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【玉嶋亮メルマガ特典】資金管理シート
こんばんは!玉嶋です。
高回収 事例紹介
2022年に回収率100%を達成した競馬あれこれ氏をゲストに迎えて、その事例を紹介したいと思います。
◆自己紹介
はじめまして、競馬あれこれです。29歳の会社員、2021年8月から馬券を買い始め、2022年AJCC(アメリカジョッキークラブカップ)で、玉嶋さんの結果報告ツイートをキッカケに『競馬の教科書』を拝読し、競馬予想の心得と馬券の考え方を学びました。
◆1週間のルーティン
月火水木金(能力比較・予想)
JRA-VANを使って、特別登録されている馬のレースを見つつ、全頭診断(トラックバイアスやレース展開、タイムやペースを見て能力比較)を行い、玉嶋さんのツイートや 競馬YoutuberかずまさんのBOOKERS記事を見て、自分の予想と比較します。この時、気を付けているのは、見た記事と自分の予想が違っていたとしても、自分の予想は曲げないということです。
マスターやかずまさん、玉嶋の予想と食い違っている時や、答え合わせができない時でも、大穴だろうが高いレートでブチ込めれば、本物の予想屋です。答え合わせをした状況で馬券買うのと、それがない状況で馬券を買うのは、心理的なプレッシャーが違うはずです。答えらしきものがない状況で、本当にブチ込めるか?が予想屋の実力と思います。同じことをやるにも、プレッシャーを受けた状況で本当にいけるのか?カイジの鉄骨渡りが、そんな趣旨だったと思います。初めは真似をしてみることは、とても良いことです。慣れてきて、レース後に答え合わせをする訓練を積んでいけば、本当の意味での実力が付いてくると思います。
◆1週間のルーティン つづき
そして、金曜日の枠順確定後に予想屋マスターの『直前解説』を観て、能力比較や隊列のおさらいを行います。
土曜日曜(TB、オッズ確認)
下級条件やリステッドクラスの距離の近いレースを見て、トラックバイアスを確認します。ギリギリまでトラックバイアスを見極めて、行うのであれば印の付け替えを、ここで行います。
トラックバイアスには、距離はあまり関係ありません。下級条件でのトラックバイアスは非常に難しいため、判断材料を少しでも増やすため、全部のレースを見ることを推奨します(先週のコラムでも、同じ趣旨のコメントをしました)。ただでさえ判断材料が少ない中で、距離の近いレースだけを見て、本当にトラックバイアスを読み切れるでしょうか?仮に、私にそれをやってみろ、と言われたら「自信がない。せめて、芝の全レースを見せて欲しい」と言うと思います。大事なことなので何度も言いますが、馬場の見極めは、そんな生易しいものではありません。これをやらずに馬場を読み違えたら、「やるべきことをやらずに、予想を間違えた」と、自分なら翌週から予想に自信を持てなくなると思います。
日曜夜(回顧)
どうレースが展開していったのか、どの位置でレース運びをした馬が勝ったのか、展開読みやトラックバイアスの読みが合っていたか?を確認します。
◆心境の変化
初めはゲームから競馬に興味を持ち、ビギナーズラックで83.3倍の単勝を的中させました。「折角やるならしっかり勉強してから」と血統の本を読み、気付けば血統にのめり込んで馬券を買っていました。
競馬を始めた当初も、競馬に詳しい友人からは、競馬新聞の調教欄、印、血統を見て馬券を買うのだと教わり、毎週馬券を買い続けました。その結果、3か月で30万円オーバーのマイナスを垂れ流していました。それでも「これがギャンブルだろ」と思いながら競馬を続けていた時に、玉嶋さんの『競馬の教科書』に出会いました。
そこには、「競馬の必勝法」も「競馬は勝てる」とも書いてありませんでした。Amazonでしか買えない自己出版本であり、最初に読み始める時は、正直言って、「この本、大丈夫か?」とかなり不安でした。
私が出来ていなかった事が沢山書かれており、衝撃を受けたことを覚えています。その後は、パドック解説や、1レースごとに予想を出す新聞記者の方は、「あれは仕事でやっているのだな」と思える様になり、真に予想をするための何たるかをこの著書で学べました。
◆2022年の成績(参戦レース数、的中率、回収率、メンタルコントロール)
参戦69R、的中率18.8%、回収率100.1%
2022年の2月初めから『競馬の教科書』の教えを実践し始めたので、実際は50R程度で、1月はまだ買い方はデタラメだったのですが、それでもここまで回収率を持ってこれたのは、以下の事項を怠らなかったからだと思います。
・徹底的な能力比較
・トラックバイアスの確認
・余分なレースの削除
・生活に支障のない範囲での馬券購入
・レース後の回顧
これらを徹底するのとしないのとでは安心感が違います。ここまでやってハズレたのであれば「やることをやったのだから、仕方ない」と割り切って、前向きな気持ちで次のレースへむかうことができます。
過去に自分は、2021年ローズSにて、エイシンヒテンという馬が気になりつつも、何故かオパールムーンの複勝に1万円賭けていました。当時はまだ競馬を初めて数週間、結果はエイシンヒテン2着、オパールムーンは14着、レース後ショック性のストレスで左耳がしばらく聴こえない生活を送り、大変な思いをしました。
しかし、上記の事項を1つも守っていなかったので、今思えば必然だったとも言えます。
メンタルは競馬を続けるための最重要ファクターとも言えるので、今後はこんなことをしないためにも、肝に銘じておきたいと思います。
◆2023年の展望
年間予算30万円
土日OP以上 1R+海外競馬
参戦50R程度
週1R予算3000~5000円
設計回収率 110%
メイン券種:馬単・馬連
重きを置きたいのは収支管理、ハズレてもなんとも思わないのですが、自信があると多めにbetしてしまう側面が出てしまう時があるので、玉嶋さん作成の資金管理シート等を利用して、常時視認出来る様にしたいと思います。
◆最後に
私は競馬歴が短く、それでも回収率100%を達成出来たのは、少し自信になりました。
いつも玉嶋さんや予想屋マスターが言っているように、競馬の結果はコントロールできない水物です。今年はどうなるか分からない不安で一杯ですが、それを越えていけるよう、毎週毎週を大事に、粛々とこなしていきたいと思います。
思えば、必勝コラム第1回を務めたColumbia氏も、2021年は100%そこそこの回収率だったと思います。2022年は、メルマガ会員様がご存知の通り、回収率200%を超える成績を残しました。今年は、さらに成績を伸ばせるよう頑張ってください。
◆最後に つづき
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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雑談 AJCC振り返り
今週は、冒頭にどうしてもしたい話があって、雑談コーナーを設けさせてもらいました。AJCCの私の予想ですが、馬券を買うならガイアフォースが軸不動で、外れちゃったんですよ。問題はここからで、Twitterで「マスターと玉嶋のおかげで、ケンできたから正解」ってコメントが沢山付いたんです。
あー、確かにそうだったかも。
私の説明が不十分で、ミスリードしてしまったかも?と思ったので、私の予想が外れたタイミングで丁度良いと思ったので、ぜひ話しておきたいと思いました。①予想は当たっているけど、配当が安かった。予想の通り決着したけど、『参加料(控除率)』を抜かれるから、買わなくて正解。②予想が外れたから、買わなくて正解。「ケンする」の行動を執ったのは、①と思ったからで、ゲートが開く前は②にはならないと思っているはず。ゴールした後に「外れたから、買わなくて正解だった」って、結果論の極致だから、おかしいんですよ。「買えば良かった」と同じです。堅い決着にならないと予想するんだったら穴に張るのが正解で、見送りは正解じゃないです。自分の間違いを肯定しているというか。。。ポジショントークです。間違えたなら間違えたなりに、それは真摯に受け止めるべき。ここまでちゃんと説明しなかった私が悪いんですけど。
まあ、普通に予想すれば、そうなるよね笑。ガイアフォースは、菊花賞馬のアスクビクターモアに勝っている訳だし。結果的に、今回は3,4コーナーで外から被されて、菊花賞と同じような形になっちゃったけど。
あれは人気背負っていたから仕方ないですよね。ユーバーレーベンに被されちゃいましたけど、進路は残ってましたし、フタをされる感じでもありませんでした。あそこで無理に仕掛けていって垂れでもしたら、全責任が騎手に来ちゃいますし。被されて負けたら、騎手の立場なら関係者に「仕方ない」で説明できますし、無難に乗った結果、被されて最大出力を出せなかったと分析しましたが、どうですか?
その通りだと思います。あれだけ人気を背負ってたら、あまり強引にいけないよね笑。この乗り方見てルメール責めているようなら、もっと競馬を勉強しないとダメだと思います。玉嶋もよく言ってるけど、遊びやゲームじゃないから。責任重いよ。
◆雑談 最後に
新刊で「予想と馬券切り離せ!」と踏み込んでいるので、ミスリードしたらいけないと思い、この章を追加しました。
予想は予想、馬券は馬券。予想が外れたら、0点です。予想が当たった上で「見送りで良かったよね」と言えるのが最高の形で、次はそうでありたい、よりその最高形を少しでも増やしていきたいと思います。
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高回収 馬券戦略『冬競馬の予想』
【質問】
冬の競馬はタフだとか、一流どころが休んでいるとか言われていますが、マスターや玉嶋さんが予想で気を付けていることはありますか?
これは、ありますね。そういう意味で、このツイートをしました。それを今週の対談では解説したいと思います。とても大事なことなので。
これは、よく分かります。CBC賞のテイエムスパーダあたりがそうですよね?スピードの惰性だけで押し切ったレースとか。
そうです。AJCCの場合は、バビットとシャムロックヒルですかね。スローだった割には、アッサリ垂れて惨敗。予想としては、この2頭は即消したんですけど、馬場が良い時期だったら、もう少し悩んだと思います。ノースブリッジが好位から押し切ったのが対照的でした。外からは、エヒトとユーバーレーベンが差してきて。番付『小結』の馬が能力を出しきって、反対にガイアフォースは被されて『最大出力』不発だったという見方で良いと思います。ここで大事なのは、冬馬場の場合は、逃げや先行ポジションの馬は、能力が足りていないと残せないということです。
夏競馬の場合、多少能力が足りていなくても、先程のテイエムスパーダみたいな馬が残っちゃうことが結構多いですからね。どこまで恵まれるか?逆転できるか?を見極めるのが、難しいことが多い。
本当にその通りで、しかもこういう時ってオッズが割れちゃうんですよね。開幕週で、「ちょっと能力が足りないけど、単騎で恵まれそう」が見え見えの時は、困ります。どこまで恵まれるの?それで、好走できるの?という意味で。私の場合は、結構見送っちゃいますけど。
【結論】
冬競馬の予想では、夏競馬ほどトラックバイアスに神経質になる必要がない。特に、強くない逃げ・先行馬が押し切るのは、内が有利なトラックバイアスであっても、馬場がタフでバテやすいから容易ではない。夏競馬よりも、若干『トラックバイアス』より『能力比較』に寄せて予想をする。
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『シルクロードステークス』展望
①ウインマーベル、②トウシンマカオ、③ナムラクレアが中心。過去のレース結果と内容から、敢えて優劣をつければ②≒③>①。但し、有意な差はなく、ほとんど横一線であるため、トラックバイアスと展開次第で簡単に逆転できるくらいの差しかない。
マッドクールは連勝中だが、スプリント重賞の水に慣れてきた①②③相手に通用するか?は蓋を開けてみないと分からない。
また、番付で1ランク下に何頭かいるが、①②③をまとめて沈めるまではどうか(1着)?この先は、各個人の割り切りや馬券戦略のハナシに入っていくので、私は深入りしない。
スプリント路線 2023年 展望
2022年は、スプリント重賞が行われる度に勝つ馬が目まぐるしく入れ替わる年であり、混沌としていた。G1を勝った馬もナランフレグ、ジャンダルムと、一流とまで言えるかは疑問。
また、スプリント路線の中で、能力最上位と私が評価しているメイケイエールは、ダノンスマッシュや転戦してきたグランアレグリアには見劣りする。
シルクロードSや、高松宮記念までのステップレースで4歳馬が活躍するようなことがあれば、スプリント路線の混沌とした勢力図が一気に変わる可能性がある。
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『シルクロードステークス』番付
横綱
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大関
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関脇
ウインマーベル
トウシンマカオ
ナムラクレア
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小結
エイティーンガール
キルロード
グルーヴィット
シャインガーネット
ファストフォース 他
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前頭以下
(作成中)
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秘密兵器
マッドクール
※番付の意味
1ランク差
→枠順、トラックバイアス、展開次第では逆転可能。
2ランク差
→枠順、トラックバイアス、展開に恵まれても逆転困難。
秘密兵器
→過去のレースから、番付上位と互角に渡り合える可能性を秘めた馬。
※番付は、過去のレースにおける最大出力を評価する指標であり、この序列の通り決着することを示すものではありません。
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以上を踏まえて、当日の枠順、馬場状態、オッズを確認して検討します。
メルマガ作成者:
玉嶋亮
メルマガ発行人:
予想屋マスター事務局
★新刊★ 予約開始!! ¥1,980
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。