアスクビクターモアかな?と現時点では思います。
また、今回の場合は、皐月賞、ダービー、セントライト記念で一旦先頭に立ったアスクビクターモアのレースセンスは素晴らしいものがあります。余程のトラブルがない限りは、残り200m付近でアスクビクターモアが先頭付近にいる可能性が高いと考えます。そういう意味では、同型の逃げ先行は不利。穴があくとすれば、アスクビクターモアを目掛けてゴール前強襲のパターンと考えます。
●2022年『菊花賞』番付
横綱
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大関
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関脇
アスクビクターモア(基準馬)
ガイアフォース
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小結
ジャスティンパレス
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前頭
ビーアストニッシド
フェーングロッテン
ボーンディスウェイ
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十両以下
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秘密兵器
ドゥラドーレス
セレシオン
(その他は、週半ばのため検討中)
※番付の意味
1ランク差
→トラックバイアス、展開次第では逆転可能。
2ランク差
→トラックバイアス、展開に恵まれても逆転困難。
秘密兵器
→過去のレースから、番付上位と互角に渡り合える可能性を秘めた馬。
※番付は、過去のレースにおける最大出力を評価する指標であり、この序列の通り決着することを示すものではありません。
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以上を踏まえて、当日の枠順、馬場状態、オッズを確認して検討します。
※「秋G1 最新番付」は延期とし、「勝負レースの選定」コラムに差し替えましたので、ご容赦願います。
以上を踏まえて、当日の枠順、馬場状態、オッズを確認して検討します。
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メルマガ作成者:
玉嶋亮
メルマガ発行人:
予想屋マスター事務局
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2022年 上半期 成績
年間予算の52%消化(32R)
的中率53%(17/32)
複勝チャレンジ除く 40%(10/25)
主力券種:馬単、三連単
回収率&主な的中: Twitterプロフィール欄
複勝チャレンジ:7戦7勝
30代半ば/本業:士業/大学から本格的に競馬を始める。予想屋マスターを知り、理論的な競馬の分析に目覚める。リトル予想屋マスターを目指し、予想法を徹底的にコピーした。時間の制約があるため、芝オープンのみにフィールドを限定している。凱旋門賞の単勝万馬券、AJCCの288万円等の的中実績あり。「単勝多点」「変則フォーメーション」等多彩な馬券術に定評がある。「競馬の教科書」は個人出版ながら異例のベストセラー。「別冊」は予想屋マスターとの共著で再びベストセラー。日本一の競馬作家になるのが夢。Twitter(keiba_tamashima)