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こんばんは!玉嶋です。
早速ですが、今週末の『AJCC』予想のポイント、番付について、玉嶋の見解をお届けします。
必勝コラム あっきー 回収率127%
■自己紹介
Xアカウント【あっきー】と申します。競馬歴3年の35歳会社員です。競馬を始めたきっかけは、たまに遊びで競馬をやっていた妻から誘われ、クロノジェネシスが勝った有馬記念に参戦したことがキッカケです。それから競馬にはハマり、毎週のように重賞、OP特別、平場。。。ときには1日中(36R)馬券を見境なく購入する日もありました。
■玉嶋亮と「競馬の教科書」について
競馬を始めて半年ほど経ったころツイッターにて玉嶋さんの投稿が目に入りフォローをしました。当時は週中から「消し」「消し」「消し」と次々と人気馬まで消し評価を投稿されていたのが印象的で、玉嶋さんの各馬の評価、購入馬券を参考にしたり、ときには馬券を丸乗りして購入していたこともありました。
「競馬の教科書」については玉嶋さんが本を出され宣伝されているぐらいの認識で、当時は正直まったく興味がありませんでした笑。ついでに言うと、競馬について勉強する気もまったくなかったです。
それから月日が経ち2年目(2022年12月)を終えようとしたとき「競馬の教科書」の新刊発売記念にて「ピンク本」が無料配布されていたので「無料なら読んでみるか」と読むことに。。。
■「競馬の教科書」を読んで変わったこと、変えたこと
●やめたこと
過去10年データ、騎手買い、馬体・追い切り・パドック評価の参考、適性を重視、平場と2歳戦の参戦等。。。他にも多々ありますがこれらが代表的な項目になります。
●始めたこと、変えたこと
①年間の資金管理(資金管理シート)
まずは資金管理。予想屋マスターのサイトで配布している「資金管理シート」をアレンジして活用しました。予算を決めることによって、参戦するレースを厳選できたり、レートを一定にしたりすることができました。さらには、レースの参戦率や的中率、回収率、馬券ごとの的中率、回収率などを把握することで自分の立ち位置を知ることができました。
「自分がどう競馬と付き合っているか?」を数字で見える化することによって、如何に無駄な馬券を買っているかを知るキッカケとなり、それまでの競馬の付き合い方を見直すことに繋がりました。
②出走馬の能力比較
玉嶋さんが毎週のように「基本の徹底」として配信している出走メンバー同士の能力比較。これまでもなんとなくやっていたような感覚でいましたが「競馬の教科書」や予想屋マスターの解説動画を見て、いかに自分が能力比較できていなかったか、おろそかにしていたかを思い知らされました。
要は中途半端で、検証が甘かったということです。週中に出走馬の過去のレース映像を確認し、馬柱だけでなくレース内容を分析、予想屋マスターの解説動画を見るのを日課にしています。 能力比較をした後、1着、2着、3着候補に振り分け、そこから更に1着、2着、3着候補の中で優劣を付けます。
1着候補:○○>○○=○○>○○ 2着候補:○○=○○>○○。。。参考になるような対戦がなく比較が難しい場合でも極力優劣を付けるように意識しています。週末に枠順、オッズ、予想屋マスターのTB表見て1着、2着候補の中から妙味がありそうな馬券を選択し購入するという流れです。
※週中に自分で能力比較をしていないレースへの参戦は絶対にしないルールにしています。
③レース後の回顧
『競馬の教科書』を手に取るまでは、的中したレースを見返すことはありましたが、外れたレースを見返すことなどありえませんでした。それを改めて、馬券を買う・買わない、的中した・しないに関係なく自分が能力比較や予想をしたレースについてはレース後に必ず見返すよう徹底しました。
ぶっちゃけ言うと、初めは「回顧なんて、退屈だ」と思いましたが、それをやることによって、なんとなくですが馬のキャラや、どんなときに好走したかなど自然と覚えていることが多かったように思います。そして次回以降のレースにおいて、その馬たちの自走出走時に能力比較の材料に繋げられていたように感じます。
④馬券について(券種と買い方)
以前は馬連、ワイド、3連複の3種類の馬券を購入していました。購入するからには、やはり的中したい思いが強く、人気馬同士の馬連ワイドやなんとなく3着になら入れそうな穴馬をワイドや3連複で購入し点数が嵩んでいた上に的中しても配当も渋いことが多々ありました。
そこで、予想が中途半端になってしまうワイドと3連系の購入やめ、単勝・馬連・馬単を軸に変更。これにより、能力比較を踏まえた上で、3着候補の馬を予想やオッズ動向など気にすることがなくなり、思考がよりクリアに。その結果、1,2着候補馬を当てることに注力できるようになりました。
ー玉嶋コメントー
いつも言っていますが、1着は特別、2着はその次、大きく離れて3着。3着をビタビタに当てるのって、実は物凄く難しいんです。私の馬券をよく見る方ならご存知だと思いますが、私は三連系、延いては三連単を使うことは滅多にありません。
使うのは『L-H型』で極に振って、ガツンと跳ねる高配当を狙うときだけです。少し脱線しましたが、三連系って、難しいんです。もう少し踏み込んで言うと、『H-H型』の三連系って、「少しでも高配当にしたい」という欲張りなファンが群がります。その結果、期待値が低くなってしまうことが多いので、個人的にはあまりオススメしません。私が『H-H型』で三連系を好んで使わない理由でもあります。
ーつづきー
次に、多くのシーンで、軸馬を1頭ではなく2頭に変更しました。軸を2頭にすることで1頭が飛んだとしても、もう1頭が好走してくれ的中できるケースが多々ありました。当然的中時の回収率は減りましたが、それ以上に的中率を上げることができ、結果的には全体の回収率も上げることができました。言うまでもなく、安定感も増しました。
ー玉嶋コメントー
このコラムを読んだ方へ、念のために注意喚起ですが、無闇に軸を2頭で固定にすれば良いというものではありません。1頭ずつ丁寧に見ていって、その結果2頭軸ならOK。そうではなく、丁寧に見ていった結果、軸1頭ないし軸3頭のような場合もあると思います。杓子定規で競馬をやらず、ちゃんと丁寧に見ましょう。臨機応変に対応するというのは、しっかり分析して、最適解らしきものを自分で考えるということです。
ーつづきー
単勝、馬連、馬単の3種を購入することで的中率、回収率ともにバランスよく安定した成績を出すことに繋がったのではないかと思います。こうして自分の予算やスタイルに合った馬券の買い方を見つけることができたことも大きいです。
■近3年の成績
https://twitter.com/keiba_tamashima/status/1747382432154911119?s=19
■2024年目標
2023年は、2022年に比べると大幅に参戦数を減らすことができましたが、それでもまだ多いように感じます。また、序盤は試行錯誤していた部分もありレートを例年より下げて購入していたので、今年は予算を増やし、回収額も意識していけたら良いなと思っています。
予算 30万/回収率 130%以上/参戦率 60%以下
最後までお読みいただき、ありがとございました。
●リバティアイランド ドバイSCへ
「ドバイターフじゃないんだ」という声がTwitterでチラホラ見られました。何故、ドバイSCなのか?リバティアイランドは、ジャパンカップでイクイノックスを除く現役最強クラスの古馬(スターズオンアース、ドウデュース)を相手に力勝負で先着しました。
現役最強最も稼げるルートはドバイSC⇒ジャパンカップ(ボーナスもある)。適性面では、「ドバイターフもありかな?」というのは否定できませんが、稼げる賞金格差が全然違うので、ドバイSCを選ぶのは至極当然と言えます。今後も、現役最強クラスの馬は、ドバイSC⇒ジャパンカップを目指す流れが加速しそうな気がします。現役最強馬が凱旋門賞を目指さなくなる機運が高まりつつあるのは、少し寂しい気もしますが。。。
AJCC 番付(あいうえお順)
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横綱
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大関
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関脇
ボッケリーニ
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小結
カラテ
ラーグルフ
他3頭
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前頭以下
上記以外
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※モリアーナは、秋華賞で『小結』レベルのドゥーラに完敗だったので。。。
つづき フルオープン番付▼
https://twitter.com/keiba_tamashima/status/1747251807049678983?s=19
番付の意味
1ランク差
→枠順、トラックバイアス、展開次第では逆転可能。
2ランク差
→枠順、トラックバイアス、展開に恵まれても逆転困難。
秘密兵器
→過去のレースから、番付上位と互角に渡り合える可能性を秘めた馬。
※番付は、過去のレースにおける最大出力を評価する指標であり、この序列の通り決着することを示すものではありません。
以上を踏まえて、当日の枠順、馬場状態、オッズを確認して検討します。
メルマガ作成者:
玉嶋亮
メルマガ発行人:
予想屋マスター事務局
玉嶋亮 公式HP 全6タイトル▼
30代半ば/本業:士業/大学から本格的に競馬を始める。予想屋マスターを知り、理論的な競馬の分析に目覚める。リトル予想屋マスターを目指し、予想法を徹底的にコピーした。時間の制約があるため、芝オープンのみにフィールドを限定している。凱旋門賞の単勝万馬券、AJCCの288万円等の的中実績あり。「単勝多点」「変則フォーメーション」等多彩な馬券術に定評がある。「競馬の教科書」は個人出版ながら異例のベストセラー。「別冊」は予想屋マスターとの共著で再びベストセラー。日本一の競馬作家になるのが夢。Twitter(keiba_tamashima)